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銀汰狼のブログ一覧

2008年10月25日 イイね!

The Double Decade of Extreame Performer.

休題。ちょっと昔話。

彼は数度のKoEX(King of Extreme)を受賞。
フリースタイルでの圧倒的・超絶的パフォーマンス。

エクストリーム度で言えば、
「 ダウンヒル>>>絶対に越えられない壁>>>その他モータースポーツすべて 」
という絶対公式が存在する。

ダウンヒラーこそ最強。まさにKING!圧倒的じゃないか。

約20年の間、ずっとやってたことがある。
BTRから乗りはじめ、BMXをこなし、
MTBに転向してからは、フリースタイル、トレイルハント、ダウンヒルがメイン。
多くのメディアが「まさに戦場、これはスポーツではない」と形容した闘いの舞台。
ダートスポーツの頂点であり、もっとも過激なジャンルのひとつ。
いわゆるエクストリームスポーツ。
(しかし死傷者の多さゆえスポーツとは呼ばない傾向もあり)
上位狙いに集まってくる連中はどいつも鋭い眼光。まさに戦士の目つき。
ダートでの自己最高速体験は120km/h。磐梯で記録計測。
ちなみにMTBダウンヒルはコースやセクションにもよるけど、
スケールスピードや体感速度はおよそ350km/h。
F1をも上回るというのは有名な話。
(スケールの話しだけど、そういわれてるんです)
かかる最大Gは数Gにもなりマジで内蔵が下がります。
Gのあまり体が支えられなくなる世界。
いい加減なパーツセットアップだと、クランク、ハンドル、フレームなどが折れたりもする。それが刺さって死傷する例もあり。
精神も肉体もアスリートとして高次元に仕上がってないと闘いきれない。
(それだけこのスポーツを愛していたし、誇りを持ってました)


画像:
左:取材のため公園でのストリートセッション。本当はせめて20段くらいの階段で撮影しようとしたんだけど、うまく撮影できず、しかも巡回さんに怒られて、仕方なくショボイ段数で。着地の瞬間、ヒジがフルボトムします^^
中央:ウルトラマン系レーシングウェア。ウェアの下は全身プロテクターを装着してある。
右:レース場でのプラクティス。おめぇーは一体何十メートル跳ぶんだ^^?みたいな。


一般ライダーとアイツらトップカテゴリー選手で5倍くらいタイムが違ったりする。
素人だと乗車放棄確実。
区間によっては徒歩での通過ができないほど激斜面だったりもする。

公式・非公式戦合わせて、得たトロフィーやメダルや賞状は120~130くらいか。
ヒザや手首を故障して戦線離脱してた時期や、シーズンオフなどは
気楽にオフロードバイク、フリースタイルスキーなどを楽しんでたりした。

画像は静可山戦のあと。このときはクラス2位銀メダル。
ちなみにこのコースにはアイツの名前が冠せられたセクションがある。
この数年、単独参戦のときはMR-Sに機材満載して各地を遠征していた。


しかし、アイツについては競技ダウンヒラーとしてよりも、
トレイルハンターとしての話のほうが面白いのだ。

その話しはまた後日~^^
Posted at 2008/10/25 20:28:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | アイツという人間のこと | 日記
2008年10月25日 イイね!

DRIVIN' with ''PHANTOM PAIN''.

さて~、やっとドライビング編。


では、何も感じないのか。。。
実はそうではない。

幻肢痛 (ファントムペイン)というものが存在する。

現実の感覚はなくとも、脳は痛覚を感じ続けてしまうという状態。
アイツの場合、油を全身にかけられて火で焼かれてるような感覚。
「灼熱痛」とも呼ばれる。

人によって状態はまちまちであるらしいが、、、アイツの状態は、、、
痛覚のレベルとしては、人間がこれ以上痛いと感じ取ることのできない最大級の痛みレベル。
フルタイム「痛覚の大暴走」。
痛いというより焼かれ痺れるような・・・、しかしこればかりは筆舌しがたい。
これを表現しうる言葉はないかも。
当初は耐えることができず、一日に何度も失神してたし、
どんな鎮痛剤も効かないし、いくらオーバードーズしても効きやしない。
だから、何か物事に集中することで、意識を他の対象に向けることで、
痛みを忘れるしかない。もしも痛みから解放される瞬間があるとしたらそれしかない。
そう割り切れるようになるまでの過程は長かったけど。

しかし、クルマを走らせる場合、話は変わってくる。
(あくまでもモータースポーツでの話です)


( Photo by MOTORHEAD 山田光一 )

アイツにとってクルマを走らせるということは、
残った僅かな感覚を徹底的に研ぎ澄まし、希薄なインフォメーションを感じ取ろうとする行為。

それはすなわち、灼熱痛に真っ向対峙しなければならないことを意味する。

例えば、アイツが感じとれる感覚が100あるとして、そのうち99は灼熱痛とチタン部位の激痛に占められている。
その中から僅か1の有効なインフォメーションをどうにか見つけ出そうとするわけである。
その僅かな1を見つけられないこともあるし、そもそも最初から1すらないのかもしれない。

アイツがクルマを走らせるとき、アイツの全身は地獄の業火に焼かれているのである。
(もちろん「感覚」の話ですよ)

皆さんの前をシルバーのシルビアが駆け抜けてゆくとき、、、
アイツはそんな状態なのである。

アイツは何かに集中し続けてないと、灼熱に飲み込まれてしまうのである。
しかし、クルマを走らせる場合、その「何か」は灼熱の中に存在するのである。
なんとも皮肉な話である。


( Photo by MOTORHEAD 山田光一 )

その業火よりも魂のほうが熱いのか?
それとも
業火をも鎮火しうるほど冷静なのか?
さてどっちだ。

(どっちでもいい)

た だ 疾 走 す る の が 大 好 き な の で あ ー る 。

ついでにいうと、アイツはただ「 M 」なだけかもしれません。


次は「実践編」の予定~。
Posted at 2008/10/25 03:02:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | アイツという人間のこと | 日記

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