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クラウンコンフォート、最後は2001年式デラックスAパッケージです。

何と新車ワンオーナーです。

オーナーは元々個人タクシー上がりの1992年式GS130クラウン後期型スーパーデラックスQパッケージに乗られていましたが、冬場のエンジン始動性が悪化し、ファミリーカーとして、今後も安心して乗れるLPG車として当車に代替されました。

自家用で運用するにあたり、装着可能なオプションは一通り装着されています。

オドメーターは21万km台です。

オプションでエアバッグが装着されているため、ステアリングは4本スポークです。
2000年の一部改良から2018年の生産終了までこの形状が採用されています。

クラウンセダンです。

コンフォート3兄弟の中では唯一一般向けに販売されたモデルですが、参加台数は3台と他の2車よりも少なかったです。

いずれもガソリンのGXS12で、フェンダーにサイドターンランプが装着された2004年以降の型です。

手前から、倉瀬さんのスーパーデラックス、9152Fさんの2005年式スーパーデラックスGパッケージ、あじまるさんの2006年式スーパーデラックスです。

9152Fさんが黒塗り、倉瀬さんとあじまるさんが紺色塗装です。

倉瀬さんと9152Fさんの車両は同じ神奈川トヨタのステッカーが貼られています。

当オフ会にはコンフォート系以外にも法人向けセダンが参加しました。

gomezさんの1993年式YT140コロナです。
グレードはDX デラックスA仕様です。

ソブリンさんの2002年式THK30クルーです。
グレードは教習車仕様のEです。

ちとせさんの2001年式PY31セドリックです。
グレードは3000ccのブロアムです。

元ハイヤーのため、エアバッグレスで助手席リラックスシートが装備されていますが、LPG改造はされておらず、ガソリン車となっています。


Y31グロリアセダン後期型です。
グレードはクラシックで、ロッドアンテナ装備の1998年以前の型です。
塗装は1998年以前まで設定されていたダークグレーで、滅多にお目にかかれないカラーです。

チャンピオンシロナさんの1999年式Y31グロリアセダン後期型です。
グレードはスーパーカスタムGで、希少な最終型MT車です。

TSS11Yコンフォートも所有されていますが、入庫中だったため今回はグロリアで参加です。

参加者の皆様、当日はありがとうございました。
そして、素敵なイベントを企画していただいたKazumaさんには本当に感謝しています。

ぬ井さんの1997年式デラックスです。
広島の法人タクシー上がりです。

今回参加のコンフォート系では最も低年式車です。

実はこの個体、数年前に一般向けの中古車サイトに掲載されているのを確認しており、まさか間近で見られる機会が来るとは思いませんでした。

当車は最初の改良を受けたモデルで、クラウンコンフォートの中でもかなり初期の車両です。

デラックスにはリアメッキガーニッシュが装備されますが、当世代まではコンフォートと共通で、1998年以降の型からクラコン専用の大型タイプとなります。

グレードエンブレムはスーパーデラックス用に交換されていますが、同車の場合は6気筒の1G-GPEが搭載されているため、TWINCAM24表記とセットになっており、単にSuperDeluxeと表記されるモデルは存在しません。

トランクリッドには広島トヨタのステッカーが貼られています。

インナードアハンドルはデラックス系の場合、メッキとなります。

当車は全席パワーウインドウ&パワードアロックが装備されており、パワードアロックは全席パワーウインドウ選択時のみドアキー連動となります。

コラムシフト車はフロントベンチシートが標準ですが、当車はセパレートシートが選択されており、5人乗りとなります。

セパレートシート選択時でもコラムシフトの場合はステッキ式パーキングブレーキとなります。

2001年以前の型はオドメーターがアナログで、警告灯もピクトグラムと文字の併記となります。

オドメーターはまさかの1桁万km台です。
内装は走行距離相応で痛みが少ないです。

理由は色々考えられますが、普通車に統合以前の広島は小型が中心で、中型は黒塗り6人乗りであることが一般的でした。

当車は小型よりも割高な中型にも関わらず、小型と同じ5人乗りで、小型と同じ白色塗装、更には乗務員に敬遠されがちなMT車ということで距離が伸びなかったんだと思います。

LPGタンクはYXS系であれば年式問わず共通（セドリックは2002年にクルーと共通化されており、それ以前は互換性が無い）であり、タクシー基準では新車並みに低走行ですが、MT車は中古タクシーとしては需要が無いため、一般ルートに流れたと思われます。

キーシリンダー右側にはLPG燃料カットスイッチが装備されており、2001年以前の型はシーソー式となります。

ステアリングはデラックス専用の3本スポークです。
コラムシフト車はグレード問わずチルトステアリングが非装備です。

エアバッグ装着時は4本スポークとなりますが、当世代から2000年まで100系マークII等と共通デザインです。

オーディオは標準装備となる0.5DINサイズのAM/FMラジオがそのまま残っています。

デラックスのシート表皮はセミファブリックです。
助手席リクライニング機構はベンチシートの場合、オプションですが、セパレートシートの場合はシート表皮問わずリクライニング可能です。

セミファブリックシートの場合、ヘッドレストが大型化される2012年までリアアームレストがオプション装着可能です。

自動ドアは機械式です。

デラックスのフロアカーペットは布張りです。
ビニールシートのスタンダードとデラックスAパッケージはビニール張りとなります。

あんもないとさんの2002年式スタンダードです。
静岡の法人タクシー上がりです。

元々2007年式デラックスAパッケージのフロアAT車に乗られていましたが、コラムMT車に乗りたくて当車、乗り換えられました。

Kazumaさんと同じ2002年式ですが、当車は10月の一部改良後のモデルとなります。

本来スタンダードには非装備のドアモールが装着されています。

トランクリッド右下のステッカーはディーラーではなく、前所属と思われるタクシー会社のステッカーです。
静岡の有名な温泉地の事業者でしたが、2017年に倒産しました。

ホイールキャップは110系クラウン用です。

フェンダーミラーはメッキタイプに交換されています。

エンジンルームです。

コーションプレートです。

当車は運転席+後席左パワーウインドウとパワードアロックがオプション装着されています。

パワードアロックはドアキー連動ではないため、運転席以外のロックを解除するには運転席ドアを開けた後、車内のスイッチを操作する必要があります。

スタンダードのエアバッグレス仕様は2本スポークステアリングが標準ですが、当車はデラックス用3本スポークに交換されています。

オーディオスペースは1.5DINで、0.5DINサイズの薄型ラジオが標準ですが、当車は1DIN社外オーディオと0.5DINカバーが装着されています。

当世代以降、エンジンが1TR-FPEに変更されるまでボタン式のLPG燃料カットスイッチが装備されています。

オドメーターは41万km台です。

シートはビニールが標準ですが、当車はクラウンセダン用フルファブリックシートに交換されています。

布張りになっただけでなく、前後にアームレストが装備され、助手席リクライニング機構とフロントカップホルダーも装備されており、快適性が大幅に向上しています。

クラウンセダンのベンチシート仕様はLPG仕様のみかつ2007年までの生産で、元々レアな仕様ですが、当車のシートは出所がかなり特殊です。

ガソリン車をベンコラ改造し、構内専用車として使用されていた個体となります。
外装もガソリン車では珍しい、指定色の黄色塗装です。

リアトレイにはエアピュリファイアー（空気清浄機）が装備されています。

トランクルームです。

次は内装を見たいと思います。

スタンダードはインナードアハンドルが無塗装です。

パワーウインドウとパワードアロックは非装備です。

スピーカーはインパネに装備されますが、小ぶりで変則的な配置のため、純正では音質は期待できず、ドアに直接スピーカーが埋め込まれています。

インパネです。

オーディオスペースは1.5DINで、0.5DINサイズの薄型ラジオが標準ですが、当車は1DIN社外オーディオと0.5DINカバーが装着されています。

ステアリングはエアバッグレスの2本スポークです。
当世代は製造時期的にレス仕様が標準です。

スタンダードはチルトステアリングが非装備です。

ステアリングコラムからはMTシフトレバーが生えています。

メーターパネルです。
2001年以降の型はオドメーターがデジタル式となります。

オドメーターは25万km台で、この年式のタクシー上がりとしてはかなり少ないです。
単純計算で年間1万km台となり、地方のタクシーでも2万ぐらいは走りますから、晩年は予備車か台数枠確保のため登録だけしてほとんど稼働していなかったのではと思います。
私も当世代はここ数年の現役時に見た記憶がありません。

オーナー曰く走行距離の割に程度が悪いそうです。

メーターパネル左側のタコグラフ装着スペースにはアナログ時計が後付されています。

アクセルペダルはオルガン式が標準ですが、当車寒冷地用の吊り下げ式に交換されています。

エンジンキーシリンダー右側には日報灯スイッチが装備されています。

その左隣には、3Y-PE搭載車の場合LPG燃料カットスイッチが装備され、初期ではシーソー式、後期ではボタン式となるのですが、2001～2002年製造の当世代に限り、3Y搭載でもスイッチが装備されていません。


シートはフロントベンチシートでビニール張りです。
稼働が少なかったためか、破れが無く綺麗な状態です。

助手席は背もたれが固定式となります。


自動ドアは機械式です。

スタンダードは運転席側のみサンバイザーが装備されています。

リアトレイにはパイオニア製据え置き型スピーカーが装備されています。
フロントドアスピーカーに加え、インパネにはツィーターも装備されているため、タクシーセダンとは思えない迫力あるサウンドが楽しめます。

次はクラウンコンフォートです。

タクシー仕様のLPG車のみでタクシー上がりの（一般車基準で）過走行車が多いので少ないかと思いきや、意外にも4台参加しました。

いずれも3Y-PE搭載のYXS10でコラム4MT車です。
全車フェンダーにサイドターンランプが装備されない2004年以前の型となります。

Kazumaさんの2002年式スタンダードです。
埼玉の法人タクシー上がりです。

数台のコンフォートシリーズを乗り継いだオーナーが、探しに探してようやく辿り着いた最も理想的な仕様です。

外観は板金修理やパーツ交換で徹底的に現役時代の痕跡が消されています。

最初、○○方面にこんなタクシーいたっけと思っていたら、前事業者名を聞いてその場ではイマイチピンとこなかったものの、帰宅途中に思い出して普通に知っている会社で驚きました。

前事業者は現役時代に何度も目撃しており、埼玉では珍しく2004年以降のABA-代までコラムMT車を導入していました。

実際に撮影しようと営業エリアに出向いたこともありますが、時既に遅し、廃業していました。

ホイールキャップは非装着が標準ですが、デラックス用が装着されています。

フェンダーミラーは無塗装が標準ですが、メッキタイプに交換されています。

ドアモールはスタンダードでは非装備ですが、当車は特注で現役時代から装着されています。

バンパーはカラードタイプに交換され、同時にフォグランプも装着されています。

リアガーニッシュはメッキタイプに交換されています。

低排出ガス認定ステッカーです。

部分的には欠けているものの、比較的綺麗な状態で残っています。

エンジンルームです。
スタンダードはボンネット裏の吸音材が非装備です。

コーションプレートです。