水冷PC発煙！

自作の水冷PCを作ってから約1年。
この頃CPUの温度が上がり気味なのと、水流を監視する水車の回転が止まってしまった為、修理する事にしました。



先ずは、ドレインからクーラントを抜きます。


パイプが空になり、中の様子が見え始めると、とんでもない物が・・・


クーラントがゲル化し、水路をふさいでいるのです。


特にひどいのはCPUの水枕内です。


これではクーラントが流れない訳です！


配管やラジエター内のゲルを取り除かなければなりません。


パイプをバイパスし、水道水を回します。


１２V電源だけONし、ポンプを駆動します。


取り外した水枕をバラしてみました。


洗浄して綺麗にはなりましたが・・・


ゲル化の原因が分からない為、そのまま使うのは憚れます。


とりあえず、手元にあった予備の水枕を使います。


ゲル化の原因が、元々水流が弱いのでは無いかと思い、ポンプを交換してみる事に。


新しいポンプは約２倍の流量を確保できるスペックです。


元のポンプを取り外し・・・


新しい物を組み込みました。


配線を整えて・・・


精製水を入れて、水を回してみます。


CPUの水枕付近は問題なし。


GPUの水枕も順調だったのですが・・・


約１５分後、いきなり発煙！！


GPUを繋いでいるPCIExバスの電源部が焦げていました。


GPU基板の水枕を外して見ると、水滴が・・・


水路をふさいでいるパッキンが水圧に負けてしまったようです。


予備のGPUでシステムチェックすると、無事に起動！
被害はGPUだけで済んだようです。


仕方がないので手元にあったGPU水枕に合いそうな、型遅れの安い基板を購入しました。


GPUのヒートシンクを外すのは、何度やっても緊張します。


ところが、穴位置が微妙にズレており、装着できません！


仕方ないので、新しいPCIEx4.0延長バスをセットし、


空冷ファンに戻したGPUでくみ上げました。


スペックも見栄えも良くないのですが、しばらくはガマンして使うしかありません。

教訓：PC水冷パーツには、高い水圧を掛けてはならない！　　でした。