ピカソからアウディへの乗換えが決まったわけですが、
さて、アウディの何に乗ろう・・・。
今春引越し先は山梨県北部、八ヶ岳という標高2900m級山間部の中腹になります。
冬季の雪道、凍結路だけでなく、日常的に山の未舗装路をガシガシ走れるように、余裕のある最低地上高が欲しい。
となると、必然的に検討車種は絞られてきて、
A4オールロードクワトロか、もしくはQ5の二車種ということになりました。
車内空間が広大なピカソからの乗換えで、ファミリーユースも考えるとA6オールロードクワトロも魅力的だったんですが、なにぶん予算オーバー。
Q7という選択肢もありますが、これも予算オーバーな上にデカすぎ。
Q5はちょうどよいボディサイズと広い室内が魅力的でしたが、試乗した感じがイマイチしっくりこなかったこと。そして今年2017年にフルモデルチェンジを控えているためこれはパス。
となると、A4オールロードクワトロです。
昔からあのオーバーフェンダーに憧れ、一度は乗ってみたいと思っていた車です。
A4オールロードクワトロそのものの試乗車がどこのディーラーにもなかったため、
ベースとなったA4アバント 2.0 TFSI クワトロに試乗しました。
試乗車はS lineパッケージという車高が低めにセッティングされた特にスポーティなモデルです。
ピカソに比べたら明らかに狭い運転席に腰を沈め、
S line の低めの車高を気にしながらそろそろとディーラーの駐車場から外界に出て行きます。
正直言うと、実はこの時はまだアウディ購入のふんぎりがつかないでいました。
よい下取り条件が出ているとはいえ、それでもまだピカソを手放したくない。
なおかつ、A4オールロードクワトロはやっぱり狭い・・・。
リアシートも、倒してもフルフラットにならない点が自分的にはあり得ない・・・。
心の中でぶつくさ言いながら、ディーラー前の交通量の多い道路をゆっくりと進みます。
メーターの中にナビが出るバーチャルコックピットや渋滞での自動運転など、数え切れないほどの先進装備を満載した新型アウディ、形式名称B9。
助手席に座った店長から色々と説明を聞きながら車を走らせますが、まず感じたことは運転のしやすさ、見切りのよさでした。
C4グランドピカソより全長、全幅共に若干大きいはずですが、それを全く感じません。
むしろピカソより小さい車を運転しているような感覚で、狭い道でも安心感があります。
スピードを出しているわけではありませんが、しっかりとした落ち着いた足回りは非常に高い次元で成熟していることがヒシヒシと伝わってきます。
ピカソほどではないにせよステアリングフィールも軽めで、走行速度に応じて重さが可変するのも好みです♪
渋滞を抜け広めの道に入ると、「ここからは踏んで平気ですよ」という店長のゴーサイン(笑)
クワトロの実力を体感したかったため、左折中の体勢のままアクセルを思い切ってベタ踏みしてみました!
と、そのまま何事もなかったかのようにあっさり車は向きを変え、とてつもない勢いで加速しだしたのです。
は、速い!!!!!!!!!!!!
あまりの加速にビビッてアクセルから足が緩んでしまう、そのくらい速い・・・。
今回の乗換えで色々試乗してきましたが、このレベルの加速は302馬力の3.2Lターボ・T6エンジンを搭載したボルボXC70とこのアウディA4クワトロくらい。
脳内に一気にアドレナリンが噴き出たかと思うと、
自分の中で危険なスイッチが入ってしまったことに気がつきます。
『ほ、ほしいコレ・・・』
ファミリーユースにしては明らかに狭すぎる後部座席。
しかもリアシートの角度が不自然に立っていて、かつ日本人の頭の位置に合っていないのか、やけに使いづらい後席ヘッドレスト・・・。
時折、車中泊も敢行するキャンプ好きの我が家にとって、不便この上ないフルフラットにならないリアシート・・・。
縦置きエンジン+AWDのせいであろう、張り出したフロアトンネルのため左足の置き場のなくなってしまった運転席・・・。
そんな数々のネガティブ要素が一気に頭の中から削除されてしまって、
気が付けば在庫の確認をお願いしている自分がいました(笑)
年末の差し迫った時期で、私が2016年最後のお客さんというスペシャルなシチュエーションも加担したのかな。
詳細は年始に、ということで申込書だけ書いて2016年の幕を閉じたのでした。
あ~~あ、買っちゃった!
しかもなんか、あれこれオプション付けていったら結局予算オーバーになってしまった気が・・・・。
ま、それは考えないようにしよう(汗)
昔から欲しかったが手が出ないと思っていたオールロードクワトロを本当に(しかもほとんど衝動買いで)注文したなんて、にわかに信じられない・・・。
夢なのかこれは!?