
まず、ついにこの「日本の名車・迷車」が100回(実際は同一車種を複数回取り上げているため100回以上ですけど・・・)達成です。
まだ、みんカラを始めて間もないころ、手持ちの「自動車ガイドブック」の1967年ごろのクルマを取り上げたのがきっかけで「日本の名車・迷車」が始まりました。
それから約6年・・・このみんカラ「ばっしぃのがれーじ」の長寿ブログネタとなりました(笑)。
100回は通過点です。
これからも街で見かけたり、気になる国産旧車をこのコーナーで取り上げていきます。
******** ********
さて、記念すべき100回目のクルマは・・・国産スポーツカーしか思い浮かばず、しかも、このコーナーでまだ取り上げていない車種であります。
「日産フェアレディZ」です。
1960年代を代表する国産スーパースポーツといえば・・・トヨタ2000GTやマツダ・コスモスポーツですね。
1970年代はやっぱりこのフェアレディZ(の432と240ZG)とハコスカ&ケンメリGT-Rですね。
1980年代はまたこのフェアレディZ(Z31の300ZXやZR)とR30スカイラインRS、FC3SのサバンナRX-7ですかね。
1990年代はR32~34のスカイラインGT-R、ホンダNSX、マツダRX-7(FD3S)ですかね。
2000年代はR35の現行日産GT-R、そして今2010年代はレクサスLF-Aですかね。
と、70年代から現代まで、名だたる日本のスーパースポーツの1台が歴代のフェアレディZです。
まず、初代S30系です。
1969年秋に発売され、この「Z432」は当時のハコスカスカイラインGT-RのDOHCエンジンを積んだスーパーモデルでした。
1971年に輸出仕様と同じ2400ccを積んだ「240Z」発売。
やがて、第一次オイルショックにより、432と240Zは消滅し、代わり4人乗りの「2by2」が登場しました。
(輸出は引き続き2600ccもありました)
1978年、約9年ぶりに初の(「フェアレディZ」としては)FMCで2代目(130系)に。
2800ccと2000ccと2本立てで発売。
1980年に、「Tバールーフ」仕様追加、1982年に「ターボ」追加。
Z130といえば、やっぱりこれが有名ですね~。
ご存じ「西部警察」の「スーパーZ」です。
1983年、3代目「Z31」にFMC。
これまでの直列6気筒からV6エンジンに、さらにターボもついて発売当時国産車ナンバーワンの最大パワーを誇ってました。
これは前期(2年前のお正月に撮影)。
これは後期の「200ZR」です。
1985年に2000ccに「セラミックターボ」を追加、1986年にMCして迫力あるフォルムになりました。
1989年、4代目の「Z32」にFMC。
S13シルビアやR32スカイラインなど当時の日産車同様マルチリンクサスを採用。
時代はバブル経済真っただ中で90年代初頭はこのZ32も売れました。
このZ32、実に10年以上(2000年まで)作られました。
2000年にZ32の生産が中止され、2年間ブランクののち、フェアレディZは復活します。
2002年、「Z33」発売。
これは2006年のはじめにグアムの日産ディーラーで撮影した米国仕様です。
そして、2007年ごろ、カレスト座間で撮影した日本仕様の「Z33」です。
2008年、現行となる「Z34」発売。
2009年、カレスト座間で撮影。
2010年、フェアレディZ40周年。40周年記念特別仕様(2010年、横浜日産本社にて撮影)。
「Zロードスター」は「Z32」の時代からあり、これは現行のZ34ロードスターです(2010年、横浜日産本社にて撮影)。
以上、ざっとフェアレディZの歴史を振り返ってきました。
モータースポーツでは240ZGのサファリラリーの活躍や、歴代ZのアメリカのIMSAでの活躍が有名です。
だんだんグランドツーリング・カーになってきましたが、本当、歴代Z、どれでも日本の名車な1台であると断言できますね。
さて、次のフェアレディZはどんなクルマになるのだろうか・・・。
EVあるいはHVになる可能性も大きいですが、Zらしさを失わないでほしいものですね。
Posted at 2011/11/22 19:15:09 | |
トラックバック(0) |
国産旧車 | 日記