前回の投稿、最後の投稿ボタンを押し損ねてました。
日曜の作業で左リアのキャリパーのピストンが戻らず、ローター&パッドの交換ができなかったので、その日のうちにキャリパーのオーバーホールキットとスナップリングプライヤーを注文。
無事、昨日までにモノは届きました。
満を持しての今日の作業です。
キャリパーのオーバーホールキットは、正確にはシール&ブーツセットというようです。

開けて並べるとこんな感じ。

左右セットです。
サイドブレーキのシャフトのシールは2種類入っていて、合うものを使うのだそうです。
ちなみに、自分のロードスターの場合は溝のないBタイプのようです。
スナップリングプライヤーも買いました。

これはかさばりますね。
さて、今日は全部外します。

サイドブレーキを下ろして(緩めて)、ワイヤーを切ります。

フルードのラインも切ります。

この2本を切るとキャリパーを外すのはちょろいもんです。
外れました。

うーむ、ちょっと嫌な予感がします。
ところで、オイル受けのトレイが見当たらないので、植木鉢用の受け皿でフルードを受けてます。:-)
さて、日曜の作業では、ピストンを押し込む方向には動きませんでしたが、押し出す方向には動いてました。
まずはピストンを抜けないとどうにもならないので、六角レンチを回します。
どうやら、この方向(ピストンを抜く方向)には進むようですね。
これ以上ピストンが出てこないところまできたら、あとは引き抜きます。
コンプレッサーがあればエアで押し出すところですがそんなものはありません。:-)
そのかわりピストン引き抜き工具ならあります。
というわけで、ピストンはわりとあっさり出てきました。

それがこれ。
どうなんでしょうね、この状態。
控え目にいって(本当に控え目に)、交換したくなるレベルですな。
でも問題(?)はピストンだけでなくキャリパー本体も「うーん...」というレベル。

一応、シールキットも買ったことだし、落とせるだけ錆落として、組み直すだけはしてみましょう。
というわけで、写真はここまで。:-)
この後は、
1. ピストンを磨いて、
2. ピストンを磨いて、
3. ピストンを磨いて、
4. スナップリングプライヤーでスナップリングを外し、
5. アジャストボルトを外し、
6. サイドブレーキのレバーのシャフトを抜いて
7. 既存のシール類を除去し、
8. 全体的に錆や汚れを落とし、
9. シール類を取り付け、
10. 元の通りに組み上げ
るだけです。
この一連の作業の中で、何が大変かって、まずシール類の除去。
厳密には、サイドブレーキのレバーのシャフトのシールの除去。
こんなの交換したことないのでしょうね。
キャリパー本体と一体化してました。
これをどうにか除去して、次に大変だったのが、ピストンの組み付け。
六角レンチでアジャストスクリューを回すとキャリパー内部の中央にあるアジャストボルトが回ってピストンを押したり引いたりできるようになっています。
前提は、ピストンの内側のナット状の部分がピストンと一体化していること。
ここで、アジャストスクリューを回してもピストンが動かないときは、ピストンの内側でナット状の部分が空回りしています。
先日、ピストンが戻らなかったときも、滑っていたようですね。
そして今日も組み付け時に滑ってしまいました。
もう前にも後ろにもピストンが動かなくなってしまったので、仕方なくピストン引き抜き工具でぐりぐりと抜くと、ピストンの内側がキャリパー側に残ってしまいました。
もう絶望的。
次の車検の時にでもキャリパーASSY交換した方がよさそう。
あらためて組み直すと、
そして恐る恐るアジャストスクリューを回すと、...
ピストンはキャリパー内部に入っていきました。
よかった、滑ってないようです。
ピストンが押し込まれさえすれば、あとは簡単。
ローター替えて、キャリパーの土台を取り付けて、パッドを替えて、キャリパーも取り付けて、フルードのラインを取り付けて、サイドブレーキのワイヤーも取り付けて、あとはエア抜き...
おっと、今度は土曜に買ったばかりの逆流防止弁が粉砕しているのをみつけてしまいました。
こっ、これではエウーゴに勝てん
ではなくて、
これではエア抜きできまへん
一応、弁なしで管つないでバルブ緩めてブレーキペダルをガバガバ踏み込んでみましたが、感触的にはエア噛んでなさそう。
そうだ、明日金沢文庫方面へ行くから、トンカチにでも寄って逆流防止弁を物色してこよう。
というわけで、またまたつづく...
Posted at 2021/12/29 20:10:13 | |
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