
関東甲信、東北の梅雨明けが発表された最初の週末、真夏日の予報にZ4でのオープンドライブは一休みして、シビックで久しぶりに奥多摩周辺をドライブ&探索してきました。

既に燦々と陽射しが降り注ぐ早朝5時に自宅を出発し、流れの悪い中央高速の上野原ICで降りて甲斐の猿橋を初訪問。

5台ほど停められる駐車場に停めて、辺りを散策。
確かにここは何かのついでに訪れるのがベターな景勝地ですね。

まだ爽やかな涼風が心地良い時間帯なので、犬の散歩のおじさんに混じって朝の散策を楽しみました。

追記:この記事を書いている途中で、この下を流れる桂川で女児が溺れたというニュースが流れてきました。助かるといいのですが・・・
国道20号を西進し、笹子峠(笹子隧道)へと向かう山梨県道212号(日影笹子線)にスイッチ。

すべての車が国道を進んでいく中、誰も通らない見通しの悪いカーブの続く1.5車線の旧道を貸し切り状態で駆け上がっていきます。

ここも初訪問の笹子隧道。
結局ここまでですれ違ったのはビッグスクーターの1台のみ。トンネル付近の登山道らしきスペースにカローラが1台停まっている以外は人の気配もなく、シ-ンと静まりかえっていました。

トンネルの反対側。すれ違い不可なので、対向車が来たら通りきるまで待機です。
笹子峠はほぼマイペースで走れるので、若干狭いながらも楽しい峠道でした。
続いてこちらも初走行の県道218号・201号をトレースします。

上日川峠を頂とする山間のほぼ2車線あるクネクネ道です。
今は登山シーズンということで交通量はそこそこありバスも走っていますが、道幅は比較的広く、マイペースで走ることが出来れば非常に走り甲斐のあるコースです。

「探索」なので、街道沿いに多数ある林道のひとつに恐る恐るアタックしてみます。

1車線プラスアルファの道幅で落石や折枝多数の林道は、車高を低くしてあるシビックには厳しいですね。

ほどなく大菩薩湖(上日川ダム)に出ます。

「大菩薩湖北岸駐車場」という場所ですがだだっ広い砂利の広場で、簡易トイレやベンチがあるだけのシンプルな施設。
この先の道を進んで行くと真新しい舗装路からいきなり狭隘なオフロードになったので、狭い箇所で4回くらい切り替えして潔く撤退しました。
上日川峠の駐車場には多数の登山者の車が停まっていました。9時ごろには既に満車です。
そこを突っ切るような形で木々で覆われた薄暗い峠道を下っていきます。
つづら折れの連続する見通しの悪いカーブをクリアすると、大菩薩ライン(国道411号)にぶつかります。

そこからは幅広い登坂路になるので、今までの狭小なくねくね道でのうっ憤を晴らすかのごとく、ご機嫌なエグゾーストサウンドを奏でながら気持ち良く駆け上っていきます。

柳沢峠、道の駅たばやまで小休止後、県道18号にスイッチ。

昨年開駅したばかりの「道の駅こすげ」に立ち寄ってソフトクリームで暑さを凌いだら、自然災害の影響で峠の途中で行き止まりとなってしまった「松姫峠」を初訪問することにします。

しっかりと2車線ある比較的走りやすい峠道。ところどころ景色が開けます。

意外と長い距離を走り、峠に到着。すれ違った車は1台のみ。
車は5台ほど停められます。左にバスが見えますね。

登山者専用の路線バスは1日に数本走っている模様です。(登山シーズン限定運行)
松姫峠はかつて県道から国道に昇格した歴史を持つ小菅~大月間の交通の要所だったようですが、2014年に松姫バイパスが開通したことで旧道となってしまった行政に翻弄された波乱万丈の峠道のようです。

通行止めになってから1年経っていると思いますが、もうここは開通することもなく閉ざされたままになるんでしょうか。一度走ってみたかった。
峠から引き返して2年前に開通したばかりの松姫バイパス(国道139号)へ。

峠をぶち抜く長大な松姫トンネルを抜けた先にあるスペースにて。
このバイパスとトンネルのおかげで旧道に比べて所要時間は20分以上短縮されたようです。しかし
昨年も感じたことですが、ここを通る車は僅かです。
果たしてその存在意義は?と問わざるを得ないのが個人的感想です。

トンネルのすぐ左側に奈良倉トンネルがあります。ここが旧道との分岐点になります。

奈良倉トンネル。峠の通行止めからここまで繋がっているんですね。

この先の区間はまだgoogleストリートビューで見ることができます。どうやら松姫バイパス開通直前のデータのようですね。もしかしたら廃道になるかもしれない旧道の貴重なデータになるのでしょうか・・・
松姫バイパスが出来たおかげで、小菅から大月へと至るかつての難所の峠越えの旧国道は既にその役割を終えたことが分かった松姫峠探索でした。

続いてすぐ先にある深城ダムへ。

トイレを拝借させてもらいます。

この周辺は開放感があり、路面も整備されていてとても走りやすいです。

最近熊が目撃されたようなので、天端は進入禁止となっていました。

ここも水不足なんでしょうか。
締めは久々の奥多摩周遊道路を走ります。
この時期、ペースカーや未だに2輪車が多数滑走する「サーキット」と化す周遊道路は、ストレス解消を目的としてここを訪れるのはあまりお勧めしません。余計ストレスが溜まります・・・

月夜見第一駐車場にて。

奥多摩湖(小河内ダム)を眺望。渇水しているように見えます。

でも真夏のこの景色は素晴らしいですね。

奥多摩湖を半周し、

大麦代(おおむぎしろ)駐車場に立ち寄って、

穴場のルート、県道18号をペースカーに先導されながら上野原方面に駆け下りて帰宅の途に着きました。
今回の反省点:「
チャーちゃんまんじゅう」行きそびれ(笑)
走行距離:410km
所要時間:12時間
ここまでのルート
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ドライブ | クルマ
Posted at
2016/07/31 10:29:03