高裁の不当判決

「あおり運転」認めず JR西日本社員に禁錮3年執行猶予5年の判決 高裁金沢支部

「11日の判決で、名古屋高裁金沢支部の森浩史裁判長は、バイクとの車間距離を見誤って車線変更をした可能性を否定できないと指摘。被告にバイクの通行を妨害する積極的な意図も認められないとして、1審判決を破棄しました。その上で本松被告に、過失運転致死罪を適用し、禁固3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。」とあるとおり、森裁判官は被告の車線変更を過失だとし、故意にバイクの通行を妨害しようとしていないと判断したが、実際のところどうなんだろう？

被告のドラレコに「くたばれ！」「ザマミロ！」などという音声が記録されていなければ、森裁判官の判断は一応まっとうなものに思える。だが、例えば電車内で不特定多数の人にナイフで切り付けるのと、満員電車内でエコバッグに何も包まずに包丁を入れていてたまたま誰かに刺さって死亡した場合とを考えた場合、前者は当然殺人（未遂）罪だが、後者であっても実際は感情を一切表さずに無言で誰かを刺し殺したということもある以上、どうなんだろうと思ってしまう（ただし、検察側が犯行を立証しなければならない）。

前にも書いたが暴走テロ罪（仮称）がない以上、とりあえずこういう輩は裁判せずにウクライナやミャンマー、アフガンなどに放置しておくか、アフリカのへき地で重労働させておけばいい。

【追記】神奈川県弁護士会の「岡口基一裁判官にかかる弾劾裁判について慎重な審理を求める会長声明」は的外れもいいとこ。