
シルバーウィークを利用した東北GTも終盤を迎えます。
※画像多めですので、ご注意ください。

今回は念願の八幡平アスピーテラインを走破。岩手と秋田を結ぶ東北屈指の絶景山岳ロードを早朝の岩手県側から入線しました。

すでに黄色く色付いていて、さすが東北の紅葉の始まりは早いんだな~と実感。

早朝は曇っていましたが、麓に雲が立ち込めた岩手山の山容は幻想的でした。

木の柱に「八幡平アスピーテライン」と彫られていますが、経年で判別が困難に。

これは源太岩ですね。

岩手県側の路面はそこそこ荒れていますが、なんとか我慢できるレベル。

天気予報では雨模様でしたが、なんとか持ちこたえてくれたのでラッキーでした。

左手奥に見返峠の駐車場が見えます。

見返峠手前の無料駐車場にて。おそらくハイカーと思われるクルマが数台停まっていました。

廃墟がなんとも画になりますね~。

有料駐車場はまだ開いていないので、早朝の特権で空いているスペースに停めて撮影。

峠の頂上付近から開けた景色を眺めることができます。この周辺が最も景観が楽しめるのではないでしょうか。

薄暗いですが、広がり感抜群の素晴らしい眺め!

志賀草津の絶景と良い勝負ではないでしょうか?

比較的広めの展望所がいくつかあるので、そのたびに停めてこの景色を満喫します。
オープンにして秋田県側に下っていくと、硫黄の匂いがツーンと鼻についてきました。

ふけの湯温泉を眺める。

大沼を観賞して、秋田県側の終点でUターンし、再びアスピーテラインを岩手県側に向かって駆け上がっていきます。

先ほど停めた場所。幸運にも晴れ間が覗いてきました。

やっぱり青空があると気持ちが良くなるから不思議です。

見返峠からちょっと下った所から。やあ、とても爽やかな風景!お気に入りの一枚です。

黄色と青空のコントラストってこんなに綺麗なんだな~。

岩手山手前の草原もカラフルに色付いていて、まるで絵のように美しいです。

一足早い紅葉(黄葉)を堪能しました♪

続いて樹海ラインへ。

ここは望外に良かった!中高速コーナーとアップダウンの連続する屈指の快速ワインディングロードでした。景色こそ違いますが、西伊豆スカイラインとなんとなくレイアウトが似ているような気がします。

たまたまだったのか分かりませんが、交通量皆無のなか、マイペースで存分に走りを楽しみました。

今まで「樹海ライン」と名のつくところは外れがないです。(偶然でしょうね)

見返峠のアスピーテラインとの接続付近にて。
眺望はアスピーテラインに一歩及びませんが、それでも開けた景色は期待できるし、岩手山もしっかり見ることが出来ます。そして、走りを楽しむという点では明らかにこちらのほうが上回っています。

いい感じのクネクネ道を見下ろす。

この画像を見ていると走りの楽しさを予感させてワクワクしてきます(^^)

ああ、ドライブって楽しいな~!と、心底思った八幡平アスピーテライン&樹海ラインのセットでした!
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舞台は飛んで、道の駅 区界高原と、

やまびこ産直館に立ち寄り、

いわゆる八戸川内大規模林道(緑資源幹線林道 八戸・川内線 穴沢・上外山区間)へと入線。

残念ながら曇ってしまい眺望を楽しむことは出来ませんでしたが、噂にたがわぬ贅沢な高規格林道。

趣は完全に山岳ワインディングロードで、数台のみしかすれ違わない貸し切り状態で思う存分快走できます。
このまま北上せず、県道171号にぶつかり左折していくと、小学校や集落を通る比較的狭い道を走るのですが、徐々にこの道が「険道」となっていくのにそれほど時間はかかりませんでした。
集落内で地元の業者と思しき軽バンを後ろに従えながら、すれ違い不可な細い道をひたすら進んでいきます。
集落を過ぎると、神奈川県の裏ヤビツを連想させる薄暗い見通しの悪い林間道が延々と続きます。後ろの軽バンとは付かず離れずの駆け引きでステアリングを忙しく右に左にと操作していきます。
この駆け引きに少々疲れたので、離合スペースを見つけて軽バンを前に行かせます。すると水を得た魚のようにスイスイと軽バンは低速ブラインドコーナーをクリアしていきます。こういう地元スペシャリストを前に行かせて付いていくと、見知らぬ狭小路を走る上で疲労感がグンと軽減されますね。

軽バンは途中の施設に停まり、長い長いバトル?を終えた後は、ようやく画像のような広い道路へと様相が変化します。スリリングな展開を終えた後のほっと一息つける一瞬でした。
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北上市で一晩泊まった翌日、荒川高原道路に行く予定でしたが、早朝から結構な雨量があったので、そのまま東北道で帰宅の途に着くことにしました。
が、なんとなく物足りなかったので、ふらふらっと磐梯吾妻スカイラインへ立ち寄ってみることに。

案の定、濃い霧に包まれて景色どころか走行にも気を使い、あの絶景を見ることは叶いませんでした。

それでもこちらも一足早い紅葉を一部楽しむことができました。

レークラインでは束の間の晴れ間のオープンを堪能。

レークラインの涼風峠にて。
西吾妻スカイバレーも完全に濃霧で、最徐行を強いられ泣く泣くこの場を後にします。
山形のR121号を南下し、喜多方を経由して今GT3回目のコイン洗車機で汚れを洗い流したら、磐越道に乗って今度こそ帰宅の途に着きました。

おまけ画像。とある東北道のPAにて。走っているのも見ましたが、えーと、カブですよね?排気量UPしているのかな?
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初の5泊6日東北グランドツーリングを無事終えることが出来ました。
記憶に残る景色や快走路が目白押しの北東北に、心底惚れました。
資金的になかなか頻繁に行くことはできませんが、また来年新たな魅力を求めて東北GTを計画したいと思います。
それでは最後までご覧いただきお疲れ様でした。
総走行距離:約3,700km
総給油量:約244L
ここまでのルート