
先日ネタにしました子どもの頃の親友うっちゃんと飲みに行きましたら、
該当の記事を読んだらしく……。
う「お前それわかるんなら、お前も他にあるじゃろ?」
と言われまして。
確かにと思ったのですが、普段あまり意識せずそれが自然(当たり前)なので改めてひねり出してみました。若い人は暴れ馬にも乗れるオッサンの感覚を伝授としてぜひ読み解き、公道ってなんなのかを感じてほしいです。
うっちゃんリクにお答えして、とてつもなく長文です(笑)
その1 初心者編
これは今年免許取る予定のうちの娘にも身につけて欲しいマナー編です。
1.合図30m3秒前ルールを臨機応変
どっちも「3」なので覚えやすいですよね。自動車学校で習うし試験にも出る、でも卒業したらみんな忘れちゃうんでしょうか。守る人ほとんどいません。
曲がる時は30m、車線変更は3秒前です。これ入れ替わっちゃうと速度によって30mでどれだけ進むのか、3秒でどれだけ進むのか意味変わりますから。
ただし交差点の30m以内に頻繁に出入りあるスーパーやパチンコ屋などあるなら遅らせるべきですし、後方の車がすぐ後ろに居るなら減速するなど
他人への思いやりが必要になります。それできるなら初心者じゃない。
2.左折時は目視して左に寄る
最近は減りましたけど左の路側帯は原付や小型二輪が時々います。増えたのは田舎でも稀にスポーティーなチャリがいたり。これも試験に出ますし、どんだけミラーや自動が便利でも必ず目視しましょう。
私は半年ほど宅配バイク乗ってて何度も巻き込まれそうになりました。10回どころじゃないですから月に1回以上。車と縁石ならまだしも、壁だったら死ねますから、人殺しできる千kg超える鉄の塊を動かしていると意識してバイクやチャリを
思いやってあげましょう。
3.ポンピングブレーキ
これやる人ほんと減りましたね。もう自動車学校で教えていないのでしょうか?もしくはブレーキ性能が上がりすぎて一発で停車するの当たり前?
仮に100m先で信号待ちが発生していたら、一旦ブレーキ踏んで適度に減速してブレーキを離し、もう一度ブレーキ、最後に停車するところまでブレーキを踏み続ける。
「なんでそんなことを?」と思ったら他人や他車への
思いやりが足りません。車線変更で割り込みたい車いる
かも知れないし、後続車のドライバーが「ああ信号が赤なのか」と気付いてくれてより安全なんです。
4.閑散地のヘッドライトは上
正直私これ数年前まで知りませんでした。免許取得時のハイビームは霧や雪などの悪天候に限られていましたので。
今は街灯の少ない郊外や住宅地ではハイビームが基本で、していなかったら最悪道交法違反になると聞いたことあります。
ずっとそうしとけって意味ではなくて対向車が見えたら下げる、チャリや歩行者がいたなら下げるのも
思いやり運転です。まさか「歩行者がいたから下げました」と言って切符切る交通機動隊もいないでしょうし。
5.バックで挿入時は必ずアレをつける
多分あなたは心が汚れています。いや何でもないです。つけるのはハザードランプです。
立体駐車場で後続車がいたとして、空いている枠を見つけて、そのままバックで入れようと少し通り過ぎたなら、後続車は前からそこへ入れるかもしれませんよね?危ない。
別の意味で、前もってハザード出しておけば(相当なアホ後続車でない限り)「あそこへ入れるのか」と待ってくれるはずですから、どちらも思いやりってことになりますよね。どちらも親切ができて気持ちよく入れて出せます。
その2 オッサン(中級)編
いきなりここまではできないはずだけど、意識せずできればあなたもオッサンの仲間入り。
1.左折時の横断歩道手間の徐行スピード調整
信号が青になり先頭のあなたは左折したいが横断歩道の向こう側から歩行者が来たとしましょう。
交通規則では一時停止、歩行者優先。ですがその横断歩道が長過ぎる、歩いているのがおばあさんなので遅め、ならばとっとと左折するべきです。
歩行者の立場で考えると「自分が渡りきらないから何台もの車が待ってくれている」と逆に負担になるので、これも
思いやりですよね。タクシー見ているとわかりやすいです。何でも杓子定規がいいのではないです。
2.前が低車高なら信号待ちはヘッドライトオフ
そういうクルマは激減しましたが、あなたが新型スポーツカーで私が旧車スポーツカーなら、どちらが信号待ちで後ろになっても後続車はヘッドライトをオフが昔のマナーでした。
実はこれ道交法違反になるらしく、停車中でも日没に公道でヘッドライト切ると無灯火でやられます。でも捕まったことないのは警察側も昔のマナーだから、前のクルマへの
思いやりだからと見逃してくれているのでしょう。知りませんけど多分そう。
皆さん私より背の高い自動車ばかりですから、最近やったことないですけど、後ろに旧車が来た時はそうしてくれる場合が多いです。別にしなくてもいいですが
思いやりなんです。
3.後ろにバスが見えたら右へ車線変更
今は利用者減ったので重要度も減ってそうですが、自分の車1台分バスは前に出ることができます。5台分空けば5台分、数秒でも早く次のバス停に行けます。
遅れていたならドライバーの焦りが減り、乗客がいたならスムーズに利用できる、これも
思いやりです。私はタクシーや長距離トラック見ても避けます。ただし左へ戻る自信や余裕があるなら。
4.他人に無駄なブレーキを踏ませない運転(重要)
例えばコンビニから他車が出てきます、その時に私が減速するようなヘタクソは自分勝手な運転。逆に私が出る時は左右の誰にも減速はさせないよう余裕を持ち公道に出て必要なら少しだけ急加速します。
車線変更でも同じで、割り込んで後続車がブレーキ踏んだらアンタは運転ヘタクソ。特に大型車は急ブレーキ踏むと積荷がヤバいので車間距離空けているだけで、そういう事情も知って
思いやる運転がキレイでは?
5.自分もできるだけブレーキ踏まない運転(重要)
ネタにするといじけるので嫁には内緒で。嫁がプリウスαで街なか走るとリッター18~19、私が同じように走ると21~23です。何が違うかは前の車や前の信号は見ていなくて視界に入っているだけでいいからです。
私が見ているのは常に2~3個かもっと先までの信号の変わり方、1台前ではなく2~3台前の車を見ているので車間距離に余裕をもつ頻度が自然と高まるのです。
例えば、信号待ち2台目で青になった、でもその次の信号はまだ赤、ならばアクセルあまり踏まない。で、その信号が青になった、更にその次が黄色になったらまたアクセル踏まない。
「それって燃費がよくなるだけじゃ?」と思ったなら大間違いで、後続車は私のペースに付いて来れる、車間空けておけば左右から車線変更で割り込みもしやすい、結局これも
思いやりにつながっています。
運転って他人を
思いやることが大切。
自動車学校で「かも知れない運転」と同時に「思いやり運転」も習うはず。これらは交通規則や運転マナーだけでは語れないと思います。
田舎では滅多にないですけど、福岡や広島を通ると「前が渋滞していますよ!」ってみんなハザード出すの、あれほんの数年前に意味を知りましたが、道交法的にはやってはいけない、ハザードの使い方としては間違っているそうです。
兵庫~大阪あたりのサービスエリアで「渋滞用のハザードは禁止」って張り紙見ましたけど、道交法守ってハザード出さず玉突き事故起きたり、もっと渋滞して死人とか出たらめっちゃバカじゃん?でいいでしょう。
思いやり運転で色んな人が運転しやすくなって、その思いやりで自分のクルマを中心に他車も運転しやすくなって、そういうのできる人って本当に少なくなりました。自分勝手なドライバーが目立つ、特に山口県民、私らだ!(笑えない)
せっかくバカでも乗れる自動車が圧倒的に増えた割に、バカでも乗っちゃうからアクセルとブレーキ間違えて人殺しするバカも出ちゃうのですよ。大昔の標語で「クルマは凶器」って言葉あった、それ知らない人増えすぎ。
もう60過ぎたらマニュアルの軽トラ限定とかにすればいいのに……。
終章 上級者向け反面教師編
おまけです。
1.ウィンカー出しつつ大きく膨らみながら曲がる
左折専用レーンで。
私(左折予定原付)「あれ?右へ戻るの」
アルファード「思い切り減速+左折+左ウインカー」
殺す気か。
もし私が巻き込まれて死んだら交通事故じゃないだろうと。殺人事件でしょうと。なんでそういう運転できるのかは
自分勝手だから。山口県ならしょうがないか(白目)
2.太めな一車線で右左折時に左右へ寄りきれない
嫁も私も大嫌いな交差点がここ。下松市マクドナルドで検索するとストリートビューに出ます。
この写真の信号待ちは皆さんとても上手です。軽だからってのもあるんでしょうけど、山口県はこういう白線なしで左右に分かれて並べ的な道路多いんですが、ヘタクソは真ん中から少ししか寄れません。例えばアルファード運転してるヤンママとか。
どうなるか?そのアルファード(に限りませんけど)が右折しようものなら、そこで青信号は終わり。しかも交差点の真ん中まで出ないっていう
自分勝手なマイルールでもあるのでしょうか、1台も通過できない、アルファードが右折するまで後続車何度も信号待ち。やってられんのでここは絶対通らない。
3.右折時に立入禁止無視せず白線まで寄りきらない
左右で各1車線で道幅余裕あっても右折するなら後続車せき止める可能性あるから、右のタイヤで白線踏んだり、立入禁止(斜め線入ってる空間)に無理やり入っちゃう、それでいいのに、右に寄り切らず渋滞起こしちゃう
自分勝手なヘタクソ。
できないなら次の交差点で左折して転回してその交差点から右折して戻って来ればいいのに。
右折するから立入禁止区域入ってもパトカー素通りするし、私がギリで白線踏んでる時は対抗の大型は「おれ通れない、こいつ右折させないと」と判断してくれて右折させてくれる、白線踏めないなら公道で運転しない方がいい。
4.点滅信号を無視して赤でも一時停止しない
宅配原付乗ってた時に何度か死ぬかな?と思った交差点。
左が黄色、右は赤の点滅です。
これ信号の赤と黄間違ってるんじゃ?って思うほど赤の道幅が広くて黄は狭いのですが、この黄色方向から街なかへかっ飛ばす機会が多く、いつか轢かれるだろうなと思いつつ結局事故れなくて残念。
道幅見てどちらが優先道路か、それがわかるのは当たり前ですが、点滅の赤は「止まれ」です。
「黄色は徐行」って答えようものなら試験で誤りとされるほど普通の速度で突っ切れるはずで、この交差点ほんまやばい。
信号無視して道幅で判断は
自分勝手にほかなりません。
5.制限速度を守る=正しいと思い込んでいる
こんなこと言っちゃだめでしょうけど、速度超過って+19km/hまでは1点、+29km/hまでは3点です、たかが。だから60制限なら79kmで1点、89でも3点、しかも私らが乗ってる最近の自動車って実際の速度より高めにメーター表示されていますから75km/h出ていても実際には80km/h表記が多い。
通勤時間帯に60km/h以下で走られても困るし、高速道路の右側の追い越し車線を2km以上延々と100km/h以下で走られると渋滞になるっていう、これまた
自分勝手、無知です。
速度だけ気にしている人はどなたも他の交通ルールに疎い。
前の車についていって制限速度の2割オーバーしていないならパトカーはいちいち後ろにつかないとか知らないんでしょうね。白バイは暇なら来るかも。
以上、上級編は破天荒すぎかも知れませんけど、私らオッサンドライバー(の一部)は
思いやりで走っていて
自分勝手はやめようよと言いたいのです。
おわり。
ここまで読了した人すごい(笑)