日帰りツーリングが〜まさかのトラブル発生

Fフォークのインナーチューブとオイルシールを交換した翌日が、偶然仕事が休みだったので、緊急事態宣言が出る前に日帰りソロツーリングに出ました。

朝6時に出発。天気は快晴でR246を下り、富士スピードウェイ脇から三国峠経由のパノラマ台付近はやはり絶景でした。


平日の朝だったこともあり、山中湖の駐車場もガラガラで富士山をバックに写真撮り放題でした。


山中湖から河口湖方面へ御坂みちで御坂峠へ。
昭和９年に御坂峠に建てられた木造二階建て、八畳が三間の小さな茶屋。正面に臨むその絶景から富士見茶屋、天下一茶屋などと呼ばれていたが、新聞に天下茶屋と紹介したことがきっかけで、そのように呼ばれるようになった。
井伏鱒二、太宰治の文人が滞在したことで知られている御坂峠の天下一茶屋です。


そんな御坂峠が以前からの私のお気に入り。富士山の麓に見える河口湖もいい感じです。


御坂峠から甲府盆地へ降りて、小さく右へ回り込み、甲州街道の最大の難所とされた笹子峠へ。昭和33年には新笹子トンネルが開通したことで、国道20号はこの峠道を通らなくなった旧道。4年前にG2の3台で来た思い出の場所。


立札には「熊の出没注意」を発見して早々に立ち去りました。


大月で正午となり、まだ半日あるのなら〜と奥多摩へ。奥多摩周遊道路でランエボ9に道を譲り、ワインディングを楽しみました。


奥多摩周遊道路が終わり、一般道に入り右コーナーを抜けて、アクセルを開けると〜明らかにプツンという感触と共に、エンジン回転がアイドリングへ。
アクセルをあおっても全く反応せず、アクセルワイヤー（引き側）が切れたことは瞬間的に分かりました。
クラッチを切り惰性で走る中、冷静を取り戻そうとしても半パニック状態。

山の中の携帯も繋がらないような場所で、家までの約100kmをどうやって帰れるのか？いや、無理でしょ！
バイクを置いて行くにしても、どこに置くのか？
身体1つであっても、こんなところから帰れるのか？
ただただ不安だけしかありません〜

五日市方面へ下る一方の山道が幸いし、下りではクラッチを切り、平地では半クラッチを多用してゆっくり進み、何だかんだと悪戦苦闘の約30-40分、約15kmを下り人里の檜原町役場へ。


任意保険会社へ連絡し、ロードサービスを依頼。（ロードサービス特典があって本当に助かりました）
1時間弱でレッカーが到着して、ホッと一息。


しかし車両は運んでくれても、人は規則で運んでくれない〜9km離れたJRの最寄駅へタクシーで向かい、電車内で皮パンにブーツ姿は、何とも複雑な思いでしたが、夕方には帰宅出来ました。


遠足もツーリングも、元気に家を出て家に無事に帰るまでが遠足とツーリング。（確か小学生の時にそう習ったはず？）
今回は身体こそ無事でしたが、平日の人里離れた場所ゆえに、行き来する車やバイクも少なく、もしRタイヤがロックして転倒でもしてたら〜ソロツーリングの怖さと旧車？のメンテナンスの重要性を思い知りました。
（そもそも20年前のバイクで、遠出すること自体が危険〜と言う考えもあるかも知れませんが〜）
とは言え、全てが自己責任ですので、良い子は真似しないように！と言うより、くれぐれもご注意ください！