Ｆ３５５のブログ一覧

今日で８月も終わりです。

大人の事情でこちらに来て２ヶ月。

その元となった所も一部整理部門をのぞき業務終了。

あと１ヶ月がんばろう。

ドキドキ話でも

車両法が改正された1995年以前は改造に対して当局の取締りがかなり厳しかった。

なので当時私は通勤以外は昼間にほとんど乗らなかった。
休みの日も。
乗るのは主に夜。

でも昼間に乗らなくてはならない時もある。
そんな時は、周りやミラーをキョロキョロ見ながら、そしてドキドキしながら運転していた。だからとても疲れる。

ある日、日田の片側一車線の道で渋滞にはまっていた。
前から月光仮面が来た。
「ギャー月光仮面じゃん」
心の中で叫んでしまった。
この時フロントガラスにウインドステッカー。別名、鉢巻を貼っていた。
しかし何事も無くすれ違った。
しばらくして何気なくミラーを見たら月光仮面が路肩をすり抜けて来てる。
「エーッ！もしかしてオレ？さっきの？」
と、思っていたら後ろの車の横に止まり何やら話してる。ハチロクだ。
少し渋滞が動いた時ハチロクと月光仮面は横の空き地に入った。
周りの車は何事かと見ている。
でも私は前を向いたまま見なかった。だって他人事じゃないし。明日は我が身だから。
トランク開けてジャッキを出してしゃがんでジャッキアップしてるオーナーの姿が視界に入った。

この日私はどこに行こうとしてたのか、この後どうしたのか、もう忘れた。

この事だけが鮮明に覚えている。

ある日頼んでいた車の部品を受け取りにお店に行った。

そこでマフラーの話になった。

その時付けていたのは超有名ショップのリアピースマフラー。
しかし付けたものの気にいらず変えたいと思っていた。

自分としては触を外すやつが良かったがこの時代は当局の取締りが大変厳しかったので妥協して触後からのにするか悩んでいた。
下を覗いて触の有無を確認する等の噂があったからだ。

そんな悩んでる私にお店の人が言った。

「どうせ車高で捕まるんだから触無くてもいっしょでしょ」

この言葉を聞いて私の中で何かが吹っ切れた。

そう、この時代車高の取締りもムチャクチャ厳しくて少～しでもバネが回るとアウトな時代でした。
特にストラット式の車高短車はビシバシやられてました。

私の車はジャッキアップするとバネがガチャガチャ動いた。

それから即効でお店に超有名メーカーの触前からの競技用マフラーを頼んだ。

この時から競技用部品に目覚めた。

「競技専用の為一般公道では使用しないで下さい」

なんて男らしい言葉だ。

改造は自分で出来る物と出来ないものがある。

自分で出来ない時はお店に預ける事になる。

で、改造の為お店に車を預ける事何回目かの時、代車で家に帰ると母親が聞いてきた。

母「車どうしたん？」
私「…修理に出しとう…」
母「よく壊れるね」

と、適当にいいくるめた。

母親も全く車に興味が無い。


また、2年程前弟がランクル70からジムニーに車を変えた。

ジムニーを見た母親が弟に聞いた。

母「何でナンバーが黄色なん」
弟「軽やけよ」
母「軽ち黄色なん、何で軽なん」
弟「車、前のより小さいやん」
母「そうかねぇ、小さいかねぇ」

車の大きさぐらいわかりそうなもんだが。

ホントに分からないらしい。

当時、この車を買えばこう改造すると決めていた。

その目標に向かってせっせと改造に励んでいた。

ある時父親から聞かれた。

父「なんで内装外すんか？なんでボーボー五月蝿いんか？」
私「…燃費が良くなる…」
父「そうなん」

父親は車の事知らないので適当にごまかした。

それからしばらくして休みの日に友達数人と庭で車談議をしていると父親が出て来ていきなりみんなに聞いて来た。

父「こんなんしたら燃費良くなるん」
友「…ええ…まあ…」
父「そうね」

と、言って畑に行った。

すまぬ友よ。ナイスフォロー。

多分信じてたと思う。