実は1年以上前から左の肩痛に悩まされていました。四十肩とか五十肩と言われるような疾患ならそのうち治るだろうと湿布などを貼ったり痛み止めを飲んだりしてやり過ごしていました。
しかし、痛みで動かせないというわけではないのですが、日々の生活の中で動かすと何かの拍子に激痛が走るし、何もしてなくてもズキンズキン痛むこともあって、特に夜間はひどい痛みで夜中に目が醒めることもしばしば。日常生活でかなりのストレスになっていました。
これはイカンと、昨年の中ごろに思い切って地元ではかなり大きい市立の総合病院にかかりました。とりあえずレントゲンを撮り診てもらうと、骨や筋肉には特に異常はないので、おそらく筋肉の硬化等によって血流が悪いため痛むのではないかとの診断でした。要するに〝肩こり〟をこじらせたみたいな感じ?・・・対策としては理学療法士によるリハビリを勧められました。
総合病院にはリハビリ施設がないため、施設のある別のクリニックを紹介され、早速クリニックで医師と面談しましたが、特に私の身体を診察することもなく、総合病院からの紹介状をもとにリハビリに通うことになりました。注射等による治療や薬の処方なども一切ありませんでした。
それから約半年間、週一のペースでリハビリに通いましたが、一向に改善が見られません。理学療法士の先生が宣う(のたまう)に〝筋肉はいろんな所と繋がっていて影響を与え合っている〟ので、「こんなところが?」という意外な場所が原因だったりするとのことで、例えば足の裏とかふくらはぎとか背中とか、身体中いろんな場所を揉んだり押したりなどの施術をしてもらいましたが良くなる気配はまったくありませんでした。
それどころか「血行が悪いのが原因なので温めた方がいい。寝るときに〝貼るカイロ〟を肩に貼って寝たらいい」とか言われてその通りにしてみたら、いつもより5割り増しくらい痛くなってしまって寝るどころじゃなくて速攻やめたこともありました。
これはもうダメだと見切りをつけて、年末年始の休みのタイミングでそのままフェードアウト。当然肩は痛いままで、そのうち別の病院に行ってみようと思っていた矢先、腰痛グセのある妻が久しぶりにギックリやってしまいまして、近くの整形外科に連れて行くことになり、ついでだからと私も肩を診てもらうことにしました。
初診の整形外科で今までの経緯を話したあと、先生の言う通りに自分でいろいろ肩や腕を動かしてみて、どういう状態の時に痛いのか確認しました。その後レントゲンを撮ってさらに診察してもらうと、確かに骨と筋肉には異常はないが関節に異常が認められるとのことで、より細かく診るためにエコー(超音波)検査をしました。モニターを見ながら患部の説明をしてくれて、肩関節のなんちゃらとかいう部分が通常より厚みがあって盛り上がっているとのことで、ここが炎症を起こして腫れているから痛むんですよと丁寧に解説してくれました。
〝では、注射を打ちましょう〟とのことで、エコーで確認しながら直接患部に注射をしてもらい、痛み止めと炎症を抑える薬を1週間分いただいて帰宅しました。すると、なんということでしょう!その日の夜ぐらいから劇的に痛みが緩和して、夜中も痛みで起きることもなく、1年以上も悩んでいたそれまでの痛みがまるで嘘のよう。それから1週間後に再度診察してもらい状況を説明すると、あともう1週間だけ薬を出しておきますので、それで様子を見てください、もしまた痛むようならその時また来てくださいとのことで、通院も不要。
それからさらに2週間が過ぎて現在に至ります。もう薬も飲んでいません。腕の動かし方の具合とかでたまに若干痛むときもあるので、完治とまでいかないけれど、ほぼ生活に問題ない程度に回復して、1年以上も痛みに苦しんだのはなんだったのか?あの半年にも及ぶリハビリの日々はなんだったのか?と自問自答。もっと早く別の病院に行っていればよかったと後悔しきり。結論としては、病気でもケガでも、しばらく通院して効果が感じられないのであれば、なるべく早く他の病院に行くのが得策だということを、それこそ痛いほど感じた出来事でした。
セカンドオピニオンって、ホント大事だと痛感しました。
Posted at 2024/01/29 20:47:57 | |
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