休題。ちょっと昔話。
彼は数度のKoEX(King of Extreme)を受賞。
フリースタイルでの圧倒的・超絶的パフォーマンス。
エクストリーム度で言えば、
「 ダウンヒル>>>絶対に越えられない壁>>>その他モータースポーツすべて 」
という絶対公式が存在する。
ダウンヒラーこそ最強。まさにKING!圧倒的じゃないか。
約20年の間、ずっとやってたことがある。
BTRから乗りはじめ、BMXをこなし、
MTBに転向してからは、フリースタイル、トレイルハント、ダウンヒルがメイン。
多くのメディアが「まさに戦場、これはスポーツではない」と形容した闘いの舞台。
ダートスポーツの頂点であり、もっとも過激なジャンルのひとつ。
いわゆるエクストリームスポーツ。
(しかし死傷者の多さゆえスポーツとは呼ばない傾向もあり)
上位狙いに集まってくる連中はどいつも鋭い眼光。まさに戦士の目つき。
ダートでの自己最高速体験は120km/h。磐梯で記録計測。
ちなみにMTBダウンヒルはコースやセクションにもよるけど、
スケールスピードや体感速度はおよそ350km/h。
F1をも上回るというのは有名な話。
(スケールの話しだけど、そういわれてるんです)
かかる最大Gは数Gにもなりマジで内蔵が下がります。
Gのあまり体が支えられなくなる世界。
いい加減なパーツセットアップだと、クランク、ハンドル、フレームなどが折れたりもする。それが刺さって死傷する例もあり。
精神も肉体もアスリートとして高次元に仕上がってないと闘いきれない。
(それだけこのスポーツを愛していたし、誇りを持ってました)
画像:
左:取材のため公園でのストリートセッション。本当はせめて20段くらいの階段で撮影しようとしたんだけど、うまく撮影できず、しかも巡回さんに怒られて、仕方なくショボイ段数で。着地の瞬間、ヒジがフルボトムします^^
中央:ウルトラマン系レーシングウェア。ウェアの下は全身プロテクターを装着してある。
右:レース場でのプラクティス。おめぇーは一体何十メートル跳ぶんだ^^?みたいな。
一般ライダーとアイツらトップカテゴリー選手で5倍くらいタイムが違ったりする。
素人だと乗車放棄確実。
区間によっては徒歩での通過ができないほど激斜面だったりもする。
公式・非公式戦合わせて、得たトロフィーやメダルや賞状は120~130くらいか。
ヒザや手首を故障して戦線離脱してた時期や、シーズンオフなどは
気楽にオフロードバイク、フリースタイルスキーなどを楽しんでたりした。
画像は静可山戦のあと。このときはクラス2位銀メダル。
ちなみにこのコースにはアイツの名前が冠せられたセクションがある。
この数年、単独参戦のときはMR-Sに機材満載して各地を遠征していた。
しかし、アイツについては競技ダウンヒラーとしてよりも、
トレイルハンターとしての話のほうが面白いのだ。
その話しはまた後日~^^
Posted at 2008/10/25 20:28:59 | |
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アイツという人間のこと | 日記