アニメーションの話は一旦終わりにしたので、次に時代劇。
現状、新作の時代劇はかなり少ない。
作れる人が減っている事もあるし、視聴率が取れないという事もあるようで。
長寿番組だった水戸黄門も終わったわけだし。
当たり前であるが、時代劇なので、現代劇と同じようにはいかない。
当時の風俗習慣などを土台にした上で、作らねばならない。まあ、時代劇といっても、完璧に時代考証が出来ているかというと、そうでもないようですがね。
ただ、ある程度の範囲は出来ていないと、あからさまに嘘になりますわな。
私が現在録画しているものとしては、大岡越前の再放送だけであるが、本当は他にもいくつか欲しい作品がある事はある。
しかし、それをやり出すと大変な事になるんだよな。
時代劇は1時間枠のものがほとんどなので、録画し出すと容量の消費が半端ない。
ソフト化されていないものとして「さむらい探偵事件簿」という作品がある。
この作品は正確にいうと、時代劇とは言えない。時代劇モドキというか、時代劇風ドラマである。
そもそも、江戸時代に探偵なんて言葉も商売もない。
かつて「探偵物語」という松田優作が主演したテレビドラマ(同じタイトルの劇場作品があるがそれは別物)のスタッフが作ったものである。
探偵物語にしても、さむらい探偵事件簿にしても、中身はそうとうぶっ飛んでいる。遊びも多い。
さむらい探偵事件簿でどのくらい遊んでいるかというと、時限爆弾は出てくるは、ルーズソックスの女の人の足が一瞬映るとか、最終回にいたっては主演の高橋英樹が現代の衣装で出てくるとか、まあそんな感じ。
時代劇版「探偵物語」というコンセプトだったらしいが。
これ、ソフト化して欲しいんだよな。今時、こんなはちゃめちゃな作品ないし。
肝心な大岡越前の話を全然書いてないな。
私が見ているのは加藤剛が主演のものである。近年になって新しく作られたものは見ていない。
基本的には今でいうところの刑事物+裁判物ということになるが、内容的にそうでない場合もある。
基本は事件発生→捜査→犯人逮捕→裁判という流れになる。
時代劇だが、殺陣のシーンで切り殺す事は少ない。というのは、捕まえて裁かなければいけないからである。
なので、状況的に切羽詰まっていてやむを得ない場合に大岡越前が「やむを得ん、切れ」と指令を出す事もある。滅多にないが。
勿論、犯人側が切り殺したりするシーンはある。
大岡越前自体は実在の人物だが、大岡裁きとされる話の多くは後に作られたものらしい。勿論、実話もあるが。
脚本や演出はかなり安定している。というか、ベテラン勢が作ってるというのもあるだろうが。
ゲスト出演の俳優も、おっ、と思う人が出ている事があり、そういうのを見るのも面白い。
ウルトラマンでハヤタ隊員を演じた黒部進とか、ウルトラセブンでモロボシダンを演じた森次晃嗣とかも時々出ていたりする。
一番珍しいと思われるのは池田秀一かもしれない。機動戦士ガンダムでのシャアの声優として有名な人である。この人が俳優として大岡越前に出演している。
気になる人のために書いておくと、
大岡越前第4部第14回「巷談・縛られ地蔵」に出演している。
影の軍団とかも欲しいが、なかなか難しいものである。
Posted at 2016/08/04 22:18:57 | |
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