
週末になると無性にどこか遠くへ出掛けたくなります。
しかしそんな気持ちに水を差すかのように、連休の天気予報はどこもいまひとつ。
そんななかでも東北の一部は1日だけ天気が持ちそうだったので一路岩手へ向かうことにしました。今回は雨予報だし、試したいこともあってシビックでのロングドライブです。
シビックでの片道700km以上の連泊ドライブは初めてでしたが、結果的にある意味でZ4以上に快適な(?)ドライブを満喫しました。
※今回は絶景画像はほとんどありませんのでご了承ください。
AM4:30に自宅を出発。首都高から東北道にスイッチし、延々走り続けます。
ちなみにEKシビックの燃料タンク容量は45リットル。通常の燃費は大体10km/Lなので、単純計算で満タン450kmは走れます。高速では2割増しといったところなので、おおよそ540kmはいけそうです。

とはいえ、エンプティが点く前に菅生PAで早めの給油をします。ケチって10Lのみ給油(笑)

花巻JCTから釜石自動車道へスイッチし、宮守ICから国道へ降りて道の駅遠野風の丘で小休止。

関東ナンバーもちらほら見かけて、駐車場は満車でした。まだ雨は降っていません。
数キロ離れたフル・セルフサービス共用のGSで満タンに給油し(もちろんセルフで)、いざ目的地へと向かいます。

途中で「カッパ淵」が目に留まったので、気になって立ち寄ってみることに。そういえば前にTVで見た気がしますよ。

近くの無料駐車場に停めます。県道自転車道線なんてあるんですね~。
10分ほど歩くと、途中で軽トラの前でけん玉をしているおじさんに、「やってく?」と声をかけられる(笑)周辺にいろいろ景勝地があるから楽しんでいってね~とフレンドリーに話してくれましたが、私はどうもこういう人が苦手なようです(^^;
先を急ぎます(笑)

常堅寺というお寺の境内の脇を通ると、すぐにそこはありました。

なかなか良いところですが、意外と人は多かったです。

その昔、カッパが馬を川に引きずり込もうとしたら逆に馬に引きずられたという笑えない言い伝えがあるそうですよ。

もっと静かだったらお気に入りの場所なんですが、そこは惜しいかなと。

なんだかドラクエの会話みたい(笑)
駐車場にはトイレも完備されているので、休憩しつつ県道160号から北上していきます。

快適な2車線の快速ワインディングを経て、念願の荒川高原にやって来ました。

残念ながら曇りですが、観光施設など全く無いためでしょうか、通り過ぎる車も数台のみで雄大な景色をゆっくり楽しむことが出来ます。

しかしまあ、この道は全線緩やかな勾配とコーナーが織り成す素晴らしい快走ワインディングです。たとえ曇っていて景色が楽しめなくても、走りを楽しむには十分。

ただし、過日の台風10号による豪雨の影響でしょうか、道のあちこちで倒木があったので走行には十分に注意が必要です。

終点付近の交差点で県道25号に分岐し、二手に分かれます。

右手に行くと国道340号方面へ。

真っ直ぐ進み、50mほど進んで右折すると川井住田大規模林道(国道106号方面)に入線します。
※追記(マックスマップルを見ると、荒川高原道路も川井住田大規模林道と記されていました。)
この林道は2車線有り、路面の整備が行き届いていてとても走りやすいですが、やはり台風の影響か、折れ枝や落ち葉、土石が道端に散乱していて通行出来る幅が狭くなっているので、対向車に注意しつつ、前を行くジムニーとランデブー走行を楽しみました。

ほどなく国道106号沿いの道の駅やまびこ産直館に到着。遅い昼食(鴨南蛮そば)を平らげ、今回のメイン目的地である八戸川内大規模林道を目指します。
昨年のリベンジです。

ところが、道の駅から数百メートル離れたところにある川内の集落入口付近の土手が崩壊していて通行止めになっていました。(矢印の箇所)
今思えば集落への迂回路があったはずなんですが、このときはそこまで頭が回らず、ぐるっと国道340号を回って県道171号からアクセスしようと試みました。

が、こちらも途中で通行止めになっていました。たしかに国道沿いの刈屋川の橋は濁流のせいで無残にも真っ二つに崩壊していましたし、至る所で生々しい豪雨災害の爪跡を目の当たりにしたのでした。
こちらも迂回路を経由していけばアクセスできたかもしれませんが、すでに夕暮れ時にさしかかってきたので、今回は大規模林道は諦めて寝床を探します。

途中で給油しつつ宮古市の中心地の少し外れにある、道の駅みやこに立ち寄りました。

津波はここまで浸水したんですね。
すぐ目の前に宮古湾が見渡せ、駐車場も広くなかなか良さそうな所だったので、ここを宿泊地とします。
そう、今回試したかったのはシビックでの「車中泊」は可能なのか?です。

お見苦しい車内で恐縮ですが、運転席がフルバケットなので必然的にリクライニングできるインテRレカロシートを移植した助手席が寝床になります。
無段階リクライニングのおかげでほぼフラットに倒すことが出来ます。

以前無印良品で仕入れたクッションのようなものを枕代わりにし、

20数年前に購入したシュラフを足元に置いてオットマン代わりとします。
これで無駄に身長のある私でも無理なく足を伸ばして寝ることが出来ました。

しかし、ちょうどシートの段差が腰を圧迫し長時間寝ていると痛くなります。ここはクッションなどを敷いて改善する必要がありますね。
ちなみにリアシートは分割可倒式なので、こちらもベッド代わりになるかどうかいずれ検証してみたいですね。
サンシェードやタオルなどで窓の目隠しをして寝る準備は整いましたが、トイレ近くに停めたのが悪かったのか、頻繁に両隣に車がやってきてはアイドリング音や大きな笑い声などで落ち着けず、なかなか眠ることはできませんでした。たまにS14などの走りの車もやってきましたよ。

しばらくたって大型トラックが停まっているこちら側に移動して、ようやく寝床を確保しました。
しかし意外と締め切った車内は蒸し暑く、かといって窓を開けると肌寒く、車中泊初心者には対処に困ることが多いデビュー戦でした(^^;
ただ熟睡は出来ませんでしたが、Z4のような2シーターでは不可能な「仰向けになって」眠ることができるのは、疲れの取れ方が全く違うことが分かりました。これは今更ながら大きな収穫です。
結論:EKシビックでの車中泊は可能。
実は最近、車中泊が出来て走りも「熱い」スバルのアイサイト搭載のワゴン車に興味津々だったんですが、シビックでもいけるじゃん!ってうことで、EKシビックは本当に万能車だなあ~というオチのない結論になりました(笑)
以上、1日目のドライブは何とか無事終了です。
part2に続きます。
1日目
走行距離:696km
所要時間:14時間
ここまでのルート