
秋晴れに恵まれ、鳳来寺山に登ってきました!!
鳳来寺町は多治見から2時間ほどの距離ですが、
足助から三河山間部を抜けていくR420やR257
はとても楽しく走れるドライブルート!!!
行き帰りのドライブを楽しみつつ、家康ゆかりの
鳳来寺東照宮にもお詣りするという楽しみどころ一杯のTWO+わん登山ハイクでした♪
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でご紹介した豊田市の松平東照宮、
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でご紹介した東京上野の上野東照宮、
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でご案内した岡崎市の瀧山東照宮、大樹寺、
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でご紹介した静岡の久能山東照宮、
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でご紹介した日光東照宮に続く久々の東照宮巡り!!
今回は第6弾になりますが、
鳳来寺・東照宮に至るまでの1400段余の階段の登りと、標高は700ⅿ足らずながら岩場の厳しい登りが続く登山ハイクのレポートとなってしまいました。。。
奥三河の山中は愛知県と云いながら、普通に山間部の山あいを道が走っています。香嵐渓までは県道を乗り換えしながら細かく走り、香嵐渓からは鳳来寺道と名付けられたR410とR257を経由して最短経路を行くと80㎞ほど!!信号も少なく至ってスムーズ!こんな晴天はオープンが気持ち良いよね!!と話しながら、11時前に到着!!
すでに満車となった無料駐車場の奥にJADEを押し込み(こんな状況も予測できたので、この日はZ-4でなくJADEを選択!!)、靴を登山用に履き替え、11時ちょうどに出発。
駐車場を出て参道入り口の標高が178ⅿですから695ⅿの鳳来寺山山頂まで500ⅿ以上の標高差は足応え充分と期待されます。
古代から信仰されてきた熊野三山のように、三河の山奥に位置するこの鳳来寺も参道を歩くだけでも歴史の風格を感じさせてくれます。今はカフェに改装されたこの建物の格子も心惹かれるものがあります。
1300年以上の歴史を誇る鳳来寺なので石段の始まるまでの参道沿いにも、歴史的な歌碑や石像などが点在しています。
目を疑ったのが、小さな門前町になんと県立高校が!!?~銀杏の落ち葉がきれい!
愛知県立鳳来寺高校!!~後から調べると10年近く前に廃校になってました。
さらに驚いたことには、山あいのこの町になんと鉄道が通っていたんだとか!!⁇
昔は林業の木材搬出用に使われた鉄道が各地にあったようで、豊橋鉄道田口線として昭和40年頃まで旅客用としても使われていたようです。。。
通り沿いに立派な自然史博物館があったり、往時がしのばれます。
この橋を渡って右側のお店は、飲食店やお土産屋ではなく、硯屋さんなんだとか!!?この先にももう一軒立派な店構えの専門店がありました。
そこから100ⅿも行くといよいよ石段が始まります。。。
鳳来寺本堂が標高450mと云いますから、山頂までの上りのおよそ半分は階段状の1425段の石段を上っていくことになります。登りはともかく、下りの階段は結構足にきそうです。。。
歴史ある参道を表しているのが、両側の杉並木の立派さ!
直径1m以上の巨木が林立しています!!
山の雰囲気と巨木杉並木の参道は、かつて訪れた戸隠神社に似ているかも!!?
ちょっと身体が汗ばんできたな!!?と思う頃に眼前に現れたのが仁王門!
立派な阿像吽像が見張っています!
仁王門を抜けて程なくにあるのが傘杉!
杉並木の中でも抜群な存在感を持っています。樹齢800年と推定され、幹回り7.4ⅿ、高さ58ⅿは秋田県の「きみまち杉」と並んで日本一の樹高なんだとか!!?
参道から見上げても高さは実感できませんが、18階建てビルに匹敵すると云いますから、日本一の58ⅿは半端なく凄そうです!!?

ここは、今も建物が残る医王堂、
上も下も険しい階段が続いています!!ここまでで892段!
ところどころに平地があり、以前はそれぞれ寺院があった様子が窺われます。
石塔や石仏も所々に残されていて、1,300年余の歴史の積み重ねを感じさせてくれます。

ちょっと寄り道をして巨石を見上げてみると、
下には『胎内くぐり』の案内。
裏に回ってチャレンジ!背中のデイバッグをズリズリ天井に擦りながら四つん這いで何とか抜けて、無事生まれ変わってきました!!
胎内くぐりからほどなくして階段を上り切り、鳳来寺本堂に到着です。

愛犬リョウもチト疲れた❔
ここまで1,425段もの階段を上ってきたのでデイバッグを下すとシャツが汗でしっかり濡れていました。しかし、見上げた空の青さに疲れも吹き飛びます!
周りを見ると座り込んだ然としたお疲れの方が居るか!?と思うと、
サンダル履きでお洒落な小型犬連れの方も!!?
本堂脇にあった自販機の飲料もほぼ下界並み!!⁇
北アルプスの山小屋だと300円とかするのに!!?と、、、
よくよく地図を見てみると、階段を上らずとも鳳来寺山パークウエイの駐車場からほぼ平行移動数百メートルで鳳来寺まで来られるようになっているではないですか!?(+o+)
トイレも無料できれいだし、階段を上る人たちよりか本堂の人数が多いと感じたのはそのせいでした!楽ではあるけれども、ご利益は自分の足で階段を登った方がありますよね!!!??('◇')ゞ
本堂横の展望所でしばし休憩した後、東照宮は最後の楽しみに残して、まずは鳳来寺山頂上を目指して、今度は登山道を登り始めました。
しっかり整備はされていますが、木の根道のような足場の良くない道や、
丸太で組んだ急階段、岩場を刻んで作った階段があったり、整備はしっかりされているもののけっこう厳しい道でした。

上りの最終盤にある奥の院は昨年の台風被害でか!?倒木が屋根を直撃して無残な姿のまま立ち入り禁止状態でした。。。
鳳来寺本宮ですでに12時は回っていましたが、昼食は急坂の登はんを終えてからと決めていたので、13時過ぎまで頑張って登り、尾根筋に出たところにあった日陰のベンチで昼食としました。
この日も昼食は北欧クラブのパン4つとみそ味のカップ麺!
山でお湯を沸かして食べるカップ麺はとってもごちそうです(*^▽^*)
二人で1ケですが、毎回スープまで飲み干します!
そそくさと昼食を済ませ、頂上に向かうと10分足らずで到着!!
頂上のプレート前で記念撮影をするが、人の出入りもあって落ち着かない。。。
そこでふと看板に目をやると、「あと3分で絶景ポイント⇒」の書き込み!!
その矢印に従って数分行くと、書き込みの通りの絶景の岩場に出ました!
どうもこここそが695ⅿの最高点の様子(瑠璃山というのか!?)
鳳来寺山頂プレートは684ⅿでしたよね!!?
しばし撮影タイムです!
遠くには南アルプスを望みながら
眼下には歩いてきた鳳来寺の参道が!
山並みの向こうには三河湾も望め、目を凝らすとその上の渥美半島の向こうに太平洋もかすかに見えました!!
その後は天狗岩などの眺望を楽しみながら尾根道のアップダウンを経て、ようやく東照宮の屋根が見えてきました。
東照宮到着が15時ですから、ちょいと時間も押し気味(+o+)

ということで到着を報告しながら参拝した後は帰り道を急ぐことに!!!
下りの階段は疲れた足腰には嬉しくないのですが、降りないことには始まりません。その時、ヨメの一言「馬の背岩展望台経由にすれば仁王門迄山道で下りられる!!」「来た道をそのまま下るよりも楽しいかも!!?」とその誘いに乗ったのが悲劇の始まりでした。。。
馬の背までは予想外に登りもあったりしながら、しかも頂上への整備された登山道と違って踏み跡も少ない普通の山道の風情、、、クマの出没!?なんて心配も!!??
馬の背展望台は大きく参道から迂回してきて、本堂や東照宮方面を見渡せる展望所ではありますが、奥の院同様台風被害で半壊状態のまま、、、
案内表示に従って仁王門を目指します!!
秋本番を迎え緑から枯れ山状態になっているので山中の見通しは悪くないのですが、なんせ踏み跡が少ないので路が分かり辛い、、、
ここは右か?左か?なんて言いながら下っていたのですが、、、
あれれ???
しばらく案内看板が無いぞ!!??
と思って立ち止まってみると、、、道が無い、、、
沢音のする方へ下って行けば、そのうちに道に戻れるさ!!?
としばらく枯れ木をかき分け下りていくものの道は無く、次第に急斜面になってきた!!?
「遭難する時ってこんなふうに始まるかも!?」
「私が馬の背に行こうなんて言ったから、、、」
なんてヨメは万が一を考えて不安な言葉を、、、
時計を見れば時間は午後4時、、、
太陽も西日となって日暮れも遠くない、、、
こんな山中でもしクマに出会ったりしたら、、、
不安が不安を呼んで心細さがじわじわ拡がってきます、、、
やみくもに下るよりも来た方向に登って道を探す方が賢明なのか!??
そんな時、枯れ木越しに下の方にチラリと赤い伽藍が見えた!
『仁王門だ!!!』
ヤレヤレ助かった!!と安堵しました。。。
ただちょいとそこまでがかなりの崖でモチロン道なんて無い!
犬も立ち止まってしまうようなところを手足をフル稼働しながら、枯葉やぬかるみに足を滑らせながら、、、なんとかかんとか下りきりました。。。
最後は伐採された丸太を渡って仁王門下の階段道に復帰!!!
ちょっとした冒険というか!?遭難一歩手前の状況に肝を冷やした30分間でした!!
夕暮れ前の鳳来寺参道は歩く人も少なく帰途を急ぎました!!!
秋を楽しむ鳳来寺山散策TWO+わん登山ハイクの巻、ここまで!!!
最後までお付き合いいただき有難うございました。