
2年目に入った「ばっしーのがれーじ」、昨日は沢山の1周年のコメント
を頂き、ありがとうございました。
プレゼント企画は来週月曜までです。どうぞご応募を・・・。
さて、おととい「JCCAニューイヤーミーティング」へ行ってから
旧車もいいなぁと思っています。
てなわけで、2年目の最初は恒例「名車・迷車」です。
19○7年デビュー車特集の続きです。
今日は1977年に出たクルマです。
「ダイハツ・シャレード」を取り上げたいと思います。
1977年秋、軽以外はトヨタ・パブリカ&初代スターレットのOEMといえる
「コンソルテ」、20系カローラをベースにダイハツ独自のボディを持った
「シャルマン」とダイハツの普通車はこんな感じでした。
老朽化した「コンソルテ」の後継として、新たな小型車を開発、
それが「シャレード」でした。(ちなみに「コンソルテ」のベースの
スターレットは翌年早々にハッチバックボディのKP61系になりました。)
「5平米カー」として、当時宣伝されました。
そのころは初代ホンダ・シビックから流行した2BOX・FF車が増えていく途上でした。
シャレード登場の翌年には、三菱ミラージュ、トヨタ・ターセル&コルサ、日産パルサー
などFF車が増加しました。
初代シャレードは翌1978年にクーペボディを追加、1979年・80年とマイナーチェンジを行い、
当時のFF車の1台として君臨しました。
1983年、シャレードは2代目になります。
1980年代に入って、FF車の市場はより活発になり、1981年のホンダ・シティ、1982年の初代日産マーチ
など個性的な2BOXが登場しました。
シャレードもこれらの仲間入りをすべく、初代の実用的なボディからスタイリッシュになりました。
この2代目はターボ、このクラス初のディーゼル、そしてディーゼルターボと技術的にも革新的
になりましたが、
忘れてはならないモデルがありました。
それが、

「シャレード・デトマソ」です。
当時イタリアのデトマソ社と提携していた関係で、ターボにデトマソのスパイスをふりかけた、
エボリューションモデルです。
実はうちの近所の修理工場でこれの白のデトマソ(おそらく1984年(昭和59年)式)が
30万円で売りに出されています。
これに気がついたのが先週土曜、しあさっての金曜が休日なので、もし売れてなかったら
見にいこうと思っていたのですが、今日さっき仕事帰りにそこの前を通ったら「商談中」の札が、
おそらく売れてしまいますね・・・。(泣)
もし、見て、刺さったら・・・夢の「旧車ライフ」が始まっているかも・・・。
30万でも、20年以上前のクルマなので、最終的には50万ぐらいになるかもね。
2代目は1985年にマイナーチェンジされ、1987年、3代目シャレードが出ました。

弟分のミラTR-XXに対抗して、ターボのホットバージョンは「GT-XX」を名乗りました。
この3代目は4WD、4drサルーン(「ソシアル」)、1000ccのみだったエンジンに1300も追加されました。
スタイルが平べったくなりましたね。そのころのホンダのシビックやCR-Xを意識したデザインですね。
バブルの時代の3代目からバブル崩壊後の1993年・4代目シャレードが出ました。

シャレードの伝統の1000ccは廃止され、1300と新たに1500、ターボはデトマソが復活、1600ccと、
レカロやナルディなどブランド品で武装しました。
シャレードはこの4代目が2000年まで作られ、1998年に出た「ストーリア」に後を託す形で
生涯を終えました。
「ストーリア」も1代で終わり、今は「ブーン」(トヨタ・パッソ)がシャレードの思想を
継いでます。
ダイハツは今年創業100周年だそうです。
その中で「シャレード」はダイハツ車の中でも「名車」にふさわしいでしょう。
Posted at 2007/01/30 19:47:25 | |
トラックバック(0) |
国産旧車 | 日記