上高地は学生時代、愛機XL250Sの頼りない6Vヘッド球を
頼りに、真っ暗な釜トンネルを、空中遊泳している気分で
走りぬけ(当時は週末や繁忙期以外はマイカー規制なし)
訪問したことがあり、それ以来30年以上再訪したい場所で
ありながら未訪問のままになっている場所でした。。。
10月の紅葉時期の上高地は素晴らしい絶景だ!と山好き
の知人から聞かされていましたが、バスやタクシーを使った
方法しかないため先延ばしになったままでした。。。
今回の旅行が決まった後、乗鞍高原からすぐの上高地を
調べてみると、夏の朝もやの大正池が幻想的で素敵だ!
との情報を仕入れたので、早起きしてTRYしてきました(*^^)v
沢渡(さわんど)発の朝一番のバスが4:40と聞いたので、始発バスを目指して4時前に起きて
沢渡へ!!乗鞍の宿からは10キロ足らず15分程度。沢渡には数百台以上の大駐車場があって、
入山者は例外なくここでバスタクシーに乗り換えて上高地入りします。
予定通り沢渡には4:20過ぎに到着したものの、あたりはまだ暗くてどこにどう車を停めて、
何処にバス乗り場があるか?すらよく分からないままマゴマゴしているうちに時間が過ぎて、
やっと明るくなってきてバスターミナルにたどり着いた頃には、始発バスの発車時間!!

ターミナルではまず切符購入のために並び、バス乗り場に着いたときには2番目のバスが発車!!

こんな青空は期待できないかも!!?(#^.^#)

ようやくバスに乗り込み出発したのは5:10発の3番バスでした(^_^;)

昔とは見違えるほど立派なフル2車線道になった釜トンネルを抜け、大正池沿いに出た瞬間、

オオッ~\(^O^)/まさに息を呑む見事な光景でした!!!(車内からのPHOTOです)
上高地最初のバス停「大正池ホテル前」で下車、時間は5:40、上高地に降り立ちました!
快晴ではないもののが、刻々と移り行く朝もやの動きにカメラのシャッターは休む間がありません。
水墨画の世界をしばしご堪能ください(*^▽^*)

こちらが↑直前に火山性微動を観測した焼岳~雲が取れず噴煙などは確認できず。

雲間に見えたピークは明神岳か!!?
しかしデジカメとは便利なものです。
昔のFILMカメラ時代は撮影ポイントを探して歩き回り、一枚一枚構図を決めて「ここだ!」って
ところでシャッターを押したものですが、デジカメにはそんな準備は無関係で
「いいな!」と思ったら、重複してようがブレてようがお構い無しにシャッターを押しています。
朝もやの大正池にしばし見惚れていたら、写真のチャームポイントにもなってくれたカモが
なんと観光客の前をたどたどしい足取りでトコトコ岸から上陸して歩いてくるじゃないですか!!?(~o~)
なんとお目当ては岸辺に腰を掛けて朝のおにぎりを食べている3人組!
カモは上陸するやまっすぐに彼女らの前に!!!??
彼女らを見上げて物欲しげな視線を送っています!\(◎o◎)/!なんてこったい、、、

どうみても「何かちょうだい!」って「おねだり」しているとしか思えない姿!
野生のカモのはずなのに、少しも人間を恐れていなさそう!!??
幸いにも彼女らはカモの物欲しそうな顔や哀れげな表情に負けずカモにおこぼれを与える
ことはありませんでしたが、自分だったらやりたい欲求を堪えられたかどうか???(~_~;)

そういえば、案内の看板にはサルにエサをやらないよう注意書きもあった!
それどころかサルが歩いていたり、岳沢下の湿原近くでは仲良く毛繕いする姿も目撃しました。

また先月には大正池付近でクマも現れたから注意するようにとも書いてあった!!
大正池から湿原の木道を歩いて田代池・田代湿原を経由し、

田代池は鉄分を含む土壌なんでしょう!?茶色い底が印象的でした。

清流梓川は水量も豊富でした!

田代橋を渡って対岸に渡り、ウエストン碑のレリーフを過ぎたらかっぱ橋はもうすぐそこ!

しばし休憩し、ベンチで朝食となりました!
さらには持参した発泡酒をかっぱ橋下流の水中の石の間にこっそり隠し、

明神橋までのハイクで戻ってきた時用のご褒美としてセットしました<^m^>
上高地を歩き回って一汗かいて戻ってきたかっぱ橋で、梓川の清流で冷やされた
上高地発泡酒をいただけたらさぞかし満足できるはず!!?(^O^)!?という算段です。
そんな仕込をし終えたら、いよいよ梓川の南岸側を明神橋を目指します!!!
大正池周辺の遊歩道と同じく、梓川沿いの遊歩道程度かと思って歩き出しましたが、
周りを歩く老若男女の格好もほとんどが登山ルックに大きなザック!
時折、スカートをひらひらさせたカップルなぞが通りがかろうものならまあ違和感!(~。~;)!
場違い感100%って感じです。。。

小梨平のキャンプ場も朝食が済んで、出発前の準備中、、、
キャンプ場を過ぎると、本格的な林間コースとなります。
朝もやの景色から、朝陽の差し込む新緑の美しい景色に変わります。

時折アルプスが顔を見せると、素敵な青空が見えたり、

逆光で見る緑の美しいことよ!!(^^)!!↓↓は木曽で覚えたマルバノキ!!!
まさに森林浴を堪能しながら小一時間歩くと、明神館に到着です!
明神橋袂の明神館は、この先、徳沢・涸沢を経て槍ヶ岳・穂高岳など北アルプス登山を
目指す方々の登山基地になっているようで、大賑わいです。
これからアルプスを目指す出発前の方々と無事登山を終えてホッと一息つく下山者が
ともに一息入れる分岐点になっているようで活気が溢れていました。

登山基地明神館で一服した後、明神橋を渡って嘉門次小屋前から明神池前に来ると、
なんとそこは有料拝観!!?(@_@)

嘉門次小屋脇の茂みからはウグイスも顔を覗かせていました(*^-^*)

有料トイレは理解できても、池の拝観料は少々理解できなかったので明神神社を拝んだだけで
遠目に見ただけで、梓川北側路を通って帰路に着きました。

南岸はどちらかといえば山すそをアップダウンしながら歩く山道だったのですが、
北側は湿地が多いようで2本の木道を湿地や河のせせらぎを跨ぎながら歩きます。
前日の美ヶ原でも10キロは歩きましたし、この日も早起きして10キロ以上は歩いて、
ちょいと疲れた感じも、、、今夜もよく眠れそう!!!(*^。^*)Zzz
そんなこんなで再びかっぱ橋に戻って来たのがAM11時過ぎ、、、
梓川の清流で冷やした発泡酒でお疲れさんの一杯をいただくつもりでしたが、
あろうことか流れていかないように缶を押さえた川石の角が薄いアルミ缶に
僅かな穴を開けてしまったようで、何と持った時の重量が軽い!(゜o゜)
半分以下に減っている!!(~_~;)

石の下に隠したままの姿で発見した時は「にっこり(^^)」したのですが、
開封もしていないのに持った時の軽さに「あれれ???」とキョトンとしてしまいました。。。
よくよく缶を見てみると、まだ今も小さな穴から泡がぶちぶち僅かずつ吹き出している!
「このまま証拠品にもって帰ろうか?」とも思ったが、
泡が出るということは、まだ気が抜けていない証拠だし、歩き終わった一杯の欲望と
中身が出るばかりで川の水は入っていないに違いない!!?という思いから、
その場で開栓し飲んでしまいました<^m^>
気が抜けたビールの味は・・・・???しかも残っていたのは3分の1程度(+o+)
その後は帰りの混雑が始まる前にとバスターミナルに急ぎ、11:40発のバスに乗って
中身の濃い半日の上高地散策を終えました(^_-)-☆
沢渡はまずまずのお天気、さあまだお昼を過ぎたばかり、、、

午後はどうしようか?お天気良さそうだから乗鞍岳登る??(*^▽^*)??
足湯で一休みしてから考えるべ!
最後までお付き合いいただき有難うございました(^^♪