
現代の乗用車には,必ずラジエーターにリザーバータンクが付いていると思います。
エンジンが暖まってクーラント(冷却水)が膨張し,ラジエーターからあふれ出たクーラントはリザーバータンクに溜めるようになっています。
エンジンを停止させ,クーラントが冷えて収縮すると,リザーバータンクのクーラントが再びラジエーター側に吸引され戻るようになっています。
駄菓子菓子
BDファミリアの前期型にはリザーバータンクが最初から無く,ラジエーターからあふれ出たクーラント
は,オーバーフローチューブにより排出されるようになっています。
そんな訳で,
門司港ネオクラシックカーフェスティバルの時の写真には・・・。
全てお漏らしした恥ずかしい状態で写っておりました。
実はBDファミリアよりさらに古い
サバンナや
カペラロータリークーペ等のロータリーエンジン車は最初からリザーバータンクが付いていましたが・・・。
サバンナの兄弟車である
グランドファミリアにはリザーバータンクが付いていませんでした。
(このグランドファミリアはウォーターポンプ不良でクーラントが駄々漏れ)
BDファミリアの後期型からリザーバータンクが付くらしいんですが,水温の厳しいロータリーエンジン車ならいざ知らず,レシプロエンジンのクルマには1980年ごろまではリザーバータンク付いていないのが普通のようですね。
リザーバータンクがない旧車では,クーラントを目いっぱい入れても,オーバーフローした分は自然と外に排出される訳ですが,ラジエターの水位が下がったままにしておくのは精神衛生上よろしくないので,クーラントが減った分を補充するのが習慣になっていましたが・・・。
先日参加した
「おはさか」の時,ファミリアXGからクーラントが漏れてると騒ぎ?になりまして(笑)
僕は
「あぁまたか」と言う程度だったんですが,某地元自動車メーカーの若手社員は
「環境事故だ」とか面白がってるし,そこまで言うなら
「貴方たちの先輩が設計した欠陥車」じゃと文句言うとけ!と言いました。
いちいち「これはこう言う仕様」だと説明するのもめんどくさいし,既に対策は検討してて実行に移すだけだったので,ネットで部品をポチりました。
汎用のリザーバータンクです。
どこの国の言語やねん?と思いましたが,どうやらタイランドのようです。
http://www.spryautoparts.com/index.htm
S.P.R.Y.AUTO PARTS CO.,LTDは,日本の自動車メーカーにも納入しているようなので,品質に問題はないと思われます。
商品ページはこちら(PDF)
http://www.spryautoparts.com/images/catalogue/J-TANK.pdf
金具とネジ,ホースが付属していましたが,車体に取り付けする際に必要な金具(汎用ステー)を,ホームセンターで調達して来ました。
こんなクロームメッキのじゃなくても良かったんですが,材質や厚み・寸法等を吟味したらこれしか選べず。
ガレージにて作業開始。
購入してきた汎用ステーを付属のボルト&ナットで組み付けましたが,サイズが10mmでも12mmでもなく,日本ではあまり使わない11mmなところがなんとも・・・。
以前,どこかのガレージセールで格安で買ってきた,11mmと13mmのコンビネーションレンチ(KTC製)が役に立ちました。
リザーバータンクの取り付けに使おうと思っていた穴が小さく,用意したボルトが入りません(汗)
ドリルで穴を拡大しようにも,想定外(思慮不足?)のことで準備をして来なかったので・・・
暫定的にインシュロック(結束バンド)で留めておきました。
本体を固定したらホースを繋いで・・・
クーラントを補充して完成です。
以前からアッパーホースを握ると気泡がプクプクと出ていたんですが,冷却系の密閉度が上がると思います。
ちなみに,ラジエーターキャップ,ラジエーターホース(アッパー/ロア),ヒーターホース(No.1~4),ホースバンドも含めて全て新品が出たので,昨年の車検の時に一気に交換しています。
ネットで検索すると,ペットボトルやホームセンター等で手に入るプラボトル等で代用している方もいらっしゃいましたが,純正然な仕上がりになりました。
リザーバータンクのアッパーレベルまでクーラントを補充しておきました。
※取り付けたタンクの容量は約500mlのようです。
タンクの固定方法は改めて検討しますが,しばらくこのままな気がします(笑)
Posted at 2016/12/30 03:16:02 | |
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