先日の
ステアリングコントローラー通称:ハンコンを語るその1に引き続きその2をお話ししようと思います。
初代GTFORCEと二台目GT FORCE Proに関してはその1でお話しした通り
初代はダレもが望んでいた物を具現化した大きな第一歩!
二台目はそれを想像以上にエボリューションさせた大人の本気!
ではこれ以降どんなステアリングコントローラー(公式)が世に放たれたかと言いますと
三台目公式ステアリングコントローラー Driving Force™ GT

ご存知の通称DFGT!!
先ず始めに言っておきます。
GT5で速くただ速く走る為のステアリングコントローラーであればこれ以上の物は無いと言い切ります!
二台目のGTFPからデザインこそあまり変わっていないように見えますが中身は全くもって別物です。
進化その1:ステアリング直径の大径化
GTFPの直径は25cm DFGTはこれを28cmへと3cm大きくなっています。
たかが3cmとお思いでしょうがこの30mmは非常に大きな意味を持っています。
GT5や近年のドライビングシュミレーターはとてもデリケートな操作を要求されます!
一発目の舵の入れ方や修正舵までとても繊細な操作を求められます。
無論、GTFPも今だ現役ではありますが一度DFGTで操作してしまうととても楽に操作が出来ます。
実車でも小径ステアリングよりちょっと大きめのステアリングの方が操作がし易くなるのと同じです。
基本内部構造などはそれほど差がない物と推測されますが物理的なアドバンテージは非常に大きいです!
またステアリングの太さも細めに修正されています。
私的にこうです。
GTFPはMOMOやスパルコのような太めなデザイン
DFGTはナルディ
この辺は好みかと思いますが個人的にスパルコ派なのでちょっと細いです。
ただしレーシンググローブを装着して操作すると程よい太さです。
進化その2:リアルタイムアジャストメントダイヤルの採用!
これのおかげで走行中でもある程度のセットアップが可能になりました。
私がこれで主にセットする項目はブレーキです。
(それ以外はま〜ほぼ使わないかw)
GT5から前後のブレーキバランスの強弱が任意に数値で調整できます(弱0〜10強)
私はGT5からABSレスで楽しむようになったおかげで非常にブレーキのセットアップが重要となっています。
殆どの車両がノーマルだとリアが直ぐにロックしてしまい進入どこでもオーバーステア
DFGTであれば前3:後2が入門向けと思われます。
ただし超高速域からのフルブレーキングではストッピングパワーが足らなくなる傾向にあり
ある程度慣れてきたら4:3車両によっては4:4でバランスが取れます。
またタイムアタック時のバランスと本戦のバランスも変えられるので見えないところでの
アドバンテージとして大きな意味を持っていると言えます。
ただし、現在のバージョンではDFGTでセットした内容はセーブされません
セットをセーブしたいのならちゃんとセットアップする事をお奨めします。
ペダルや本体の構造はご覧の通り二台目GTFPと共通です。
細かなセンサーなどの対策や品質の向上は見れますがこれといった進化はありません。
ゲーム内でただ速く走りたい!って方には現在一番お勧めなステアリングコントローラーです!
ただし!現在何故か全くもって手に入らない汗
僕は幸いにも近所のヨドバシで正規の価格で手に入れる事が出来ましたが今は。。。
GT5プレイヤーの方はこれを店頭などで見つけたら即買いをお奨めしますwww
最新!超プレミアムなステアリングコントローラー!!
ダレもが価格に驚いたギルモ Thrustmaster T500 RS
とうとうシュミレーション(一般)の世界もここまで来たかと思わせられる逸品!
まず一番の大きな違いはやはりメーカーが異なる点でしょう
これ以前は
ロジクールに対し今回からは
ギルモ?(メーカー名がよくわからんw)
と変わった点でしょう
メーカーが異なれば自ずと仕様も設計も異なります。=全く違った操作感になりました
今まで公式ステアリングコントローラー(ロジクール)で慣れ親しんできた私にとっての
第一印象は「なんじゃ〜これ〜??」といった感じです。
まずはギルモの世界観に慣れるまでに1週間掛かりました。
一番苦労したのはドライビングポジションをある程度適正かさせる事でした。
全く物が違うのでDFGTのポジションでは操作できません
フレーム各部の修正は必須です!またこれに対応できないフレームではこれの性能を発揮する事は出来ない!
従ってT500RSを購入しようとお考えの方はそれなりのシートフレームをご用意する事を強くお奨めします。
ある程度ポジションが出たら次にステアリングフィードバックの設定です。
私は基本シュミレーター設定でフィードバックを6としています。
これはDFGTも同じ数値です。
ただし総てのハンコンに言える事ですが抵抗モーターの発熱が大きくなってくると
フィードバックも徐々に落ちてくるので良いと思われる数値より1大きめに振ると良いでしょう
1:リアルな世界への第一歩?!
ではT500RSのよいところって何?!って話になりますが一言で言えば
ゲームがリアルワールドに少し入り込めるステアリングコントローラー!!
まず特出すべき点は何と言ってもペダル関連!!
アクセル、ブレーキ、クラッチと公式では初めての3ペダル
それに加えペダルの操作方法を任意でオルガン式とつり下げ式と選択でき
ブレーキペダルの反力も調整が出来ます。
現在のシステムでは残念ながらクラッチは必要ありませんがブレーキとアクセルを
右足でしかも本物のシューズを履いて操作が出来るのは凄い事と思います。
ブレーキペダルの操作はGが発生しない意外ほぼリアルワールド!
最初の踏みシロがもう少し調整できればこの上ないのですが8割がた演出されています。
またペダル位置も思いのほか悪く無く操作感は慣れればとても面白いです!
ただアクセルはもう少し反力があっても良いかな?!と思います。
T500RSで気持ちのいいブレーキングをしたいのなら私はABSレスを強くお奨めします。
比率は6:7とか5:6が程よいです。
上記に述べたDFGTの設定とは全く異なる数値ですよね!
そうそれくらい物が全く違うんです。
以前であればフロント側を強めに設定していたのがT500RSではリアを強めにしないと
上手くコントロールできないんです。
これは近年のリアルワールドでタイムアタックされているチューニングと良く似た傾向です。
すなわちリアルにある程度鍛えられた右足ブレーキであればシュミレーターでも同じ現象が起きるという事です。
これには本当に驚きました!
最初はどうにも上手く減速が出来ずいろいろとセットしてみましたがブレーキの調整が一番納得で来た調整でした。
2:ステアリングフィール
これは完全に好みの世界と思います。
正直メーカーが全面に出しているセンサー精度は感じ取れません。
DFGT以上に必要がないのか?それともGT5が追いついていなのか?
こればかりは解りません
私的なフィーリングとしてはDFGTに+剛性感が上がった
といった位のフィーリングです。
これは本物同様金属フレームのステアリング設計が大きいでしょう
DFGTやGTFPは素晴らしい設計による樹脂です。
軸受けや抵抗振動モーターの大型化などコスト面からの恩恵が大きいと思われます。
まあそもそも設計主想が全くちがう
こればっかりは実際に体感してみないとなんとも言えないところと思います。
3:初の本格パドルシフト!
物はステンかな?まあ余り良く観察してませんw
今回のパドルシフトはステアリング連動ではなくボス固定式です。
なのでこれも近年のリアルワールドと同じ趣向です。
(TOYOTA、レクサスを除く)
個人的には連動式の方が走り易いのですがやはり双方メリット、デメリットがあります。
これはゲームでもリアルでも全く同じと思います。
(まあ書かなくても解りますよねw)
T500RSに関してのみ言えば、ちゃんとパドルがあるのはやはりイイ!!
GTFP、DFGTはステアリング裏に樹脂製のスイッチがあるだけで
操作感としては正直おもちゃの領域でした。
これがキチンとデザインされたパドルにアップグレードされパドルシフトの操作感は非常に快適です♪
とくにダウンシフトの操作感は気持ちがいいですね〜
連発してシフトダウンする時はちょっとニヤリといちゃいますw
ものも作り込まれててカチッとした感触があり実車より操作感はあるかも?!
ってそんなにパドルシフトの実車乗った事無いけどね
想像以上に長文となってしまいましたがこれまでの公式ハンコンの私なりの見解は以上です。
肝心?なDFGTとT500RSのタイム比較ですが下記の通りです。
ニュル北プラクティス 車両07GTR スポーツハード ABSレス
DFGT:7’26前半
T500RS:7’28中盤
といった結果です。
やはり左足でブレーキ操作を自由に行なえた恩恵は非常に大きく
ゲームでしか出来ない自称X走法が出来る点が大きいと思われます。
それに対しT500RSは右足だけでの操作
やはり各コーナーで0.1秒弱のロスが出てしまっています。
これは人間の反応速度の限界?といったところでしょうか?
もっと走り込めば確かに差は無ってくると思いますが限界はあるでしょうね〜
私的に現役(リアル)アタッカーさん達にT500RSセットはお薦めですwww