2020年03月28日
ちょこちょこ暑くなったり寒くなったりと、気温の上下が鬱陶しいです。
それでも、平均的に気温は上昇してきているので、燃費も改善してきています。
いい傾向です。(^^)
通勤燃費の往路で30km/Lを越える事もちらほら出てきました。
燃費が良いのはいいんですが、やっぱり不思議なんですね。
IMAだと分かりやすいのですけど、i-DCDはどうも不思議でして。
IMAは基本的にモーターアシストが基本で、一部のシステムで巡行時にモーター走行が出来るものです。
特にモーター走行が出来るIMAシステムだと、勿論モーター走行が出来るんですが、モーター走行すると駆動用バッテリーが減りますし、規定値まで減ると強制的にエンジン駆動の充電になってしまいます。
問題はここなんですよね。
このエンジン駆動の強制充電(俗に充電モードとか言ってたりしますけど)になると、結局、そこでモーター走行で稼いだ燃費が飛んでしまうわけです。
これがi-DCDだとまるで違うんですよね。動作も違うし、結果も違う。
同じ1モーターのパラレルハイブリッドなんですが、ほんと、完全に別物です。
IMAと違ってi-DCDはモーターだけで走れる速度域が大幅に拡大されてます。
モーター発進も出来ますし、90km/hの高速走行でもモーター走行が出来ます。
逆に純粋なエンジン走行があまりなんですよね。
満充電近くなっていると、純粋なエンジン走行も有り得ますが、ほとんどの場合はエンジン駆動の充電動作が入った、充電走行になっていて、そうじゃない場合はモーター走行という動作が多いわけです。
IMAだと、このエンジン駆動の充電動作で燃費がかなり悪化してしまうのに対し、i-DCDでも、燃費は勿論悪化するんですが、モーター走行とかで取り返してしまえるというのが、不思議なわけです。
あと、思ったほどモーターアシストになってないというのも、不思議。(^^)
普通に加速していく程度だと、モーターアシストどころか、エンジン駆動充電してるんだもん。
まあ、素人なりに考えてみると、やはり、駆動用バッテリーをリチウムイオン電池にした事が大きいんだろうなと。
充放電電力がニッケル水素電池より大きいですから、充電にしても、復活するのが早いんですよね。
IMAだと普通の巡行時は普通にエンジン走行ですが、i-DCDだとモーター走行かエンジン駆動充電走行という状態が多いんですよね。
それでも、やっぱりおかしいような気がするわけで…。(^^;
気がするといっても、満タン法でもそれなりの燃費結果が出てますから、IMAより燃費性能がいいのは間違いないんですけどね。
車がIMAからi-DCDに変わった時の驚きといったらなかったですね。
挙動が全然違うんで、悩んだのなんの。IMAで常識にしていた事がかなり覆ってしまいましたしね。
ハイブリッドシステムと一言で言っても、みんな違いますからねえ。
同じホンダの物でも結構違うのに、メーカーが違うとさらに違いますし。
こういう動作の違いというのはハイブリッドならではの楽しみ(?)ですね。
面白いものです。
※補足事項
本文で取り上げているIMAはFD3シビックハイブリッド末期型のものを基準にしています。
同様にi-DCDはグレイスハイブリッド後期型のものを基準にしています。
Posted at 2020/03/28 21:34:07 | |
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