
ミュクレが山陽自動車道の下松上りSAに今でもあるって話を聞いて、ある晴れた午前中に出撃してきました。
写真のファイル名が2018-04-20-11-06-11なので4/20の11時頃に上りの下松SAに到着。
徳山東ICから入って熊毛ICまでの一区間、たぶん500円ぐらい。(ぼく的に)伝説のソフトクリームを求めて、それだけのために山陽道。
我ながらバカかな?と思いつつ、付き合ってくれた嫁も割とバカかも知れませんが、そんな夫婦です。
名誉毀損で訴えられそうなので嫁の歳は書きませんが、私は堂々たる45歳。多分。46かも?わかんない。1973年1月うまれ。
日世の営業所「ミュクレはここにあるだぜ」
私「ほう、25年ぐらい前から変わっていないのでございますね。ッシャー!」
<中略>
到着。
さすがに20年以上も経っていますから建物も新しくなり、外には出店がたくさんあります、でも、私が愛したミュクレの売り場は遺伝子レベルで記憶しています。もちろんウソです、何となくで。
ない……まさかの、ソフトクリームさえない……。
ミュクレなくすとか正気か?このサービスエリア?なんて少ししか思っていませんでしたが、どうしてもあきらめきれず、料理提供してくれるスタッフさんにインタビュー。
私「あの、ソフトクリームやってないのでしょうか」
女性「ソフトクリームは外のお店で」
私「いや、そうではなくて、ここで売っていたソフトクリームです」
女性「え?えっと……少々お待ち下さい」←あからさまに困惑
男性「ソフトクリーム、ですか?外のお店(略」
私「いえ、ここで売っていたミュクレという銘柄のソフトクリームを食べに来まして」
男性「うーん、ソフトはもう20年前にやめたんですけど」
私「まじですか、すみません。ありがとうございました。」
さらばミュクレ、もう食えないのか……。
しかし引っかかる。なぜ20年前にやめてしまったのか?当時250円だったか、最上級の北海道ソフトでさえ180~200円の時代、いくら手間だったとしても利益率は高かったはず。
そんなことを思いながら外に出たら、ありがちなソフトクリームの露天が再び目に入る。
私「こっ、これは!まさか!!」
嫁「???」
ミュクレって、独特なんです、色が。普通の高級ソフトは、クレミアや北海道みたいに真っ白。でも、ミュクレは黄色っぽい。このサンプル、見た目がどう見てもミュクレ。
いやいや、考え過ぎだろう。まさかそんな偶然あるわけないと思いつつ、いきおいだけで店のマダムに聞いてみました。
私「あの、つかぬことお聞きしますが、このバニラって、ミュクレ、ではありません?」
マダム「は?え?」
私「いえ、わからなかったらいいんです、すみません。」
マダム「えっ?みゅくれ??」
私「いや!すみません、なんでもないです。」
マダム「あの、ミュクレですけど……」
私「きっ!きたああああーーー!!!!!111!!!1!1!!!!」
ガチミュクレ。
私「とりあえず10……あ、いや、3つください、コーンで。」
嫁1として、ぼくの手2つしかないですからね、まずは2本が限界。
久々なので10は行く!海賊王に、おれはなる!的ないきおいで。
マダム「すみません、もうちょっと時間かかるんです、あと何分か。」
おーまいがっ……。
その一言はプロソフトクリーマーな私には察するに足りすぎるお言葉。ソフクリの業務用の機械って、消毒が長いんです。今は知りませんが、昔は6時間くらいかかってた。
だからマダムが仮に7時頃に出勤して消毒始めたなら、推定13時完了。最新マシンならもっと早くいとして、多分ですが昼時に間に合うよう消毒したとしても、12時ごろまでかかりそう。
私「うーん、これ食うために高速乗って来たのですが…、またにします。」
マダム「えっ?えっ??」
私「このミュクレという種類はですね(全略」
マダム「それは申しわけないですー。あと少しで準備できると思うんですが。」
私「いえ、また来ます。楽しみはまたあった方がいいから得した気分ですよ。」
マダム「クレミアでしたらすぐできますが。」
私「じゃ、それいただきましょう。」
マダム「本当にすみません。」
何でしょ。クレームのつもりはないのですが、やたら謝られてしまって、こちらが何か悪いことした気分になってしまいましたが、とても感じのいいマダムでした。次来て10本以上おかわりする時は、この人に盛っていただきたい。
クレミアも、うまいですよ。
500円するだけはあります。コーンの部分がラングドシャ、クリーム部分はほどよい冷たさ、北海道ソフトよりも濃厚なのにサッパリ。でも、クレミア、他の店でも食えますし、コーンがラングドシャなんて邪道です、偉い人にはそれがわからんのですよ。
私はミュクレが食べたかった……。
<中略>
そのまま熊毛ICで出て2号線で帰るのはあほくさいので、下調べしていた温泉へ。
こういう時、田舎に住んでるのいいなって思います。
なんでもないようなことが、しあわせ。
いい風呂を馳走になりました。立ち寄りで大人1人600円は普通な価格設定。山口県の熊毛にあります三丘(みつお)温泉です。
露天風呂なくて外に出れないのがきついですが、湯野温泉なみに泉質よかったと感じました。また次回、ミュクレ食うためにこの温泉に行くつもりです。
<山陽道おりた後>
私「笑う準備いい?」
嫁「どうしたん?」
私「おれジェットコースターとかだめじゃん?」
嫁「うん」
私「オープンカーで時速100kmって、ぶっちゃけめっちゃこわい。動悸止まらんわこんなん。」←持病で不整脈(心房細動)持ちなのでわりとやばい
嫁「あはははははははwwwでも前に防府まで往復したんちゃうん?」
私「あれは80~100kmだったからね、常時100kmこわすぎ……。」
嫁「あはははははははwwwwwwwwwwwwwww」
マジです。ほんとこわい。手に汗握るし、血圧上下50ぐらい上がってそう。笑うところです。笑っていいです。私も我ながらのへたれっぷりに笑いすぎて涙出ました。
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だがそれがいい | クルマ
Posted at
2018/05/08 04:11:21