4285×1720×1120 車軸間距離 2340

4430×1810×1170 車軸間距離 2530!

4490×1940×1215 車軸間距離 2630

4257×1937×1213 車軸間距離 2650
ウチの子。この骨格に慣れているとミッドシップエンジン車の骨格がカッコ悪く見える。
私にとり憑いた偏見(色メガネ)だろう。自覚はしても外せやしない。どうだろう?あなたのクルマの骨格の美的基準はどちらだろうか?
とりあえず模倣から始める。
経験がないのでそれは仕方がない。
でもやりたいこと、新しいことはどんどんやろう。
NSXはそういうクルマ。
元ネタの影響がモロというのがわかる側面比較。
元ネタのリズム感は獰猛。そのリズム感は踏襲、でも骨格が微妙に?否まるで違うのでそれがそのまま側面に出ている。
NSXはとにかく長ーい。328GTBの緊張感がNSXに無いのはとにかく長ーいから。側面でみてフロントフェンダーからリアに至るリズムが328GTB比で引き伸ばされているのが一目瞭然。
骨格が長ーいのにキャビンがブラックアウトされているのでクルマの長さ方向がより強調されている。グループCカー的イメージも感じられる。
それがNSXの骨格の新しさ。でもスポーツカーのデザインとしてこの骨格は魅力的だろうか?
ホンマもんはちゃうだろうと調べてみたらホンマもんはNSXより更に長ぁぁあぁーい。
自分の感覚がいわゆるスーパーカー時代で止まっていることが判明。
NSXの骨格がカッコ悪く見えるのは私のアタマが古いからだ。
ミッドシップエンジンのクルマの骨格の進化は車軸間距離がグーンと伸びてキャビンが前へ前へ行くことにあるのね。
ディテールの見せ方が328の影響下にあるので…例えば
元ネタのリアに注目。ここはほとんど同じ。
変えても良かったけれど元ネタのまとまりが素晴らしいのでその影響下から脱出出来ず。
エアーインテイクの処理も元ネタを超えられていない。
元ネタはショルダー部の丸い面を凹に大胆に抉った造形。
造形の入り繰りの大きさが写真の陰影の深さからも読み取れる。
元ネタを見た後、模範学習車を見るとドア断面の平たい面が少しだけ奥へ行く何とも面白くない造形。
端的に言ってペッタンコ。単調な面構成では色気は出ない。…等々NSX好きじゃなかったけれどその骨格はイイよ!物凄い挑戦的。スタイリストが着せた衣装が若干ダサいだけでクルマの骨格に対する意気込みは当時としては素晴らしい。車軸間距離を伸ばしたことは今やホンマもんとされている向こう側がリスペクトしているから。
458と新型NSXは骨格的に同じクルマ。骨格の正解は突き詰めればイタリアも日本も変わらないから。ホンダのエンジニアやデザイナーは今回も骨格に関しては良い仕事をしたと思う。比べてみて残念ながらホンダのスタイリストは昔のNSX時代と同じく面の扱いがあまり上手くないようだ。造形感覚を学ぶことがどれだけ難しいことか、当事者達は痛感しているだろう。
模倣から始めて模倣から抜け出せていない。それはかつてのNAロードスターがそうだった。
でもマツダが出来てホンダが出来ない理由はどこにもない。続けて挑戦すればいつか必ず我々や向こうのイタリア人を轟沈させるデザインがホンダから産まれるだろう。
学び学べ!
Posted at 2017/01/28 18:31:38 | |
トラックバック(0) | 日記