月夜猫です。天下のトヨタ様ともあろうお方がなんとオカルトなw
……面白そうなのでざっと特許内容みましたw
【観測された事実】
気流と接する個体表面における帯電の有無により境界層の厚さが変化する。帯電していない方が境界層は薄くなる。
【境界層の効果】
車程度では大ざっぱに厚いほど揚力が大きくなる。揚力が大きいということは気流側へ車が引っ張られ車を持ち上げる力になる。
【要するに】
ボディが帯電していると揚力によりそこだけ車が軽くなったのと同じで、タイヤの接地性が悪化する。
【何処に張るのか】
車両表面を構成する部材のうち絶縁性素材のもの。樹脂とかプラとかガラス。ボディ表面を構成するものであって導電性で無いもの。
これで、設計どおりの荷重がタイヤに掛かるように空力特性をボディ形状変えずに修正できる。
【表か裏か】
部品のどっち側でも同じ。絶縁体表面の静電気電位は均一に分布するので、裏側の電位が下がれば表側も下がる。
【なぜアルミ】
導電性であれば同じなので金箔でもw
アルミテープなら酸化被膜があるので新たな錆で性能劣化するのが遅いのと入手が簡単で低コストなだけ。
【なぜあの形】
静電気を空気中に放電するアンテナになる形。部分的に電荷が集中する形状なら良いので最適は針の形だが直角とか接近した平行線があれば良しなので櫛形は効果的。
【なぜ全面に張らない】
全面に張ったら全面の電荷が同じでアースが無いと意味なし。アースとれるならそもそも要らない。
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ステアリングコラムの下に張ったのは(特許範囲にないみたいなので)ネタ半分なんでしょうが、バンパーとかフェンダーで変化があるのは確かでしょう。
とわ言え空力なので、「変化がある」のと「効果がある」のは別な話。車ごとに「どの部品にどんな形でどの程度」が最適なのかは、実寸スケールの風洞が自宅に無いと判明しないでしょうね。
メーカー側に意味があるのは、シミュレータと風洞で決めた外観形状での空力が部品材質で変化してしまうリスクに対し、低コストで出来る回避策の包括的特許をとって独占し価格競争力が持てる事でしょう。
単に真似っこしたアフターパーツとか他車用部品流用はそれこそオカルトw
でわ。(^^)/~
Posted at 2016/09/18 16:24:57 | |
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