10日に発売となった気になる新型車「タフト」を、先日の土曜日に妻と見に行ってきました。もちろん試乗もさせていただきました!次期マイカーの候補にタフトが急浮上してきた経緯は前回のブログでご紹介しましたが、自分はもちろんですが、今回のタフトに関してはめずらしく妻が非常に乗り気で、実車に触れるのを大変楽しみにしておりました。
↑レイクブルーメタリックのタフト
やはり話題のクルマということで、コロナ禍ではありますが、ダイハツのディーラーもタフト目当てのお客さんを中心にけっこう盛況でした。実際の写真がなくて申し訳ありませんが、店内にはレイクブルーメタリックのGターボが展示してあり、試乗車はサンドベージュメタリックのG(NA)でした。ホントはターボに試乗してみたかったのでちょっと残念でしたが、ターボは次の機会ということで。
↑サンドベージュメタリックのタフト
さて、まず実車の外観を見ての第一印象ですが、一言「カッコイイ!」。直線基調で無骨な印象ですがワイド感もあり、独特の迫力があって大きく見えます。だからと言ってゴテゴテした感じはなく、非常に洗練されたデザインです。試乗車のGはメッキパック仕様でフードガーニッシュが装着されていましたが、自分の好みとしてはガーニッシュありの方がカッコいいかな。
↑ガーニッシュを装着したフォレストカーキメタリックのタフト
よく「ハスラー」のパクリとか揶揄されていますが、少なくともデザイン的にはまったく別物ですね。ハスラーを意識したクルマだとは思いますが、個人的には〝パクリ〟は言い過ぎと思います。軽自動車の規格いっぱいで4ドアハッチバックの車を造ろうと思ったら、カタチ的にはだいたいこんな感じになるのは必然。そういう意味では基本のカタチは似ていても、外観の印象はハスラーとはかなり異なります。デザインに関しては、女性やファミリーにも支持されるハスラーに対して、タフトの方がSUV感があり、男性的なイメージだと思います。
↑新型の現行ハスラー
乗り込んでの印象は、これまた「カッコイイ!」。インテリアも直線基調でワイルドな感じですが、各種操作系が運転席周りの近いところに集中していて操作しやすいと思いました。内装の質感も高級感があり、何よりしっかりした造りで安っぽさがない!今乗っているN-WGNもカスタムの「SSパッケージ」という特別仕様車で、軽にしてはかなり高級感のある内装ですが、ドアの内張やインパネ、センターコンソールの足元まわりとか、素材がプラスチッキーで部分的に薄かったり、取付きが甘かったりして、やや安物感が否めない。しかし、タフトの場合は隅々までしっかりした造りで、素材の厚みが感じられ、メーカーが〝バックパックスタイル〟と謳っている通り、キャンプやアウトドアなどにアクティブにガンガン使えそうな印象です。
↑タフトのインパネ
写真ではそこまで感じないかもしれませんが、実際に運転席に座ってインテリアを見回してみると、近未来の乗り物のコックピットのような感じで、適度なタイト感、囲まれ感もあり、非常に男心をくすぐる、ワクワクさせるデザインになっていると思います。シートもメッシュ素材の堅めのシートで、今まで乗っていた軽がN-WGNも含めてベンチシートだったこともあり、サイドサポートが効いたタフトのパーソナルなシートは、軽自動車ということを忘れさせてくれるほど上質な座り心地です。1点だけ明らかに不満な点として、センターアームレストの長さが短かすぎ!ここは早急に改善してほしいところ。
↑タフトのインパネ、センターの操作系
国道沿いのディーラーを出て、約15分ほど乗り回してみましたが、とにかく軽自動車とは思えない乗り心地に驚きました!今乗っているN-WGNを息子が購入したのは、当時すでにモデル末期に近い3年前。以前我が家でも所有していた初代N-BOXと基本設計は変わらない旧N-WGNと比べるのは酷かもしれませんが、車体の剛性感、エンジンのフィーリング、静粛性、操舵性、どれをとっても一段も二段も上質に感じます。今回試乗したのはノンターボのNAモデルでしたが、街乗りに関してはこれでNAなのか?と思うほどパワフルな印象でした。タフトに限らず新しいモデルはこんなものなのかもしれませんが、自分のN-WGN以外、最近の軽自動車を運転したことがなかったので、非常に驚きました。いずれターボモデルも試乗してみたいと思います。
話題の「スカイフィールトップ」は妻も私もとても気に入りました。やはり軽自動車でこの装備を奢ったのはダイハツの英断だと思います。さすがにパンフレットやネットで公開されているイメージ写真は〝誇大表現〟と言わざるを得ませんが、実車のガラスルーフを体験すると、やはりとても気持ちいい!運転する、乗る楽しみを倍増させてくれます。いろんなところに出かけたくなる、運転意欲をかき立ててくれる装備ですね。
↑「スカイフィールトップ」のイメージ写真。さすがに盛りすぎ!
↑実際はこんな感じです
後席についてもよくハスラーと比較され、スライド機能やリクライニング機能がないことに不満の声がありますが、そいう言った機能を省いて固定にした分、シートが肉厚でしっかり感があり、座り心地がいいように感じました。固定された背もたれの角度もそれほど立ちすぎている印象はなく、長距離ドライブも問題ないと思います。我が家の場合はすでに子育ても終わり、後席に人を乗せて遠出するというシチュエーション自体が年に数回あるかないかなので、シートアレンジに関しては特に不満はありません。
数々の安全装備も抜かりありません。全車速追従型のACCや電動パーキングブレーキ、レーンキープ機能など、〝性能〟の差はともかく、以前乗っていたメルセデスと同等、あるいはそれ以上の装備が満載です。オートエアコンはもちろん、シートヒーターや標識認識、アダプティブドライビングビーム、パノラマモニターなど、高級車に匹敵する装備は本当に驚愕に値します。
総括としては、かなり欲しくなりました!特に妻は「コレがいい!コレにしよ!」と大変な気に入りようでした。私の場合は、まだ新型N-ONEや新型MAZDA2を見ていないので何とも言えませんが、非常に好印象です。アクセサリーカタログもいただいて、家でゆっくり見てみましたが、非常にセンスのいい純正のドレスアップパーツやアクセサリーがたくさんあり、オリジナリティ溢れる自分好みの一台に仕上げる楽しみもあります。1台体制となった我が家のマイカー事情、日々の運転頻度は私より妻の方が多いので、妻の意見を無視できない現在、状況によってはある日突然「タフト買いました!」とブログをアップする日も遠くないのかもしれません。
Posted at 2020/06/15 18:29:35 | |
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