今日、アメリカの高速道路安全保険協会(IIHS)の発表した報道で、アメリカ向けの2016年型乗用車で安全性の最高評価基準「トップセーフティーピックプラス」を満たしたのは、トヨタ自動車が9車種で首位、ホンダが8車種で2位だったと発表されました。全体の48車種中、日本メーカーが30車種と6割強を占めたという話です。
それはまあ、十分凄いと思います。
他の日本メーカーは4位が富士重工業の6車種。マツダと日産が3車種。三菱が1車種。
ちなみに、3位はフォルクスワーゲンとアウディで計7車種。
なかなか車種の載っていた記事がなかったんですが、見つけました。
http://car.lifelifelife.net/?p=8383
気になったのは日産。
3車種だけなんですね。まあ、これは最高評価基準ですので、通常の基準は満たした上でのさらに厳しい評価になるんでしょうけど。
毎月、新車販売台数の数字を見てますが、ここ最近、日産の車は3車種しか入ってないんですよね。
昔はもっとランキングに入っていた車が多かったはずなんですが。
こういう統計データを見る事の出来るページ→
http://jamaserv.jama.or.jp/newdb/index.htmlで見てみますと、国内での販売数はホンダが日産を上回っています。
ランキングに入っている車種もホンダの方が多いですし。何か、日産の勢いが感じられないというか…。
コマーシャルとかでも自動ブレーキの搭載をアピールしてますし、メールマガジンなどでも技術の日産、みたいなことをアピールしているんですが、先のような評価テストをすると、そうでもない結果が出たりしてねえ。
なんていうか、勢いが空回りしているような感じがする。
何でこんな事になってしまったんでしょうね。
電気自動車の販売拡大が裏目に出て、ハイブリッド車人気が当たり前になってしまった事で、想定が外れたというのも原因なのかなという気もします。
参考までに、先月の新車販売台数の車種名を以下に示します。上から順に1位2位と下がっていきます(30位まで)。
黒丸を付けたのはハイブリッド専用車かハイブリッドモデルのある車です。
実に30車種中20車種にもなります。
一応、スズキのマイルドハイブリッドと日産のSハイブリッドも加えてます。(^^;
●アクア
●シエンタ
●ヴォクシー
●カローラ
●フィット
ノート
ヴィッツ
●プリウス
●ヴェゼル
●クラウン
●ノア
デミオ
●ソリオ
●ハリアー
ステップワゴン
●シャトル
●セレナ
●エクストレイル
●インプレッサ
●ヴェルファイア
●エスクァイア
パッソ
●アルファード
●フリード
ランドクルーザーW
フォレスター
CX-3
スペイド
●アクセラ
CX-5
ステップワゴンもハイブリッド化の記事が出てきたりしますし、遅かれ早かれハイブリッド化はされるでしょう。
ここまでの状況になってしまうと、商売上、ハイブリッドモデルは必要になりますわな。
来年にトヨタのハイブリッド関連特許が切れ始めるらしいので、発売する車種も増えるかな。どうなるかは分かりませんけど。
日産は何年か前に2015年度中にハイブリッドモデルを拡充する、というような話をしていたはずですが、どうなったんでしょうね。
現時点ではエクストレイルだけですし。次に出そうなのはモデルチェンジでセレナかな。
スカイラインハイブリッドとか値段のかなり高いのはともかく、普及価格帯の車ですね。
さて、各メーカーの展開はどうなるんでしょうね。
Posted at 2015/12/11 22:28:30 | |
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