part1からの続きです。
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松坂から伊勢自動車道→紀勢自動車道(無料区間含む)→国道42号と乗り継ぎ、まずやってきたのは早朝の鬼ヶ城。朝焼けを浴びて、いざ紀伊半島の南へとノーズを向けます。

続いてやってきたのは熊野古道「風伝峠」。
なんともロマン溢れる地名ですが、さあどんなところか楽しみに進みます。

折りしも外気温は氷点下1℃。凍結に注意しながら、後輪駆動+ノーマルタイヤのZ4を慎重に前進させます。
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風伝トンネル手前の交差点を左折し、県道62号を進んでいきますが、

なぜか標識は畦道の方を指しています。軽トラが1台やっと通れるダート道なので、とりあえず諦めて丸山千枚田を先に目指すことにします。

国道311号のトンネルを抜けて、すぐの交差点を右折し、県道40号を進みます。
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すると、あれ?風伝峠への案内板が!よし、いっちょ行ってみますか~!
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入口付近は広くなっていますが、大体こういう道は徐々に狭くなっていくんですよね。
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案の定1~1.5車線の険道になりました。
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1車線の道をずんずん進んでいきます。
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なかなかの狭路・・・
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最狭ポイントにさしかかります。最徐行で進むも左右の枯れ草にボディを擦りました。嫌~な音がしましたが、聞こえないフリして突き進みます(^^;
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分岐点に差し掛かりました。
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カラマツの枯れ葉がビッシリと敷き詰められていますね。こちらは元来た道に戻る方向です。
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左側のコーナーを登っていきます。なかなかの急勾配です。
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ガードレールがひん曲がっています。土砂崩れがあったんでしょうね。
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狭い道に少し心が折れたので、この場所でUターンして引き返します。「風伝峠」を示す標識は見つかりませんでしたが、山奥にひっそりと佇む最狭路の峠道をある程度攻略できたので良しとします。
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県道40号に戻り、1~1.5車線の道を登っていくと、

ほどなく丸山千枚田に到着です。
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おお、壮観です!やっぱり千枚田は良いな~。
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水の張られた季節にまた訪れたいですね。
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続いて国道311号から国道169号、168号とスイッチして、十津川村を目指します。
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十津川村は奈良県の最南端に位置し、北方領土を除けば日本で一番面積の広い村。

そんな広い村を南北に貫く国道168号は、高規格な快走路が続くと思いきや、落石注意の標識のある1~1.5車線の狭路が続いたりと、山深い谷間を延々とトレースする走り甲斐のあるバラエティールートです。変化があってとっても楽しい道でした。

十津川沿いをなぞり北上していくと、道の駅十津川郷に到着。
足湯がありましたが、先客がいたのでパス。まだ時間が余っていたので地図を広げて次の目的地を探します。
ん?、「高野龍神スカイライン」が結構近そうだぞ、ということで、道の駅を出てすぐの交差点を左折。
クルマ1台分の幅の橋を渡り、狭くクネクネした山道をかき分けて進みます。
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分岐点には「高野龍神スカイライン」の簡易案内標識があったので、それに従って進みます。
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更に案内どおりに進み、左へ。
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右へ。

狭い小さな橋を渡ると、「おにぎり」が現われました。国道425号、どこかで聞いたことがあるような・・・
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425・・・、しにごー、死にGO、おお、かの有名な「日本3大酷道 死にGO(425)」だ!
思いがけずこんなところで紀伊半島一の酷道に出くわすとは・・・!
正直まったく予想していなかった事態なので驚きを隠せませんでしたが、とりあえず行ける所まで行ってみようと意を決して進みます。
川合神社付近の1~1.5車線の狭路で軽トラ1台とすれ違い、1車線なのにバスの停留所があるんだ~と感心しながら集落の外れまで抜けました。
集落の外れには小さなバスの転回場があって小型の路線バスが停まっていました。それをやり過ごし奥に分け入っていきます。
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するとこんな注意標識が現われました。
「転落」! そう、ここは狭い上にガードレールがないので、すれ違い時に転落事故が多いそうです。怖すぎる・・・
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ここで戦意喪失。
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ちょっと広めの場所で転回して撤退することに。
おそらくここから数十キロ先の「牛廻越」付近が「最凶」と言われる区間で、年中土砂崩れで通行止めになったり、落石、ガードレールの無い狭路が続く極悪ルートと聞きます。
「高野龍神スカイライン」への案内標識は間違いなく国道425号を示していたので、なかなかのトラップ標識でした(^^;
結局わずか2km弱の「酷道425号」探索でしたが、その片鱗は垣間見えた気がします。
もし次来ることがあれば、しっかりと情報収集して万全の体制で挑みたいですね。
ここまでのルート
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古いフォントの「おにぎり」を写真に収めつつ、五條市市街へと舵を取ります。
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もういっちょおにぎり。最新のフォントのものを合わせると3種類のおにぎりが存在しました。これだけの種類は結構珍しいかも?
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市街に入ると急に交通量が増え、国道24号をのろのろと進んでいきます。
対向車線には旧車のグロリアが!多分私の歳と同年代のクルマでしょう・・・
国道24号→南阪奈道路(無料)→阪奈道→近畿道と目まぐるしく高速を乗り継ぎ、

八尾パーキングで一休み。かなり広い、真新しい高架下のパーキングですが、トイレと自販機しかないので停まっているクルマはまばらでした。
続いて第二京阪→京滋バイパス→名神→東名と、長~い道程を経て、鮎沢パーキングで「豚汁定食」を平らげ、港北パーキングで軽く仮眠して帰宅の途に着きました。
1日目は爽やかな伊勢志摩スカイラインとパールロードのオープンエアドライブを楽しみ、2日目は山間の十津川村縦断や酷道探索を楽しんだり、充実した紀伊半島弾丸ツーリングを無事終えることができました。
近畿方面はまだまだ行きたい所が数多くあるので、またじっくりと訪れたいと思います。
ここまでのルート