~ サスKIT・真実編 ~
以前書いたブログをもし鵜呑みにしてしまった人がいたらゴメンナサイ。
8割り増しで大げさに過大評価した記事を書いてしまいました。
(その理由はまたいずれ書く予定でいます)
この足つけるだけで速く走れると思い込んでしまった人がいたらゴメンナサイ。
目を覚ましてください。
ボクはたまたまとある走行会で成績を伸ばしましたが、それはとあるローカル走行会でのことですし、
また、速く走るようになった本当の理由はもっとほかにあるんです。
(チューニングではありません)
ずばり、本音を言います!
ボクの中での
評価は☆ひとつです。
できればマイナス評価をつけたいところであります。
【理由】(デメリット)
* 走行中、ことこと音がよくします。構造的に共鳴しやすいのかも。
* 走り始め(~5分くらい)はかなりゴツゴツと突き上げ感がでます(エアレーション発生前?)。
* すでにリヤが左右とも抜けてきました! (耐久性抜群!5年はもつ!なんて説明受けたのに。笑)
(
まだ装着して一年未満・走行一万キロ未満ですよ!?)
* フロントが左右ともにガタ発生!→ケースのガタ。
しかもひどい浸水あり。右は抜けてました。
(
交換して3ヶ月未満・走行2千キロ未満ですよ!?) スポーツ走行を繰り返したというならまだしも・・・。
* リヤの伸びストロークの短さがかなり不満です。走行中にヒヤリと感じる瞬間があります。
* 保証書がついてきません。 (とくにカートリッジに)
保証はメーカーの自社製品に対する自信の表れです。
* 金額・・・。
* 耐久性・・・。
などなど
【取り付け前。この製品についてショップからの説明】
お前のは高精度バージョン(特注品)である。
お前のはガス圧変更・ピストン速度変更・オイルライン油圧変更をした特注品である。
特殊なオイルを使用している。
【取り扱い会社に問い合わせたところ、】
上記の仕様はことごとく否定されました。ありえない、と。
製造元でのミニマムロットは100本からなので、
ボク用に2本だけスペシャルな特注製作って説明はあまりに非現実的すぎます。
そもそも非分解構造であり、ガス圧変更も理論上は可能だが実践するのは非現実的。
一応は出荷後に他業者によって、注射器のようなものを打ち込むことでガス圧を変更するという
手法は存在しますが、コストと手間を考えるとこれまた非現実的とのこと。
また、ボクの用途からすると、精度・強度・耐久性・ポテンシャル的にいっぱいいっぱい
なんじゃないか?とのこと。
要はストリート推奨スペック・・・らしいです。
【耐久性】
装着前は耐久性抜群で「お前の走り方なら5年はもつ」とショップに言われました。
しかし装着直後、「もって2年くらい」と言われました。←(笑)
すごい手のひら返しです(笑)。まぁ、最初っから信用してなかったからOK
ちなみにこの製品は製造元からしたら「廉価グレード」になるみたいです。
実際、ミニサーキット2日で抜けちゃったという人や、
つけてはみたけど別にたいした足ではないとの感想でほんの数ヶ月で外したという人もいます。
けして悪い足ではないように思えますが、過剰なまでの高評価を得るほどの内容ではないようです。
【効果】
この足入れたら「日光サーキットで2秒は速くなる」byショップ。
装着後、「いくらなんでも2秒は無理」←(笑)
これまたすごい手のひら返しです(笑)。まぁ、最初っから信用してなかったからOK
この足をつけてもタイムが縮まずに焦ってる方がいましたら安心してください。
別にあなたのせいじゃないと思われます。
【ユーザー評価】
好みやステージにもよるでしょうが、
このもっさり感・だるさはボク個人的には慣れてしまえばそこそこOKなテイストですが、
路面のいいステージやサーキットだとかなりつまらない足だろうと思われます。
クイクイッ!キュンキュン!って感じは皆無です。俊敏さ・ダイレクトさに欠けます。
面白みはないです。その代わり乗り心地は比較的良好。
峠や林道に的を絞ってるので、その点はいいのですが、
リヤの伸びが足りなくて自らギャップで蹴りあがってしまい、
リヤの接地性が失われるときがときどきあります。かなり怖い思いをします。(スポーツ&競技走行時)
これはシェイクダウンですでに感じました。
よい面もそれなりにあると感じてましたが・・・
これまでに乗ってもらった人・運転してもらった人が誰一人として高評価してくれてません。
好みも用途も評価も十人十色。いまのところ否定的な人のほうが多い感じですが(笑)
【金額】
取り付け+アライメント調整まで含む総支払額は「\325,500」でした。
ピロアッパーマウントなしでこの価格。かなり高額です。
当初の約束は総額で「\301,350」でしたが、
支払い時に一方的に値上げされました。うぜぇーです。
明確な根拠や説明はありませんでした。
また何度訊いても部品代・工賃を明確にしてきません。これもうぜぇーです。
支払いについては十分に気をつけましょう。
【部品代】
およそ17万前後くらいじゃないかと思われます。(ピロアッパーマウントなし完成品価格)
差し引いた残りが工賃です。スーパー「B」価格ですかね?
セッティングにはそれなりに時間かけてたみたいですが。
「部品代は安く、工賃は目いっぱい高く」ですね(笑) ←後編UP予定です。
【いつのまにか・・・orz】
前後ともスイフトバネを使うとの説明でしたが、セッティング時にリヤを急遽ニッパツ製に
変更したと説明を受けました。 (ボクが訊いてはじめて説明あり)
でも他店で確認してみたら・・・なぜかビルズのバネがついてました。
なんてこった。
(※ビルズのバネもいい製品ですが、勝手につけられてたことがとても不愉快です)
↑外したらケースの中から水がビシャッとorz ウェザーストリップが役に立ってない・・・。
で、さっそくフロント左右とも取り外してみました。もちろん他店で。
巻いてあるガムテープは分解作業時に外筒(ケース)に傷がつかないようにしたものです。
これ、今年3月に事故修理の際にフロント左右ともカートリッジ交換したはずなんですよ!?
交換して3ヶ月未満・走行2千キロ(普段乗り程度)未満でこの状態ですよ!?
これは不思議ですね~。
右のショックが完全に抜けてました。
手で軽く押すとシュコッとロッドが入ってしまい、しばらく放っておいてもそのまま。
もともとガス圧2キロという低圧の複筒式オイルショックなので、こんなもんかもしれないですね。
ところが、左のショックは押し込むにはそれなりの力が必要で、放っておくと自力でロッドが元に押し戻されて出てきます。
左右でこんなに差があるのは・・・まずいでしょう。
実際、走行中は左側が突っ張る感じで、右側は腰砕け感がありました。
とても左右同時に新品交換されてるようには思えなかったのですが、
外してみて納得しました。
ちなみに、ガタつきはケースとカートリッジの隙間によるものでしたが、
放ってはおけないレベルのガタつきでした。
対策案はあるので試してみます。
溶接クオリティはまぁまぁ。自動車界だとこれで十分なのかもしれませんね。
しかし溶接部分の防錆処理がかなり適当で、ケース底のキャップやブラケットなど随所に錆が発生してきてます。
外筒(ケース)の外からじゃ見ただけじゃ一見わからないですしね。
他店(×3)で検証した結果、とても交換された形跡はない、とのこと。
保険会社に手配して派遣してもらった凄腕アジャスターも同様の見解。
外したカートリッジは必ず取っておくようにと再三伝えてあったし、
工場側も保管しておくよとも言ってたクセに、はずしたカートリッジは捨てちゃったというしらじらしい言い訳。
今回取り外したので、ロットナンバーから生産時期・出荷時期も調査しておきました。
(ちなみに事故修理の際の部品(カートリッジ)代\58,800と工賃\21,483は返金させるに至りました。)
【総論】
信頼性・安心感のないものは偽者です。(←理由は後編で書く予定です)
繰り返しますが、ボクの中での評価は☆ひとつです。(←製作者が不実なことをするので)
できればマイナス評価をつけたいところであります。 (←セッティングはよかったのでギリ+)
ボク個人としては、この足のセッティングの方向性や内容は評価に値すると思います。
これでもし信頼性・耐久性・安心感があるものだったらよかったのですが。
それだけに、とても残念です。
後編に続く・・・。
【詐欺被害状況】
