YouTubeで色々と動画を見たりしてますけどねえ。
車関連だと、割とハイブリッド車の問題点とか欠点なるネタのものがちょこちょこあります。
まあ、言わんとしてることは分からないではないですけどね。
大抵は駆動用バッテリーの劣化・寿命問題ですね。
初代から2代目あたりのハイブリッド車であれば、割と劣化による交換とかはあったでしょうけど、3代目くらいからになると、結構減ってたでしょうしね。
基本的には車両寿命と同等という想定で、設計されているはずなので、よほど使用環境が厳しいとかでもなければ、交換になることは少ないかと。
勿論、無いとはいえないですけどね。自分も交換したことがあるくらいなので。といっても、自分の場合は保証期間の延長が出ていた、製造時に問題があったという可能性があるという事例でしたから。
もう一つは、これも駆動用バッテリーに関することですが、バッテリー製造時における環境負荷が大きいというもの。
まあ、これもいいたいことは分からんではない。
でも、これに関してはちょっと視野が狭いのではないかと思ったわけですよ。
どういうことかといいますと、誰も言及していないんですよね。
自分でも何か資料がないか調べてみたんですけど、出てこない。
検索してみたけど、ほんとに出てこない。
それは何か。
バッテリー製造時の環境負荷については言及するのに、ガソリン製造時における環境負荷については言及が全然無いんですよ。
おかしくない?
ガソリン製造時の環境負荷という件について色々と検索してみるものの、多少出てくるのはガソリン製造時におけるCO2排出量とかについて。
ガソリン製造時にも環境負荷はあるはずなので、燃費性能が悪ければガソリンの消費が増えるので相対的に環境負荷も増えるはずで。少なくとも、減ることはないわけで。
それと、CO2の排出の観点からすると、ガソリンの成分として硫黄分とかを出来るだけ除去する処理をしてるんですね、現在は。
ところが、この除去処理をするとその分ガソリン製造時のCO2排出量が増えるそうで。
こんなこと、調べるまで知りませんでしたよ。
なので、もっと広い視点で見ないと駄目ですね。
あとね、ハイブリッド車とガソリン車のコスト比較ね。
これも、個人レベルの話だけなので、視点が変わるとどうか。
個人レベルの負担、つまり、視点が「私」なのに対して、国家単位とかの規模の視点、つまり「公」の視点で考えるとまた違うことになってくるはずで。
排気ガスの排出量だけ考えても、国家規模で考えると、燃費性能の違いや、稼働しているエンジンなどの数で、かなりの量の差が出るわけです。
分かりやすいのが
北京の大気汚染。
衛星画像で分かるほどの違いが出る。
燃料消費が減れば排気ガスは減るわけです。ごく単純な話。
実際、日本の石油業界は石油の消費量が減っていることを報告書で出してましたからね。
あと、ガソリンの主成分は炭化水素ですが、添加物は結構謎が多いというか、詳細はわからない。
基本的な添加物の情報についてはなんとか見つけましたが(12ページ)、実際の製品情報としては分かりませんでした。業界に入れば分かるのでしょうけど。
つまり、実際に何を燃やしているのか(何を添加されているのか)、知らずに使っているわけです。
古い話ですが、有吉佐和子という小説家が複合汚染という環境汚染問題についてのドキュメントというか、ノンフィクションというか、その作品で触れられていたガソリンの添加物に関する話で、やはり、企業秘密だかなんだかで謎だということを書かれてましたね、確か。
これもまた関係ないですけど、この作品中で出てきた事件(事故?)について、本当にあったのかと、新聞の縮刷版をわざわざ図書館にまで行って調べたことがあります。本当にありましたけどね。(^^;
ちょっと話が脱線しましたが。
こんな点から見たネタを書いたり動画にしたりしたのを見たことがないから、誰も気付いていないのか、あえて触れていないのか。
さて…。
Posted at 2024/09/15 20:21:06 | |
トラックバック(0) |
ハイブリッド | クルマ