フランソワ・アルヌ～ル♪のブログ一覧

orzかのうくん（仮名）は鬼軍曹の働いているお店でバイトしています
鬼軍曹のトコはタイヤメーカー直系店なのですが
エンジンチューニングパーツとか他のパーツの売上が
タイヤよりも良いというヘンなお店です
スピードショップ・タイヤ○ンと呼ばれています

車検もなんとか通り　バイト上がりのorzかのうくん（仮名）
鬼軍曹にこう言います
「アイドルがバラつくンですよ～見てほしいんですが～」
２１時のコトです
鬼軍曹も”鬼”とは呼ばれていますが　面倒見がとっても良い
ひとから凄く頼りにされている　そんな頼もしい軍曹なのです

「おう　見せなヨ」
この時　鬼軍曹はカレの頼みにカルく応えてしまいました
確かにバラついている　というか
時々１気筒がお休みしている．．　上手くハジけていない
そんなエンジンの挙動が見ただけでワカったそうです

「ナニが原因だと思う」軍曹の問いに
「圧縮ですか？」とカレ
ぱっと見でも点火系の問題でしょう　と軍曹は思ったのですが
ここはカレの好きにさせてみましょう
「ふ　ふ～ん」と冷めた目で頬をヒクヒクさせながら
「じゃあ　圧縮チェックしてみなヨ」と圧縮測定をさせます

なんだか　４発の圧縮が信じられないくらいにバラバラ
（カレのＨＰを参照願います）
それはエンジンがブルブルするでしょうっていう位の
逆にオトコらしさを感じさせてくれるようなバラつきっぷりの値でした

ウォーターポンプが壊れて水が駄々漏れしていたエンジンですから
オーバーヒート→シリンダー油膜切れ→ピストンリングがシリンダー齧る
→シリンダー異常磨耗→圧縮漏れ
そんなストーリーだったのでしょう

お財布が厳しかったので腰下ばらさず　消耗部品交換もしなかったそうです
エンジンをバラす前にコンプレッションは測っておけば良かったのにネ

で　鬼軍曹はあるコト見つけてしまいました
「コレ見てみな　変じゃないか」
カレの目の前に付いていたプラグを差し出します
「？？　あ！」　そうなんです　確かに変です
ロドスタは４気筒なのでプラグも４本ついています
そしてプラグ頭　ハイテンションコードが刺さる部分には
ひょうたん型のキャップがネジ込まれているのが普通の状態なのです
分かりやすく例えると　プールの冷水に浸かった時のちんちん
日常で馴染み深いアレとそっくりな形をしています
（フランソワは乙女なのでまだゲンブツを見たコトないですけど．．）
そのキャップが４本のうちの１本に付いていません
キャップ付ける為のネジが剥き出し状態になっていました
コレでは力強いスパークなど生まれようがありません

「あ　あれ？　キャップが無い！」焦るカレ
「エンジンの中に落ちた！？」来ました！！
来ましたよ　かのう理論　信じられないコト言います
開いた口が塞がらなくなる鬼軍曹　しばし言葉を失いますが．．
カレの理論によればプラグが締まっていてもそのちんちんキャップが
シリンダーの中へと落ちることがあるようです
時空空間がぐいっと捻じ曲がって入ってしまうそうなんです

「ま　まあ」気を取り直す鬼軍曹
「万が一そういうことがあってもエンジン中に入れば
クランキングした時　エンジンロックするだろ？」

なんだかモゴモゴ　言いたそうな言葉を飲み込んだカレ
親切な鬼軍曹は自分の持っていたプラグをカレにあげました
これでエンジンはそれなりにアイドルで振れなくなったようです

「で　次なんですが」屈託のない笑顔で鬼軍曹に頼むカレ
全く懲りていません　超ピュア　天真爛漫です
「ヘンな音するんです～　見て下さい」

「あ　ああ」厄介なことになったと思った鬼軍曹ですが
ひとが良いのでリフトアップしてあげます
確かにヘンな音が出ています　簡単に分かりました
「ドコからだと思う？」とカレに問うと
「クランク？」とＫＯパンチ級の答えが返ってきました
「ク．．　クランク．．ね（トホホ）」肩を落とす鬼軍曹
音の原因はエキマニからの排気漏れ
「ちょっとココ来て聞いてみな」とカレをクルマの下に呼び　音を聞かせます
「やっぱりエンジンから　クランクからですよ～」そう答えるカレ
いつものコトなので分かってはいた筈です
でもやっぱり肩をがっくり落としてしまう鬼軍曹です　悲哀ってヤツですね

「で　その次なんですが～」
カレには”遠慮”という人生においてとても重要な言葉を知らないようです
「あ．．まだあるんだ．．．」鬼軍曹の返事も虚ろな生返事です
”殺意”とでもいうべきモノが芽生えてくる時ってこうなのでしょうね

「後ろのほうでガタガタ鳴るんです～」
下周りをチェックしてゆく鬼軍曹　本当にひとがいいのです
見つけました　原因を　簡単なコトでした
ロドスタのマフラーのタイコは三箇所で吊られています
三箇所からゴムを引っ掛ける為のフックが出ていますから
普通なら三箇所で吊られて　あんまりガタガタ動かないようになっています
でも　でも　でも．．．
カレのクルマのマフラーは一箇所しか留まっていませんでした
ゴムだけは三箇所しっかり付いていましたがフックには引っ掛けてなかったんですね

「ああ　コレだろ」カレの目の前でマフラーを
思いっきり力いっぱいに揺らしてみせる鬼軍曹
ガタガタと盛大な音をマフラーは無常にも奏でるのでした
この時はもう２３時過ぎです
「あれ～　ちゃんと見たんですけどね～　ウツだぁ～」
こんな有様みせられても変わらずにピュア＆ナチュラルなカレ
それがカレの味なのですが
鬼軍曹が仕事の時以上にヘンな重たい疲れを感じ
肩をがくっと落として帰宅したとしても
それはせんなきコトですね

鬼軍曹に乾杯♪　教育は任せます
そうそうカレは今　就職活動に悩んでいるようで
アレコレ動いているようですが
「陸上自衛隊」にはいればイイんじゃないかナって思いました
イロイロな意味でカレには得るものがあるハズですから

みなさま　お姉さま　ごきげんよう♪
フランソワは全日本orz協会の広報を担当しております
orzの素晴らしさ　美しさを広めよう
ひとりでも多くのお姉さまに知ってもらおう　と活動しております
そんなフランソワが力を入れて応援しているのがカレ
orzかのうくん（仮名）　チェリーっぽい可愛いオトコのコです
カレを”宇宙で一番のorzマン”としてお姉さまの脳髄に名前をインプットしていただくのがフランソワの夢です
カレがソレを全く望まないとしても　乙女の命の蝋燭燃え尽きるまでプロモートしてゆきます

そんなカレなのですが　こんな話がありました
「軽量化フェチなんですよ～」「兎に角軽くしたいんです　クルマ」
カレは勢いでクルマの内装まで取ってしまいました
レーシーな雰囲気でとっても気に入っている様子でご満悦です

ところが車検の日が近づいてきたようです
クルマクラブの掲示板に書き込みがありました
「求む　内装」と
極めて冷淡なことで有名なクラブですから　当然なのですが
クラブのお姉さま　誰一人として返事しません

そして来ました　カレから直電が！
「フランソワさんのとこのクルマ　サーキット仕様にするなら内装いらないですよね～」
なんかムシのいいこと言ってます

「ん？　内装は外さないよ」
「だって　内装とってしまうと賑やか好きな小人さんがいっぱい車内に遊びに来るから」
「軽量フェチって言ってたね～　元の内装はどうしたの？」　

しばらくの沈黙の後　カレはこう言いました
「邪魔だったので全部ゴミ箱に捨てちゃいました」

「ふ～ん」笑いを噛みころしながらフランソワはそこで電話を切ったのでした

ひとの揚げ足を取るのはなんて楽しく　ワクワク・ウキウキすることなのでしょうネ

こんな本当にちっぽけでかよわなフランソワですがよろしくお願いします

全日本orz協会という団体があります
最近売り出し中のカレはそこの一押しタレントです

そのカレが私に言いました
「オートジャンブル誌　全部（６０冊近くあります）貸して下さい
最近ヒマなんで読んで勉強したいんです」って

オートジャンブル誌は貸し出さなかったのですが
林義正・東海大学教授の「レーシングエンジンの徹底研究」を渡してあげました
工学部のカレにとっても役に立つ本だと思ったからです

そして　かなりの日数が経ち　ふとカレに聞いてみました
「貸した林教授の本　読んでる？」と

「いや～　忙しくて読んでないんですよ～　普段　本読まないし」
これ↑です　カレから返ってきた言葉

バイト先の鬼軍曹にびっちりとしごかれればイイ！と思いました

これ↓は例え話　現代の寓話です

クルマクラブの後輩があるクルマのエンジンのＯＨを行いました
無事に進んでいるかな～と親心で心配などしていると　そのカレからデンワです
おお　これは！　来た来た　来ましたよ～　ある予感に心が躍ります

開口一番　「フライホイールとクランクの位相を合わせる位置決めってありますか？」　とコレです
「エンジン掛けたら　すんごくブルブル震えているんです　アイドリングが」
「エンジンの慣性バランスがおかしくなってるのかな～」

来ましたよ　かのう理論！　思わず頬が弛みニヤリと笑う私です
あれやこれやとお得意の不思議理論を展開しそうになるカレ
心の中で思います
そんなコトでエンジンがブルブルになるならエンジンをギュンと回した時に
フライホイールが景気良く吹っ飛ぶんじゃないの？　と

「あのさ　エンジンがブルブルと振るえるのは　４気筒の燃焼状態が揃ってないのが原因ってことが多いんだよ」　そうカレに答えます
「インジェクター　点火関係　圧縮　ＨＬＡの中のオイル不足　色々原因あると思うよ」こう言うと
流石のカレも納得してくれたようで「色々チェックしてみます」　そう返事が返ってきました
それでその日のカレの疑問は晴れたようです

そして後日　またデンワが来ました
車検ラインにいるそうです　排ガスで落ちた　と
「後輩から借りた触媒がダメなんでしょうか　それともＯ２センサー？」
そう切り出した言葉の次には　またお得意のかのう理論が展開されそうな予感が！
多分Ｏ２センサーがイタいことになっていてＡ／Ｆ１４．７のフィードバッグが行われていないんじゃないかと思いました
「今日中に車検を自分で通すんだよね」　色々ヘンな方向に
その車検場で対策出来そうも無いコト　話し出すカレの話を遮り
「今すぐそこで出来る対応考えようよ　それとも今日は諦めるの？」
と　含み笑いをしながらカレに言ったのでした

「ライン通す前にしっかりエンジン暖気して　始動時・冷間時の燃料増量から抜けるようにして
あとはゴニョゴニョすればＯ２センサーがダメになっていてもイケるんじゃないのかな」ってアドバイスしてみました
「そおですか～　やってみますよ～」ということで納得してくれたようです

で　結局どーなったのか　車検は無事通ったのか？
そんな電話報告を待っていたのですが　全く音沙汰無し．．．

カレのＨＰネームはorzかのうくん（仮名）ってカッコいいんですが
そんなカレのブログが更新されていたので覗いてみたんです
この前のコト　まあ都合の悪い部分には触れずに　いっぱい書いてありまして．．．

なんだか　こちらがorz（がっくりと膝を付いた状態）になりました
”アドバイスしたのに直接報告も　感謝の言葉も無しなんだネ．．”って
まあ　そういう理由でオコってます　わたし