長野県軽井沢町で、スキー客らを乗せたバスが崖下に転落した事故。
運転手二人を含む14人が死亡で27人が重軽傷だそうです。
近年のバス事故としてはかなり酷い規模だそうで。
亡くなってしまった方にはご冥福をお祈り致します。
生き残られた方には早く回復出来る事をお祈り致します。
さて、問題となるのは事故の原因。
複数の要因が重なっているように思えます。
直接的か間接的にかは分からないですが、少なくとも問題点になるのはバス会社が運転手に健康診断を13人中10人に受けさせていなかったということと、適性診断も14人中2人が受けていなかったと。
会社がこういう対応をしている時点で、安全とかに対しての意識が薄いと思えます。
国土交通省から改善の指示も受けていたと報道されています。
健康診断を受けさせていなかったからといって、即事故につながるわけではないですが、こういうよろしくない対応の積み重ねが最終的に大きな問題にまで発展してしまうわけです。
こういう会社ですから、他にも色々と問題があったのであろう事は推察出来ます。勿論、単なる推察ですからなかったかもしれませんが。
もう一つ気になったのはバスが自動ブレーキ搭載が義務付けられた車両だったか否か。
残念ながら搭載が義務付けられる前の車両だったそうで、自動ブレーキは搭載されていませんでした。搭載されていたから防げたかどうかは分かりませんが、軽い事故で済んでいたかもしれません。
交代の運転手も乗っていたという事ですので、0次安全までの部分で防ぐ事が出来なかったという事でしょう。
自動ブレーキもありませんので、1次安全対策は無いのと同じでしょうか。
運転手がどのような状況に陥ったかが分からないとこれ以上は何とも言えないですが、運転手は二人ともベテランだったという話です(ベテランだから運転がうまいかどうかは疑問ですが)。
仮にきちんと安全運転する人だったとしたら、やはり突然の病気等の発症か、過労などによる居眠りとかも考えられますが、真相はまだ不明です。
車両は2002年10月に登録という事なので、車の故障などによるトラブルかもしれませんし。
この辺は真相が究明されないと分からないところです。
バスも含め、特に業務用車両における事故の防止・削減には、自動ブレーキを含めたある程度の自動制御システムの運用は必要だろうという事は、この
1月7日でもコメントに書いた通りです。
ほんの一週間ほど前に「特に客を大勢乗せたバスなどは事故があってはならないのです。」と自分で書いています。
とにもかくにも、真相の究明が待たれます。
Posted at 2016/01/15 20:56:56 | |
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