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2010年05月12日 イイね!

一層の活躍を期待したいエルグランド

一層の活躍を期待したいエルグランド昨日付のエントリに続いて、警察車両のミニチュアカーをご紹介。今回はRAI'Sから非常に珍しいミニバン型のパトロールカーがリリースされました。

ベース車は現行型の日産エルグランド。2008年モデル、すなわち後期型をベースとした神奈川県警察の"交通部 交通捜査課 暴走族対策室"に所属している覆面パトロールカーです。
任務は所属部署名が示しているように、暴走族の検挙・摘発。もちろん3500ccエンジンを搭載するハイパワーミニバンとは言えども、この大きな図体で高速追跡を行うという訳ではありません。

主な任務は「暴走行為の証拠採集」。
近年は暴走族を現場で無理に追跡して確保するのではなく、現場では暴走行為の証拠をいろいろな方法で採集して、それらを分析した上で被疑者を特定して後日検挙するというスタイルが一般的になっています。
これは暴走現場で徹底した追跡を行うと、暴走族の無謀運転がエスカレートして一般市民を巻き込んだ事故につながる恐れがあるため。余談ですが最近はどうも暴走族に限らず、交通違反行為でパトロールカーの追跡を受けても停止命令を無視して振り切ろうとする輩が非常に増えているような気がします。中には一般車を巻き込んだ重大事故につながっているケースもありますので、モラルの非常に低いドライバーが増えているように思えて残念です。

さて、証拠採集の具体的な方法ですが、まず一例として挙げられるのがペイント弾の活用。特殊なインクを詰めた"弾"を暴走車両に向けて発射、このインクはそう簡単に落ちませんので暴走行為を行った車両であるという重大な証拠になります。
またもうひとつの方法としてはビデオカメラの活用があります。暴走行為の現場を録画することで違反行為の証拠になるとともに、暴走車両や運転者の特定にもつながる記録になります。

これらを市販車でもお馴染みの装備であるサンルーフから警察官が上半身を乗り出して行うのが、この暴走族対策車両。
ちなみにこのエルグランドが珍しいのは、新車装備であるツインサンルーフを装備しているのですが、フロント側のサンルーフを埋める形で反転式赤色警光灯が装着されています。捜査用車両でもお馴染みのマグネット式赤色警光灯でもよかったような気がしますが、交通系パトロールカーということで手の込んだ作りで反転式を装着している点がユニークです。

ところで日産エルグランドといえば、クラウンなどとは比べ物にならない少数ですが、警察などでの採用例を見て取ることが出来ます。最近は高速道路会社の黄色いパトロールカーとしても時々見かけますし、一部の警察本部には事故処理車として白黒ツートン塗装の仕様が配備されています。
また捜査用覆面パトロールカーとしても、主に本部の捜査部署を中心に配備されています。私個人の経験では福島を訪れた際に緊急走行する車両に遭遇したことを、2009年2月8日付のエントリでもご紹介しています。

全国的に見ても珍しい存在である、神奈川県警察の暴走族対策車両。偶然、つい先日の夜に神奈川県内でこの車両を見かけたのですが、見事なまでに一般車の群れに溶け込んでいました。
なお、同様の車両は警視庁にも配備されており、ミニバン型は旧型のトヨタアルファード、さらにステーションワゴン型の旧型スバルレガシィツーリングワゴンが存在しています。
これらは過去にフォトギャラリーの「2008年・警視庁年頭部隊出動訓練」でもご紹介していますし、レガシィについてはRAI'Sからモデル化されたミニチュアもご紹介しています。

最近の暴走族は"旧車會"などと名乗っている傾向もあるようですが、これも昨今伝えられる"暴走族の高齢化"によるものなのでしょうか。
いずれにしてもこれからの季節、虫のように夜になると湧いて出てくる迷惑な輩を、徹底的に摘発・検挙してほしいものです。


MiniCar|RAI'S 日産エルグランド(E51) 神奈川県警察暴走族対策室車両
MiniCar|RAI'S スバル レガシィ 2006 警視庁交通部交通機動隊車両
 
Posted at 2010/05/15 03:04:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記
2010年05月11日 イイね!

高速道路の"シンボル"

高速道路の"シンボル"先の出張中に、またまた予約しておいた新作のミニチュアカーが届きました。
ミニカーショップ ヒコセブンがリリースしている実在する警察車両を1/43スケールで再現している「RAI'S」から2点が新たに登場しましたので、まずはその一つ目をご紹介。

2007年に栃木県警察の高速道路交通警察隊に配備されたのは、Z33型・日産フェアレディZ。パトロールカーとしては全国で初めての採用例となりましたが、さらになんと単なるZ33ではなく「Version NISMO」がベースとされていたのですから、大いに話題を呼ぶ存在となりました。

元々、高速道路交通警察隊に配備される中でも高性能なスポーツ系パトロールカーの代名詞だったのが日産フェアレディZ。セドリックやクラウンとは一線を画した動力&運動性能の高さ、さらに見るからに速そうなルックスは違反の摘発など実務面のみならず、存在そのものが違反抑止効果や交通安全啓蒙の効果を生んできました。

しかしZ32型になると、全車にTバールーフが標準装備となったことから、ルーフに警光灯の装着が絶対となるパトロールカーのベース車両としては適さなくなってしまいました。
それでも半ば無理やりに仕立てられたZ32型のパトロールカーも存在はしていましたが、全国でもわずか数台のみという"珍車"の部類になったのです。そんなZ32は栃木県警察でも配備されていました。

そしてZ33型にモデルがスイッチされると、警察車両への採用はほぼ絶望視されていました。Tバールーフの装備こそ無くなったものの、日産としては警察車両にR34型やV35型のスカイラインをあてがっていったのです。
既に市場でもハイパワースポーツクーペモデルが絶滅状態になっていたため、FD3S型マツダRX-7や三菱GTOなども一線を退きつつありました。

そこに突如、2007年になってZ33・Version NISMOをベースとした車両が現れたのですから、それは驚きでした。
いや、冷静に考えれば県内に日産やホンダの生産拠点がある栃木県警察では、前述のZ32型フェアレディZやホンダNSX、さらに古くはフォード・マスタングなど、独自性の強いスポーツ車種を採用してきた歴史がありますから、もしかすると必然なのかもしれません。今回のZ33も寄贈車ではないかと言われている存在ですし。

ところで私の個人的な印象としては、もうこのような高性能スポーツクーペタイプのパトロールカーは、その役割を終えているようにも感じます。
まず大型トラックのリミッター義務化などで、高速道路は全般的に走行平均速度が下がる傾向ですし、全国的なデータでも交通事故の原因として速度超過が減少傾向にあります。
そうした中で、今やスポーツモデルを超える動力性能を有するセダンも珍しくありません。ならば居住空間が広く、資機材搬送に便利なトランクなどのユーティリティ性に優れる、ハイパフォーマンスセダンのほうが、高速道路交通警察隊の任務には適していると思われるからです。

まして、いくら足回りなどをチューンナップしているとは言え、このZ33・Version NISMOは個人的にはそんなに動力/運動性能に優れた車という印象も無いので、毎日長距離を走る高速道路交通警察隊のパトロールカーが決して適任とは思えないのです。

むしろ交通機動隊の所属として一般道路で睨みをきかせたり、積極的にイベント等に参加して交通安全啓蒙活動に従事させたほうが良いような気もしています。
 
 
MiniCar|RAI'S 日産フェアレディZ Ver.NISMO 栃木県警察高速道路交通警察隊車両
MiniCar|RAI'S 日産フェアレディZ 300ZX 2by2栃木県警察高速道路交通警察隊車両
 
Posted at 2010/05/14 00:13:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記
2010年04月06日 イイね!

日本にたった一台の"ミニパト"

日本にたった一台の"ミニパト"昨日付のエントリに続いて、RAI'Sシリーズの新商品をご紹介。

史上初めて"ミニパト"をモデル化した今回の作品は、単なる"ミニパト"ではなく日本にたった一台だけ、それも期間限定で存在していた神奈川県警察の車両です。

2008年の夏に登場したこの車、三菱自動車工業の「i-MiEV」をベースとした実証走行試験車両。
電気自動車の「i-MiEV」、一般市販化に先立って最終的な開発の"煮詰め"を行うためのデータを採るために行われた実証試験の一貫として配備されたものです。

独創的なデザインの「i-MiEV」、もちろんガソリンエンジン版の「i(アイ)」を含めて警察車両として採用されたのはこの車が初めて。白黒ツートンの制服仕様カラーリングに、自らが電気自動車であることを示す表記をボディサイドとリアビューにあしらっています。

この車両、退役までの間に県内で開催された環境系のイベントなどに展示されるなど、役割としては"広告塔"的な意味合いの強いものでした。改良が進んでいるとは言え、やはりカタログ上の航続距離が160kmでは、警察車両としての使われ方も限られてしまうというのが本当のところでしょう。
もっとも個人的には、電気自動車で緊急車両用途を想定するのであれば、赤色警光灯やヘッドライトなどに消費電力の少ないLEDを積極的に採用するなど、もっと突っ込んだ造り込みをして欲しかった部分もありますが・・・。

なお、ガソリンエンジンを搭載する「i(アイ)」についても、特異なリアアンダーフロアミッドシップにエンジンをレイアウトすることもあって価格は軽自動車としては比較的高め。それゆえか警察車両はもとより、営業車/社用車としての需要は少ないのが現状です。
しかし、普通車に迫るロングホイールベースがもたらす室内空間の広さや、高い走行安定性などは「i(アイ)」」ならではの大きな特徴。
これらは"ミニパト"として非常に使い勝手の良い条件を満たすことになるのではないかと思います。

過去、警視庁ではレトロ調のテイストでまとめられた「ダイハツ・ミラジーノ」などを、"ミニパト"として採用したことがあります。
国費配備車両としては難しいでしょうが、ぜひどこかの本部で県費配備車両として「i(アイ)」の"ミニパト"、誕生しないものでしょうかね。

MiniCar|RAI'S 三菱i-MiEV 2008 神奈川県警察本部実証走行試験車両
 
Posted at 2010/04/09 01:10:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記
2010年04月05日 イイね!

今となっては"バブリー"なパトカー

今となっては"バブリー"なパトカーウチのミニチュアカーコレクション、最近は"赤と黒"のカラーリングをまとうものが増殖を続けていますが、それ以上に一大勢力を構築しているのが"白と黒"のカラーリングのクルマたち。

そうです、ミニカーショップHIKO7RAI'Sシリーズ、その最新作が届きましたので2回のエントリに分けてご紹介していきましょう。

まず先に登場するのは、懐かしの初代・日産セドリックシーマ。
"シーマ現象"という言葉も生まれ、バブル期の日本における経済市場の急速な拡大を象徴する自動車の一台でもあります。高性能なエンジンを搭載し、完全に3ナンバー専用で設計・デザインされた独自のボディをまとう高級車。
それまでのセドリック/グロリアやクラウンが、あくまでも5ナンバーサイズボディを基本として、大排気量エンジン搭載モデルに限って大型のバンパーやサイドモールでボディサイズを大きく見せていたのに対して、完全に専用設計されたシーマは完成度で圧倒的に勝っていました。

景気が上向くのに連動して、市場価格500万円級のシーマも人気爆発。このシーマに限らず高級・高性能車の開発・販売が日本市場で一気に加速した中で、警察車両にも一定以上の性能が求められるようになってきました。

そこで静岡県警察の高速道路交通警察隊に導入されたのが、この初代セドリックシーマの制服仕様パトロールカー。
管内に大動脈・東名高速道路を抱える静岡県警察、高性能なシーマは東名高速道路の安全確保に大いに貢献したことだろうと想像します。

残念ながら私自身、このシーマ・パトロールカーの実車を見たことはありません。
しかし、いつもながら細部まで忠実に再現しているRAI'Sシリーズですから、実際の車のイメージもリアルに想像することが叶いました。

後年、静岡県警察では初代トヨタ・アリストの制服仕様が高速道路交通警察隊に配備され、交通機動隊にはトヨタマークII・ツインターボや日産ローレル・クラブS(ターボ)、三菱GTOの覆面仕様など、オリジナリティの高い車種が採用されていました。

しかし、今や東名高速道路で見かけるのは新旧クラウンばかり・・・。
そろそろ、高速道路の安全を守るという意味で"シンボリック"な存在が欲しいような気もします。
 
MiniCar|RAI'S 日産セドリックシーマ 1988 静岡県警察高速道路交通警察隊車両
 
Posted at 2010/04/07 19:44:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記
2010年03月07日 イイね!

特注品の個人タクシー

特注品の個人タクシー3月に入って、早くも3台目となる1/43スケール・ミニチュアカーのネタです。
たまたま欲しい対象の車種が立て続けにリリースされたからなのですが、気がつけばコレクションの一部をご紹介している「フォトギャラリー」も、既に100台分に達していました。

さて、今回ご紹介するのはトヨタ・クラウン。一世代前のモデルとなった通称"ゼロ・クラウン"をベースとした個人タクシーのミニチュアです。

首都圏の個人タクシーといえば国内外の高級車が目白押し。稀少な存在としてはメルセデス-ベンツSクラス、BMW7シリーズ、キャディラックDTSなど、世界的に名声の高いモデルも存在しています。国産車で見てもトヨタセンチュリーやセルシオ、最近ではレクサスLSといった超高級車も普通の料金で利用することが可能。クラウンやフーガなどは、ごくごく普通の存在として頻繁に見かけることが出来る存在です。

もちろん"ゼロ・クラウン"も多いのですが、事業主さんの個性が別れるポイントがひとつ。それはロイヤルサルーンとアスリート、いずれをベースに仕立てたタクシーなのかという点です。高級感や快適性を重視すればロイヤルですが、走りに重きを置けばアスリートという選択肢もある得るのが個人タクシーならでは。
やはりほとんど同じ料金で乗れるのですから、特に長距離を利用する場合は個人タクシーを狙って乗車したくなるというのは、私だけではないと思います。

話はミニチュアに戻りますが、モチーフは"でんでん虫"の行灯でお馴染みの「東個協(東京都個人タクシー協同組合)」の加盟車両。
中でも今回は豊島支部に所属している車両をモチーフとしています。

それというのも、このモデル自体が豊島支部による特注品。同支部の50周年などを記念して、KYOSHOのJ-Collectionをベースに仕立て上げられました。
これまでにも同シリーズからリリースされた個人タクシーのミニチュアを購入したことはあるのですが、クオリティの面ではいま一つ納得出来るものではありませんでした。特に箱書きの車種と実際のモデルに相違点が多いことなど、おもちゃとしては認められてもコレクションアイテムとしては落第点の製品が多かったのです。

しかし今回は特注品ということもあってか、細部までしっかり煮詰められている印象。
タクシー独特の細かいステッカー表示などを再現しているあたりに、とても満足感を得ています。

MiniCar|J-Collection トヨタクラウン 個人タクシー (豊島協組50周年)

以下、これまでに購入済のモデルです。

MiniCar|J-Collection トヨタセルシオ 個人タクシー
MiniCar|J-Collection 日産シーマ450VIP 個人タクシー
MiniCar|J-Collection 日産セドリック 個人タクシー
MiniCar|J-Collection トヨタクラウン 個人タクシー
 
Posted at 2010/03/09 20:31:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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