1952年 アルファロメオ C52 ディスコ ヴィオランテ トゥーリング

1952年と1957年のクルマを側面比較。まずプロポーションに注意。
我らがトヨタはまるでなっていないことがわかるだろう。
1952年のアルファロメオのプロポーション、リズム感が素晴らしい。
対してトヨタは何をどうしたいのかわからない。
1952年のアルファロメオは前傾姿勢でありそれだけで動きがある。
ホイールハウスが隠れているのは2台共に同じだがアルファロメオはそれをリズムとして使っているのがわかるだろう。前傾姿勢がより効いてクルマが飛びかかるように見えている。トヨタは単に一部を被っただけ。狭いトレッドに大きいボディを着せればありがちな処理だ。
側面比較からはクルマの造形術のスキルの差も読み取れる。アルファロメオに走るハイライトに驚いて欲しい。カタチの抑揚が素晴らしい。

このクルマを正面から見る。トレッドとボディ巾のバランスが悪いのがわかるだろう。

でも走らせてみれば気にならなくなる。トレッドにボディ巾を合わせる基本から外れてなお、クルマを魅力的に見せれたのは優れた立体感覚の産物。因みにこのクルマにはクーペモデルもあるが屋根無しのほうが遥かにカッコいい。

最後にウチの子を並べてみた。同じオープンカーのFR。車軸間に対するシートの位置はアルファロメオと全く同じでプロポーションとして美しい。人が座ったときサマになる位置にあることがこの側面比較でも良くわかる。マツダのデザイナーとエンジニアは偉い!正しく学んで本当にイイ仕事をしたよ。
Posted at 2017/01/08 15:16:36 | |
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