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外装の次は内装を見ていきたいと思います。

タクシーも教習車もインパネの形状は大きくは変わりませんが、それぞれの用途に特化しており細部が異なります。

コンフォートにはカップホルダーがありませんが、当車はシフトレバー前方に後付されています。

メーターパネルです。

当世代のタクシー仕様はSGを除きタコメーターは非装備で、代わりにタコグラフ装着スペースが確保されていますが、当車はその位置にアナログ時計がオプション装着されています。

オドメーターは間もなく50万kmで、タクシー上がりらしい走行距離です。
いくら頑丈な3Yエンジンでもこれだけ走れば調子が悪くなるもので、特に当車は現状渡しで手に入れており、現役を退いて1年以上放置されていたらしく、撮影時点ではアイドリングが不安定な状態でした。

ステアリングホイールは2002年以降エアバッグ付き4本スポークが標準装備されていますが、当車はエアバッグレスオプションが選択されており、2本スポークとなっています。

SG、教習車のエアバッグレス仕様は3本スポークとなります。

タクシー仕様のオーディオスペースは当世代までSGを除き1.5DINです。
2008年以降のTSS系は全車2DINに統一されています。

オーディオはAMラジオ+1スピーカーが標準ですが、当車はAM/FMラジオ+2スピーカーがオプション装着されています。

オーディオスペースの上には料金メーター収納スペースが用意されています。

タクシー仕様はスーパーサインやその他タクシー用機器が装着できるよう、助手席エアバッグの設定がありません。

タクシー仕様はウインカーレバー先端にハザードスイッチが装備されています。

エンジンキーシリンダーの横にはLPG燃料カットスイッチと日報灯スイッチが装備され、その下にはエアピュリファイヤー、フォグランプ、電動リモコンフェンダーミラーのスイッチが装備されています。

ペン立ての右隣には当世代からヘッドライトレベライザーが装備され、その下には本来存在しないはずの盲蓋がありますが、防犯灯スイッチの装着跡でしょうか。

ペン立ての下にはバキューム式自動ドアレバーが装備されています。
軽い力で操作できますが、力加減が難しく、全開せず途中で止めたい場合は機械式の方が操作しやすいです。

アクセルペダルはオルガン式です。

デラックスパッケージ以上はチルトステアリングが装備されていますが、素のスタンダードではオプションのため注意が必要です。

コンフォートは全車フロントセパレートシートの5人乗りで、サイドブレーキはセンターレバー式のみ設定されます。

コンソールボックスは蓋が料金トレイを兼ねており、その横には日報を挟んだバインダーなどが置けるファイル立てが装備されています。

デラックスパッケージは助手席側にもサンバイザーが装備されていますが、助手席エアバッグの設定が無いため、警告表記もありません。

素のスタンダードでは運転席側のみ標準で、助手席側はオプションです。

ルームミラーは1段です。