これはヤマハのFJ1200用の燃料ポンプです。前回、「今のところ問題無さそう」と書きましたが、やはり今のところ。だった様です。盛大なオーバーフローを起こしまして😢
前回選んだ燃ポンはキャブ用では結構メジャーなものらしいのですが、燃圧が少々高いとネットでは書いてありました。説明では0.3kg/cm2だったのですが、心配なので、レギュレータを買って繋げてみると、0.5kg/cm2以上出ています。
FCRの燃圧推奨値は0.08~0.15kg/cm2なので、これではかなり高めです。なのでレギュレータを絞って燃圧調整すると、今度は燃ポンが熱を持つと言う問題に当たってしまいました。これでは、今回の目的である機械式燃ポンがガソリン暖め器になってしまう問題を解決する手段に全くなりません。
配置はメカメカしくてカッコいいんですけどね。
で、色々やっているうちに盛大にキャブからガソリンがポタポタと。
「ぐわぁ~!俺のFCRがぁ~(涙)」
一旦、機械式燃ポンに戻し、オーバーフローが収まることを確認して。
「やっぱ燃圧高すぎたんだな。レギュレータで絞っても熱を持つし、さてどーしたもんか。」
としばらく考えて、
「そもそも車用のキャブの燃圧は0.3kg/cm2前後だって言うし、FCRにはそれでも高いんだよなぁ。う~ん。。。
そうだ💡!二輪用のキャブには二輪用の燃ポンなら相性も良いんじゃないだろうか!ただ、二輪はタンクから重力でガソリン供給してるから、そもそも燃ポンあるのかな?」
と、ネット検索してみると、
「あった!それも燃圧0.14kg/cm2!カンペキ!」
で、早速発注したのがタイトル写真のヤマハFJ1200用の燃ポンな訳です。
その前に、燃圧をしっかり計りたくて、燃圧計を買ってきました。
これで計ってみると、最初の燃ポンはやはり0.5kg/cm2出ています。そして、今まで問題の無かった機械式燃ポンはと言うと、
アイドリングで0.15kg/cm2、2,000rpmで0.19kg/cm2ってとこです。
なるほど、今までこの燃圧で問題なかった訳だから、これ以下なら良いわけだ。
で、FJ1200の燃ポンはと言うと
0.17kg/cm2です。FCRの推奨値よりは高いけど、機械式燃ポンより低いから問題無さそうです。
しかも設定燃圧より高くなると作動が止まるカットアウトリレー付き。前の燃ポンにはカットアウトはついてませんでした。
そして二輪用だけにこのコンパクト設計。
しばらくアイドリングさせましたが、今度こそ問題無さそうです。後は配管配線の整理をして、いよいよ試運転に出られそうです。
夏のパーコレーション対策の電磁ポンプ化でしたが、季節はもう秋。効果検証は来年です(笑)
Posted at 2022/11/05 17:28:11 | |
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