燕岳登山出発の朝、起きがけに朝風呂に出掛け
突然の頭痛に襲われた連れ合いを残したままで
独り山に出掛けることも出来ないし、、、
このまま登山をキャンセルするしかないのか!?
彼女は彼女で頭の痛みを抱えながら、ネットで
何やら調べている様子。。。
「くも膜下出血とか重大事態ではないかも!?」
もちろん彼女も燕岳登山を楽しみにしてたから
行きたいだろうが北アルプスの標高差1300ⅿ
は、体調不良の状態では厳しいかも!??
一時間あまり布団で横になり安静にしていたところ
激しい痛みは薄れてきたというので、
起きて朝食代わりに宿が用意してくれたお弁当を食べ
徐々に平常が戻ってきた様子、、、
ただ万全とはいえない状況ではある。。。
、、、ということで
行けるかどうか分からないが、
行けるところまで行って、
もししんどくなれば無理せず引き返すことにしよう!!
ということになり、7時過ぎに宿を出ました!
計画より1時間以上遅れながら、、、
ヨメの体調不安を抱えながら、、、
7時過ぎに出発しました!!!
コース図を見てもらえばわかりますが、
とにかく出だしの急登が半端ないです!!
いきなりの階段やスイッチバックの連続で、
ヨメの調子が気になるところです。。。
無理せず休みやすみの感覚でゆっくり目に歩きます。
第2ベンチ手前ではちょっとホッとできる場面も!?
道祖神に目を向ける余裕も!!
第2ベンチ到着です!およそ1時間で到着!!!
ほぼコースタイム通りというまずまず上出来な滑り出し。
でもここから富士見ベンチまでがまた急登!!
あと標高を増すにつれ、雲が多くなる印象(+o+)
小雨模様になってきて先が思いやられます。。。
でもキツイ坂を頑張って登っていると、
ヨメさんの頭は急坂のしんどさ大変さでいっぱいになり、出発時の頭痛は脇へ追いやられたのか!?普段の元気はないものの、何とか上まで行けそうな感じになってきたよう!!?(^O^)
~花粉症の時期に、マラソンとか激しい運動をして呼吸がしんどい状況になると、花粉症の症状は一時無くなり、呼吸に集中するように体が反応することを経験したことがあります(^▽^;)~こんな状態かな!!??
心配された空模様も、雲は多いものの、時々青空が顔を見せてくれる感じで、
回りの木々たちも針葉樹一辺倒から、ナナカマドなどの広葉樹も増えてきて、標高が上がるにつれ、緑から黄色、黄色からオレンジ・赤へと紅葉していく様子が見られるようになり、立ち止まる場面が増えてきました(^^♪
ナナカマドの赤い実がきれいです!
そんなこんなで7合目あたりになる合戦小屋に到着しました!
青空も徐々に広がりを見せ、北アルプスの眺望への期待が広がりますが、それはあと1時間ほど登った燕山荘までお預け、、、
合戦小屋を過ぎると樹林帯から、高山帯に徐々に移っていく感じで周りの風景が少しずつ開けてきて空が広くなってきました!
さあアルプスを望む稜線に出るまでもうひと頑張り、
左上に見えてきたのが燕山荘、
そこから右手に延びるのが燕岳頂上への稜線!!
北アルプスの表銀座と云われる絶景の稜線です!
さああと少し!!!
燕岳はイルカ岩やメガネ岩など稜線部の花崗岩の奇石が有名ですが、頂上下にはこんな奇木(?)も、、、命名『飛び込む人!?』
さあ燕山荘下のテント場を抜けて稜線部に出ました(^◇^)/
右手は燕岳に至る花崗岩の優美な稜線!
左手は槍ケ岳、穂高岳に至る北ア表銀座の主稜線!
稜線に出た途端の絶景は、まさに感動そのものでした\(^o^)/
ヨメも体調不良を押して4時間余りよく頑張りました。
ただやはり完調ではないようで、
絶景ポイントの燕山荘までこれたことで十分満足できた!!と
下山の体力を温存するためにも燕岳頂上への往復は見送るとのこと!!
絶景ポイントのベンチで景色を眺めているから単独行で行ってくれば!?と。
ということで、ボクはカメラだけ持って頂上へ!
ヨメは1時間の休息時間としました。
燕山荘から燕岳頂上までは稜線歩きなので高度差は大してなく、余裕のつもりで荷物の無い身軽さで駆け足で往復しよう!なんて走るようにスタートしました(*^^)v
イルカ岩はすぐ見て分かりました!
この左側は「カジキ岩」なんていかがでしょう!?
下がメガネ岩!!?
ところが、今度はボクの身体がちょっと変調を、、、
余裕で稜線歩きを楽しむつもりで軽く1時間!!
って身軽に出発したのですが、
足が重い、、
心臓バクバク、、、
ちょっとした登りがもうキツイ!!!
標高差のあまり無い稜線といっても2800ⅿ級のアルプスの稜線ですから、田中陽気くんのように走って往復しよう!!なんて調子こいてはいけないと思い知らされました。
その後は無理せず慎重に歩きました。。。
頂上から振り返ると、表銀座の稜線が一望できます(^_-)-☆
頂上の裏側はこんな感じで花崗岩で真っ白でした!
頂上から先も稜線が続いています
そんなこんなで1時間の一人旅を終え
燕山荘でヨメと合流し、1時過ぎに下山を開始、
下山は二人とも疲れがたまっているので、
てくてく歩き、2時間半ほどで登山口に!!
くつを履き替えJADEに乗り込み、暗くなる前にこの日の宿泊地乗鞍高原につきました!お疲れさま!さあ温泉で汗ながそ!!(^▽^;)
その②はここまで!!
最終日の乗鞍からの絶景はその③にて!!!
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Posted at
2020/10/04 06:03:04