
国内年間販売計画が千台のレア車を見物してきました。巡回展示用で神奈川県内某販売店に本日は居ましてもうすこし県内巡業続きますが、ご時勢がら予定開示は略。お近くの方はお取引のある県内販社へお問い合わせを。
タイトル絵は後ろからで、前から見たらこうです。

お間違え無くw
国内外共に現時点でEVがハイブリット車に勝てる要素は無く、自宅充電可能+近所限定のセカンドカーが何とか成立する程度。製品技術やコスト以前に、電池の原理的な問題や充電時ロス、地域給電能力など課題は山積中。そんな事はメーカー百も承知でしょう。見物に行った理由もEVではなく、次期インターフェイスの良しあしがメイン。
【ドアノブ】
照明付きの電動兼手動格納式。たぶんキーレス連動で出入りするんでしょう。

前端を押し込むと手動でもこのポジションになります。自動格納するので空気抵抗は減りますが、形状的に使いやすいとは言い難し。リアドアはヴェゼルと同様。
【サイドカメラ】

肉眼では絶対死角になる領域も映せるみたい。

運転手にとって重要なのはカメラじゃなくてモニターの方。写真は露出下手ですが肉眼ではスッキリキッチリ見えました。

※鏡の代用と言う事なのか、POWER SYSTEM OFFでも鍵が車内なら映るみたい。
【メインビジュアル】
店内でガソリンエンジン始動は当然許されませんがコレは純EV。
店員氏のご了解頂き事故は運転手の責任になる事認識の上でPOWER SYSTEM ON。実際に道路走れる車ですから、免許持ちがPOWER SYSTEM OFFまで運転席を離れないのも当然の義務として撮影してます。
サイドミラー画像とメイン液晶。

運転用液晶パネルは、FIT4の拡張みたいな感じ。
メイン液晶は概ね昨年のモーターショウ展示とイメージは同様

AIちゃん成長したかは不明です。
ステリアリングのスイッチ類とワイパーコントロール・ライトコントロールのスイッチクラスターはほぼ最新車種レベル。

目新しいのはステリアリングヒーターとライトスイッチのOFF固定が無くなったぐらいですぐに使えます。ワタクシ的には真夏の炎天下対策でステアリングクーラー欲しいですw
ルームミラーの画像もスッキリクッキリ
【内装】
価格は置いといて、この車の位置づけは普段使いの近所用ですから、インテリアはその前提でイイ感じですよ。ゴージャス&チープ側ではなくシンプル&リッチ側で安物感は無し。あと、フロントシートの座り心地とホールド性は上出来です。
フロントシート

リアシート

引っ張れと言われた気がするので…

ドリンクホルダーでした。
【電気信号接続】
100V15Aのコンセント搭載。100Vの家電はエアコンでも電子レンジでも1500Wが事実上上限なので、震災時にコレは重要な機能。

電力に限りがあるEVより、エンジンで発電出来るハイブリット車にこそ必ずあるべき装備です。
1500Wを12V系で取り出すと150A位必要で、12Vバッテリの充電回路電流上回るからハイブリッド車でもメーカーが専用回路用意していないと1500W連続出力は不可能です。FIT4にその準備が無かったのは極めて残念。
【もう一声】
グロープボックスに隠してあったのはたぶんドラレコ。

カメラもセンシング用とは別個に必要です。そろそろセンシングやミラーシステムと統合して車自身の機能にする時期でしょう。
【なんか違う】

205/45 ZR(爆)
パワーの抑制制御変えたら、安いポルシェやフェラーリ街中で置き去りにするの造作もない動力性能ですが、こういうタイヤ履かせる車かと(笑)
【景品イタダキ】
SNSに投稿したら頂けるとの条件付きでしたので、

なにシテルでお茶を濁しマグカップとコースターゲット。メモ帳っぽく見えるのはモニター部分の説明図みたいな奴でした。
【総評w】
ワタクシ的にはこの車、次世代インターフェイスの提案だと思ってますから、その観点で。
インターフェイスは運転ポジションで見てどうか、触ってどうか、あるべきところにあるか、違和感ないか等が肝ですが、それらの観点でトテモ良いです。過渡期の車でゼロベースの最適化すると、対応出来ない運転手が大量発生するので、妥協点としてイイトコロ突いてると。
このインターフェイス、FIT4HVのマイナーチェンジで百万UP程度のオプションで搭載してくれたら、多分買うぞと店員氏には言っときましたw
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この先、こういう方向の進歩に遅れ取ったら「車体屋という部品サプライヤー」しか生きる道は無いので、現完成車メーカーは人材含め全力で取り組んで頂きたく。
でわ。
Posted at 2020/10/25 19:37:09 | |
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自動車技術 | 日記