ロングショット爆発ッ!特撮マニアが身悶えするね。東宝特撮シリーズは見終わると特撮カットが短めで食い足りない感がいつもあるけれどこの作品は過剰。見応えたっぷり。
ロングショットはセットがデカくなるので大作感が溢れる。東宝特撮シリーズの中でも雄大感は一番な気がする。特撮マニアが望みが叶っているよ。セットが小さいと本当に絵が貧相になるからボクらは想像力で補う必要があるけどその補正少なめで製作側の特撮愛を感じるよ。
…シナリオはいつも通り酷いッ!戦うゴジラとメカゴジラッ!何度も何度も戦うゴジラとメカゴジラッ!
最後は情で終わるッ!
…酷い…。退屈な物語のおかげでぐっすり眠れたよ。リラクゼーション効果は高い。
ただここまでボロクソに書いても映像は真摯なのだ。そうどんな映画でもクルマでも。物作りはゴマカシが効かない。与えられた環境条件が限られた中で逃げずに諦めずに撮りきる作りきる…バカにはしても侮蔑しきれない何かが人が作る物の中にはあるのだろう。
途中で眠っても愛おしい。それに駄作の駄作たる所以はボクらの中にもある。それは学べるし研究出来るし人生に生かせる。全て優れているわけではないけれど全て駄目であるはずもない。
アイドルやクルマが好きな理由が日本特撮映画にもあるのがいつも観て思うのだ。否定と肯定は同じものではないけれどそれは繋がっていて切り離すことが出来ない。面白いよ歳をとってから見る怪獣映画は。
Posted at 2019/12/14 11:26:32 | |
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