
私は物への執着や愛着心があまりない人間で、特にパソコンが壊れた時は『ッシャー!!!次はどの部品にしてくれようか?!』とワクワクするほど機械って道具としか思ってません。
でもツナさんの日記を読んで『ああ……。』って思い出しました。
20数年前に乗っていたのは今と同じNA6で、途中から親父にパクられたので最終的にどう廃車したのかは知りません。
トヨタ イスト(IST)1.5S Lエディション(2002年5月)
次は結婚した18年前に嫁入り道具で義父が買ってくれたトヨタの赤いイスト。画像に触れるとグーネットのスペックのページにジャンプします。
こいつの最期は100:0で追突され、ちょうど10年目な2012年で(やや強引に)廃車になりました。オカルトでしょうけど2002年の登録日と全く同じ8月のある日が事故られた日なのは事実です。今でも何だか怖い。
何が強引かは駆け引きで、イスト修理すると80~90万円+レンタカー代が1ヶ月以上かかる見積もりを頂いて保険会社に伝えて『新車買い換え用に70万円もってくれるなら修理しない』と交渉して無事にイストは寿命を終えたのです。
トヨタ プリウスa(PRIUS_ALPHA)G(2011年5月)
次は今でも現役の7人乗りプリウスα、2012年9月納車、上のグレードじゃないので多分これ。
昨年で7年リースが終わり今年で8年。タイヤ以外どこも全然ヘタれる様子がない優秀な自動車ですが、乗ってても全然おもしろくないのでこんなの
クルマとはいえないのでみんカラの愛車には登録してませんが乗ってます。
そして時代はイスト存命の頃に戻ります。
スズキ アルト ねずみ色(年式不明)
画像はWikipediaです。
会社員時代に生活費カツカツ、イストは嫁の買い物用で、転職先までの往復70km用に母が買ってくれた確か30万円の4速MTで寿命はわずか3年足らず。やっぱ
30万円の中古車なんてろくなもんじゃないですわ。
NA「………。」
私「まあええて。」
*現役NA6ロードスターは車体30万円(+修理代はまだ30万行かないくらい +塗装剥げてきたので+50万 +幌が半壊なので+17万)
ダイハツ エッセ レモン色(2005年-2011年のどれか)
そして最初の色抜いた写真のエッセに乗り換えてちょうど10年。5速MTで往復70kmを通勤し、途中で会社辞めて自営業になってNA6を購入して手放したのですが。
廃車でも下取りでもなくプリウスα買ったディーラーが買ってくれたのですが、これは泣くな?と思って、駐車場にエッセ置いて嫁と来ていたプリウスαで早々に帰宅しました。
時は戻り、アルトの廃車と同時に帰宅は新車のエッセ。
8歳の長女(当時一人娘)を乗せていきました。ご多忙会社員だった私と長女が二人でアルトに乗るなんて機会は滅多になかったのでアトラクション感覚ですかね。
イストほどサスよくないし狭いしタバコ臭いし、加速はMTなので独特ですしエンジンうるさいし、でも楽しそうでした。道中の半分あたりで娘が質問してきました。
娘「どこいくん?」
私「車屋さん。」
娘「なんで?」
私「このクルマもう疲れてるから休ませてあげるんだよ。」
娘「いつ帰って来るん?」
私「毎日走ってくれたから、いつになるかはわからない。」
娘「ずっと?」
私「そうだね。今までパパと毎日会社行ってくれて疲れてるから。」
娘「だったらパパと一緒に会社行ってた夢見るんかなあ。」
ここで涙腺が突然決壊。そんなふうに考えたことなかったので。
娘の純粋な感性と自分のグレーさの差にもですが、たった数年ながら雪道で慣性ドリフト状態で水路にダイブしそうになったとか、ハイドロプレーニング初体験で赤信号止まれなさそうで手(脚)動ABSガチだったとか、最初は5速が無くて戸惑ったとか、最終的に車体の底から謎のゴンゴン音が時々聞こえて怖かったり色々思い出して。
だからエッセはディーラーの駐車場へほったらかしました。多分泣くから。
結果としてロードスターを買ったがため10年乗り続けたエッセを「バッテリー上がるから」「車検代もったいない」「駐車場枠の無駄」みたいに切り捨てた、人間で言えば
昔付き合ってたクルマと再会して10年連れ添ったクルマを捨てたようなもんでしょうから。
愛着を持てるのがクルマと定義しているので、私の愛車はNA6→アルト→エッセ→NA6です。イストやプリウスαみたいな自動車ははキャバ嬢みたいな感覚しかなく、クルマじゃなくて世の中上手くやるための道具としか思えないのです。
ただキャバでもランちゃんは別です。
いや、オチは付けなくていいのか……。
Posted at 2020/07/25 01:06:53 | |
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