
現在、我が家には3台のデスクトップパソコンがあります。家庭用メイン、仕事用、オーディオ用(パーツはお下がり活用)です。
現在のパーツは2016年にWindows7のWindows10への無償アップグレードのタイミングで入れ替えたもの。このまま生涯使おうかとも思ってましたが、意を決して主要パーツを更新する事にしました(まだ当分くたばりそうもないし^^)。
メインパソコンは今度こそ生涯使えるハイエンドを目指してますが、仕事用はせいぜいあと2~3年だと思うので今まで通りCore i7クラスにして、まずはこちらを換装しました。
選んだパーツは写真の通り、CPUは Core i7-10700、マザーボードは ASUS PRIME H470M-PLUSです。グラボとドライブ類はそのまま。起動ドライブも再インストールせずそのまま使います。
ケースは SilverStone の SG12 でキューブ型です。CPUの真上に電源が来るので、CPUクーラーがトップフローだとケース内の空気を奪い合って冷えないらしい(今までトップフローのリテールクーラーでしたが^^)。
そこで大手裏剣参と言うクーラーを購入しファンを逆向きに(上向きのフロー)で使う事にしました。

メモリは今のやつ(クロック2133MHz)の流用でも動くが、速度が落ちるのが嫌なので3200MHzのものを新規購入しました。Core i7-10700は2933MHzまでの対応ですが、速いメモリを装着しても2933MHzに調整されるので問題ありません(稀少な2933MHzメモリより3200MHzメモリの方が安い)。容量は少し増やして48GBにしました(16GB x 2 + 8GB x 2)。
組み上げて最初にやるのがBIOS更新で、Windows起動直後にやるのがChipsetのインストールです。ここでちょんぼがありました。ASUSの Driver & Tools サイトには最新のものが一覧表示されています。最初は何も考えずこれらを組み込んでしましました。

BIOS更新したら何故か古くなったような・・・。サイトを見直して「すべて表示」にしたら6/11版が2個あって0602と1208。どう見ても1208が新しそう。1208を入れ直しました。古いBIOSを入れると未対応のCPUではBIOS画面すら表示されなくなる危険がありましたが大丈夫でした。

Chipset(と思っていたもの)をインストールしても「不明なデバイス」が5個ぐらい残ってしまい変だなと思ってましたが、「すべて表示」にしたらインストールしたのは別用途のもので、最新のChipset Driverは2番目にありました。うっかりインストールしてしまった別用途ドライバは特に害はなく後でアンインストールしました。これで「不明なデバイス」は無くなりました。
Windowsのライセンス認証はライセンスをMicrosoftアカウントに紐付けしておけばハードウェアを変更してもライセンス認証が可能との情報だったのですが・・・。
WindowsにMicrosoftアカウントを作成したところ、ローカルアカウントも「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています」となっていました。
この状態でハードウェアを変更すると「Windowsはライセンス認証されていません」となり、「トラブルシューティング」、「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を順次選択し、MicrosoftアカウントのIDとパスワードを入力するとパソコン名一覧が表示され選択して認証を選べばOKと言う話でしたが、MicrosoftアカウントのIDとパスワードを入力したところで「要求は拒絶された」といった内容の短い英文メッセージが表示され終わってしまいました^^。話が違う。
その後、試みにWindows7のプロダクトキーを入力したら何と認証されました。
ネット上の情報も錯綜しているし仕組みが良くわかりませんね。(1)何もせず認証された、(2)Windows Updateをやったら認証された、(3)MicrosoftアカウントのIDとパスワードを入力したら認証できた、(4)Windows7(またはWindows8)のプロダクトキー再入力で認証できた、(5)再認証回数の上限に達したと言われて認証できなかった、といろいろなケースがあるようです。
昔のWindowsはインストールして4か月ほど経過するとハードウェアを変更したパソコンにインストースしても認証が通りましたが、そういった期間的な要素も関連しているのでしょうか?。
まあ何とか正常に動作するようになり、新旧のCPU-Z画面です。
CPUは Core i7 6700 から Core i7 10700 になりました。コア/スレッドが4/8から8/16と2倍になっています。

マザーボードは H170M-PLUS から PRIME H470M-PLUS になりました。

メモリは 32GB から 48GB に増え、ちゃんと2933MHz(表示はその2分の1ですが)で動いています。

ベンチマークではマルチスレッドが2.23倍、シングルスレッドが1.25倍になりました。CPU-Zのベンチマークはマルチスレッドの後にシングルスレッドをやるのでCPUが高熱になっていて不利のような気がします。最初にシングルスレッドをやったら結果が違うかも知れません。
K付きのCore i7 10700KはZ490チップセットのマザーボードと組み合わせるとオーバークロック可能ですが(その場合、発熱がもの凄くて水冷クーラー必須のようですが)、KなしのCore i7 10700はTDPが65Wでフル稼働時のクロックが抑えられています。しかしBIOSの設定で電力制限を緩和するとクロックを上昇させることができます。TDP 125Wまで緩和すると定格TDP 125WのCore i7 10700Kに近い性能になるはずです。
以前のASUSのマニュアルは日本語版も詳しかったのですが、今回のは簡易版でBIOS設定の詳細はバーコードを読み取るとpdfファイルが表示されるようになってました。しかも英語のみ^^。まあ何とか分かりますが。
Long Duration Package Power Limit と言うのがTDPの制限緩和です。

BIOS画面で Long Duration Package Power Limit を変更しました。Autoだと定格通り65Wになっています。最初95Wにして様子を見て最終的に125Wに設定しました。
CPU-Zでストレスをかけ、全コア100%稼働にした状態の65Wと125WのHWMonitorです。
65Wではクロックが3.7GHzに抑えられています。CPUの消費電力は65Wちょうどで、温度は57度、CPUファンは1082RPMで余裕があります(最大1800RPM)。
125Wでは4.5GHzまで上がりました(仕事で使う場合せいぜい稼働98%程度なので4.6GHzで動きます)。CPUの消費電力は125Wちょうど、温度は79度。CPUファンが1711RPMになっているので、このあたりが限界でしょう。

こちらは95Wと125WのCPU-Zベンチです。125Wではマルチスレッドで定格比1.14倍(Core i7 6700比2.54倍)になりました。シングルスレッドは若干悪化してますが、マルチスレッドでより熱くなった状態でテストしたせいでしょう。
まあ何とか目論見通り Core i7 10700 を Core i7 10700K に近い性能での運用ができるようになりました。
メインパソコンのCPUは AMD Ryzen 9 5950X (16コア32スレッド)にする予定です。11/5発売で最初は品薄になりそうなので完成は数ヶ月後になってしまうかも知れません。
ブログ一覧 |
パソコン | 日記
Posted at
2020/11/01 08:28:54