マルチェロ　ＸＸのブログ一覧

最近、国営放送で連続放 送されていた
オウム真理教の番組を全て観ました！

当時の衝撃を思い出したり
サリン事件時に新宿駅で勤ていた知人の
恐怖だった話しを聴いた事も思い出しました。

今となっては教祖麻原の証言以外は
教祖の推移や事件の概要が解明されたので
特異で怪しい教団の雰囲気も幾分慣れた？
気もしますが、当時は正体不明の教団と言うか
怪しい団体と奇行と言動が戦慄でした。

で…番組内で当時の麻原の説法や言動を
専門家の教授や学者が分析をしてました。

宗教の教祖や例えば詐欺師なども話術には
長けている！とは思ってましたが、
改めて解析して言葉を聴き取ると
話術の中の駆け引きや言葉や
自分の求めている考えを相手から引き出す話法が
実に巧妙で計算しつくされていました。

しかし決して饒舌でも言葉巧みでも無い！
この事から、訓練したり学習した話法では
無く、持って生まれた感性の様でした。
当時、教団の広報で現在、他の宗教である
上祐氏でさえ、あんなに頭の回転が早くて
饒舌だったのに麻原に陶酔してたのだから…

私も営業接客で色んな会社で勉強会やら
講習会、メーカーの資格で話法やらを
叩き込まれた経験もありましたが
その中で良く使われる話法に

オウム返し！

と言う基本的な受け応えがありますが
麻原は、そんなレベルでは無く
テレビでは無く実際に対面したならば
かなり威圧を感じて圧倒されたであろう…と
今更ながら思いました。

風貌や行って来た世の中から逸脱した事から
決して許される事は出来ないオウムと麻原ですが
ある意味凄いとさえ思ってしまいました。

実際に幹部の中には京大出身やらエリートも
含まれてたのをマインドコントロールしてた
事を考えても、ただのカリスマだけでは
無かった『なにか？』があったのだろう…と

そんな能力を違う正しい何か？に使えば？
それなりの功績を残したのでは？とか
安易に思うのは沢山の被害者の方々にとっては
失礼極まりない事でしょうけど…

そんな事を色々と感じた番組でしたが
死刑囚になりながら
ポアされずに収監され続けてる麻原は
毎日何を想ってるのでしょうかね？