本日は広島までお迎えの旅。
帰省していた家族と合流するため、嫁さんの実家を目指し、「新幹線→JR在来線→路線バス」と乗り継ぐ恒例の小旅行に出掛けるのです。
つい2日前は全く逆のルートで、一人周南へ帰ってきたわけですが、私が毎回楽しみにしているのが、所要時間1時間20分ほどのバス旅のパート(^^)。
なかでも一番の注目点は、全長10メートル超のノンステップバスで三桁国道をスイスイと駆け抜ける運転手さんの"技"であり、たとえ車窓からの風景に見飽きたとしても、私の興味は全く尽きることがないのですよ。
(一種だけど私も大型免許を持ってるので)
今回の運転手さん、とても感心した点が二つありました。
まず一つは、狭い山坂道でも
道路左側の路肩を果敢に攻めること。
私はいつも対向車見たさに(笑)右寄り後方の席に陣取るのですが、狭い右カーブで今回ほどセンターラインとの間隔を保ったラインを見たのは初めてでした。僅か10センチ前後の差ですが、他の運転手さんは確実にセンターラインを割っていたような場面でも、まだ余裕を残していたのです。
その分、バスの左側先端部は民家の軒先や街路樹をかすめているように見えて、なかなかスリル満点。当然ながら左カーブではリアタイヤが縁石ギリギリをなぞっているように(反対側からは)感じます^^;。
正直、スタート直後の市街地走行では、完全停止の瞬間にペダル踏力を抜いてくれない"カックンブレーキ"の連発にガッカリし、早くもダメ出しを覚悟していたのですが、それを帳消しにするほどの美技、アッパレな車両感覚でございました。
そしてもう一つは、
運転手さんが結構な人気者だったこと。
途中で三桁国道を外れて経由する住宅団地内でのこと。
道幅が狭くてバスとの距離感が近いとはいえ、外で遊んだり散歩したりしている親子連れがほぼ例外なく運転席に向かって手を振り、そのたびに運転手さんが律儀に振り返しているのです。
最初は、正月帰省中の幼児が大きな乗り物に対して無心に手を振っているようにも見えたので、手を振り返してあげようかと一瞬迷ったのですが、とんだ勘違い。偶々居合わせた乗客の出る幕ではありませんでした(笑)。
そんなこんなで今回も十分に楽しめた山間のバス旅。
ただ単に車両のステアリングギアレシオの成せる業かもしれませんが、終始攻め気味のライン取りだったにもかかわらず、道中、運転手さんのハンドル捌きに起因する不快なヨーやロールの発生は皆無だったことを付け加えておきます。
(”アウト!”と叫びたくなるようなピッチは随分ありましたけど 笑)
Posted at 2020/01/04 17:36:11 | |
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隠れ家を脱出 | 日記