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NJY31セドリックの車内です。
極力現役時代の状態が保たれています。

インパネはタクシータイプで、上級仕様のハイヤー/オーナータイプは中期型で新形状に変更されましたが、タクシータイプは2009年に廃止されるまで大きな変更はありませんでした。

前期型の4気筒LPG車はコラムMTのみ設定で、AT車は用意されませんでした。
オーディオはカスタム以下はアナログAMラジオが標準です。

前期型営業車のステアリングはいずれも2本スポークですが、スーパーカスタム以上は新形状なのに対し、カスタム以下はY30の廉価グレードと共通です。

走行距離は入手時点で35万Km台と20年現役だった割には少ないです。
現在は40万Kmを少し超えています。

シートカバーは白色ビニールタイプが装着されています。

リアトレイにはハイマウントストップランプ一体型空気清浄機が装備されています。

エンジンルームです。
搭載エンジンはCA20Pです。
Y30後期型から搭載されており、中期型でNA20Pに変更されています。

コーションプレートです。

りさちさんの1988年式Y31クラシックです。
ベンチシート・コラムAT車で、当車は大型バンパーで3ナンバー化されていますが、1989年以前は3ナンバー車の税金が高額だったため、2000ccの大型バンパー仕様は存在しませんでした。

前期型のうち、1989年以前の初期型はフロントエンブレムが非装着で、NISSANエンブレムが長方形となります。
また、テールランプのデザインも1989年以降とは異なります。

次はY31セドリックです。
オフ会でも目にする機会が少ないですが、今回かなりの台数が参加していました。
多種多様な仕様が確認できましたが、今回はタクシー仕様とその付近にいた自家用仕様中心の撮影となりますので予めご了承下さい。

国立ロクさんの1990年式NJY31カスタムです。
2010年まで茨城のタクシー会社で使用されていた車両で、まさかそんな最近まで前期型の実働車が存在しているとは思いませんでした。

ハードトップと同時生産されていた前期型は、中期型以降とはかなり外観が異なります。

特にオリジナルとカスタム以上では外観差が大きく、オリジナルは丸型4灯ライトでオレンジのスモールレンズ、世代問わずエンブレムレスなのに対し、カスタム以上は角型2灯ライトでクリアのスモールレンズとなっており、1989年以降はカスタム以上のメッキグリルのみ格子状の凝ったデザインに変更かつエンブレムも装着されるなど質感が向上し、更にオリジナルとの外装差が大きくなっています。

フードマスコットは後付ですが、前期型用が装着されています。


純正コーナーポールはセドリックマーク入りで、大変バブリーかつ凝ったデザインです。

フェンダーミラーは前期型専用デサインです。
当車は左右対称ですが、死角を減らすため、助手席側のみ形状が異なるアンシンメトリーミラーも設定されていました。

前期型のみCピラーに装備されたオペラウインドウです。
Y30以前はスタンダード（Y31のオリジナルに相当）のみ非装備でしたが、Y31ではグレード問わず装備されており、下部に車名ロゴが入ります。

テールランプは1989年にデザインが変更されています。
また、セドリックとグロリアでウインカーレンズの色が異なり、セドリックはオレンジ、グロリアはクリアでしたが、中期型以降逆になっています。

カスタム～クラシックに装備されたNISSANロゴのホイールキャップは1987年のモデルチェンジから2010年にホイールが全車15インチ化されるまで、長期に渡り採用されました。


車名、グレードエンブレムはハードトップと共通で、セダン専用グレードとなるカスタムとスーパーカスタムも中期型以降とはデザインが異なります。

NISSANロゴは当初長方形でしたが、1989年に切り抜き文字に変更されています。

トランクキーシリンダーカバーは前期型ではクラシック以下は非装備です。

ラジオアンテナはリアフェンダーにロッド式が装備されており、カスタム以下は右側に手動式、スーパーカスタム以上は左側に電動式が装備されています。

使用時は車から降りて自分で伸ばさないといけない面倒臭さはありますが、故障して伸ばせなくなる心配がありません。