part1からの続きです。
ここから九州のレポートになります。
■湯布院日田往還

残念ながら狭霧台の展望所はKEEP OUTのロープで閉鎖されていたので、別の場所から由布岳を眺めることにしました。

少し霞んでいますが、ここがベストポジションかもしれません。

ズームで。距離が短くあっという間に駆け抜けてしまう草原を貫く快走路ですが、少し離れた場所から見てるだけでも爽快としか言いようがありません。
■やまなみハイウェイ

今まで走ったきた中でも指折りのドライバーズロード。前回ロードスターで訪れたときと同様に交通量はほとんどなく、お気に入りの林間セクターをマイペースで快走しました。

長者原から噴煙たなびく硫黄山を眺める。

ミルクロードへと分岐する周辺に広がる見渡す限りの草原も、ドライバーの気分を高揚させてくれます。
途中の分岐路から阿蘇北部広域農道も走りました。路面は若干荒れていますが、牧草地を眺めながらののんびりドライブも気持ちの良いものです。道中でキツネも見かけました。
■ミルクロード

残念ながら雲が出てしまって美しい草原を堪能できませんでしたが、相変わらずの超快速ワインディングロードは健在で、やまなみハイウェイと合わせて走りを思う存分満喫しました。

大観峰からの眺めも霞んでいましたが、前回の雄大な景色は今も目に焼きついています。
■グリーンロード南阿蘇

霞んでなければ雄大な阿蘇を眺めながらドライブできるであろう山岳ワインディング。阿蘇周辺は多くの道が素晴らしい眺めを楽しめますね。

根子岳(ねこだけ)を仰ぎ見ながら走る 国道265号もまた素晴らしい山岳ワインディングロードでした。
阿蘇大橋や俵山トンネル、阿蘇パノラマラインなどが災害復旧工事の為、ミルクロードやグリーンロードなどが迂回路となっているようでした。特にグリーンロードはかなり急峻なワインディングにもかかわらず交通量が非常に多くてびっくりしました。
早期の復旧が待たれます。
■生月サンセットウェイ

今回の一番のハイライト、生月サンセットウェイ。
ここだけは絶対走りたい!と心に決めてやってきたので、感慨もひとしおです。
噂に違わぬ日本離れした島の西海岸沿いを走る緩やかな農免農道は、初めて走る者を魅了します。

平戸大橋、生月大橋を渡り、2日かけてそれぞれ夕刻と早朝に訪れました。

夕陽とともに。

島の突端にある大バエ灯台から見た絶景。

とても暑かったですが、全国でも珍しい灯台の上にある展望台から眺める大パノラマは圧巻でした。

2日目の早朝。

行き交う車は一切無し。

2日合わせて2往復。さすがにお腹一杯ですが、しっかりとこの景色を目に焼き付けました。もう思い残すことはありません。
■平戸島・川内峠

順番は前後しますが、朝一で訪れた平戸島の街外れにある川内峠。
実はすでに朝陽は背後から出ていて、丘に遮られていて画像では暗く写っています。

街外れの静かな道を緩やかに上っていくと忽然と現われる小高い峠道は、標高は低く距離も短いですが、海辺の草原という珍しい風景に目を奪われる場所でした。
目の前の丘を走り抜け10分も経たずにこの草原はあっけなく終わりを迎えます。
■九十九島

少し険しい道を登った先にある冷水岳展望台から見た九十九島。やはりここも霞んでいます。澄んだ空気ならきっと絶景なんでしょう。
■仁田峠循環道路

左回りの一方通行のかつての有料道路。今は協力金として料金所で100円を支払い、一方通行の為注意して走行するように説明を受けました。(逆走するなということでしょうか)
ツイスティな峠道から右手に島原湾を眺めつつ進み、展望駐車場に車を停めると、雲仙・普賢岳の高さを超える平成新山の威容がどーんと目の前に現われます。
20年ほど前の火山活動でできたばかりの平成新山。美しくもあり、畏れ多くもある自然の偉大な力をまざまざと見せ付けられました。
ちなみに、雲仙を目指すいくつかの峠道のなかから県道128号をチョイスしましたが、序盤の少しばかりの狭路に尻込みこそすれ、中盤以降はとても走りやすいハイレベルな山岳ワインディングロードに、いつかここをシビックで走りたい!と思わず心が躍るのでした。
■島原まゆやまロード

行き交う車も少なく、開放的で爽やかな走りやすい快走路。こういった道が一番好きです。

少し勾配がきついのでエンジンブレーキを多用しながら下っていきます。

平成新山を正面に仰ぎ見ながらのんびりと走るのが最高に心地良い、お気に入りの道です。
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少々詰め込みすぎのプランで駆け足のグランドツーリングでしたが、なんとか行きたい所はすべて回ることが出来ました。
西日本は終始猛暑日で景色も霞がちでしたが、それでも関東からはるばるやってくるだけの価値がある迫力の風景の数々に出会えたことに感謝したいです。
東日本大震災や熊本地震、各地での火山活動などもあり、本当に景色との出会いは一期一会なんだなと改めて痛感しました。
これからも思い立ったら吉日とばかりに、無理のない範囲でドライブを続けていきます。
■番外編

今回唯一通った険道(島根県道286号池田久手(停)線)。
三瓶山の近道として純正のカーナビの導くまま進んでいきました。

国道9号からの起点はごく普通の県道で、少し走ると里山が美しいのどかな風景が続いていました。

しかし富山郵便局脇からの道程は、今まで走った中でも最狭クラスでした。

およそ5kmの区間、離合できるのは1箇所のみでした。

地元の車も滅多に通らないのでしょう。道の真ん中は雑草や苔が生えています。対向車がきたらなすすべがありません。ここまで心細い県道は滅多にないでしょうね・・・
すれ違いはおろか、離合ポイントもないこのルートを通ろうとする奇特な人はいないと思いますが、もしカーナビに案内されたらここだけは絶対回避すべきです(^^;