テレビももうすぐオシマイ。
すべてを見終わって私は旧作も2199も第1作のほうが好きなことが判明。
今さらだけど。
「さらば」も2も2202も重苦しく鬱陶しい。第1作も2199ものびのびしていて余白が多くゆとりがあって見やすい展開。宇宙戦艦なのに戦わない話があったりして。続編は戦い一辺倒。単調で疲れてしまう。第1作はなんといってもパイオニアなので斬新。仔細な設定説明で見せたりして飽きさせない。こんな優れた元ネタはレストアしたらそれは良くなるって。
クルマで例えていえば「さらば」も2202も二代目フェアレディZみたいなものかなぁ。
より強く、より勇ましく、よりカッコ良く。良くしようとしているし実際良いところがたくさんあるのだけれど初代の魅力は薄れてしまう、かけ離れてしまうという。NAロードスターがNBロードスターに変わったような作りでヤマトが出来れば…駄目だろうなぁ…旧作もリメイクもその前作とは完全な別物。NAがNBに変わるくらいのコントロールで物語が構築出来るとは思えない。でも物語には直接関わりがない味や匂いやディテールで旧作の延長線上みたいなことはもっともっとやれた気がする。
カット割りの間とかリズムとか。演劇的感性、肉体的表現(絵がボロボロの旧作でも絵的には生々しい優れたカットがあった 第1話の沖田とか第25話のスターシャとか)がちょっと弱いのが続編だと思う。ま、2001年宇宙の旅とかゴジラとかガンダムとか続編ってそういうものかもしれないけれど。続きは難しい。帝国の逆襲とか極端に凄いものもあるけれどヤマトでも今のところ第1作のイメージを食い潰すものしかないのが現状だ。でも見るけどね。
個人的には
宇宙戦艦ヤマトはその続きは知った上ですべてそれを忘却。
旧作第1作のみを愛するか、甦った2199との比較を楽しみつつ自分たちでその続きを想像するのが王道だ。私がヤマトで今後ビジネスをしようと考えるなら続編はやらない。ひたすら旧作第1作を磨くことに注力するだろう。NHK大河ドラマで織田信長が何度も何度も甦えるようにヤマトを何度も何度もレストアする。その時代時代で表現方法を変えつつ視点を変えてイスカンダルへの14万8千光年を描いたほうが上手くいく気がするよ。作り手がテキトーに拵えたボラー連邦とかディンギルとか多くのみんなが見たいとは思わないでしょ。見たいのは斬新で面白くてかつ我々ニホンジンの気持ちを大きく打つもの。それなら第1作以上考えられないよね。
Posted at 2019/03/24 09:44:42 | |
トラックバック(0) | 日記