エンジン撤去作業の流れをダイジェストで。
作業性UPのためにボンネットやタワーバーを外します。
エンジン関連のハーネス類を外し、インタークーラー~スロットル、エアクリーナー~タービンのパイピングなども外します。
ファンベルトがだいぶ痛んでますね。わずか9日間でこんなに!?
この写真では写ってないけど、ひどいとこはもっと酷い状態。
もしベルトが滑ったりすればウォーターポンプ・プーリーを十分に回せず、
オーバーヒートの原因になる可能性があります。
ファンシュラウドやカップリングファンなどを外します。
ATFを抜きたくないのでラジエーターは外さずに作業しました。
(AT車はラジエター内の最下段にATFが通っています)
ウォーターアウトレットの中を覗き込むとなにか不純物(スカム)が溜まってますね・・・。
もしこの不純物がひどい場合は冷却水ラインのどこかで目詰まりを起こし、冷却水の循環を妨げたら
オーバーヒートの原因になる可能性があります。
外したクーリングファンとカップリング。
もしカップリングに異常があって適切に回ってなかったとすれば、
これもオーバーヒートの原因になる可能性があります。
これから吸気側はサージタンク、燃料配管、インジェクターなどを、
排気側はエキマニやタービンなどを外していきます。
インマニ子ちゃんのお目見えです。これも外します。
今度は排気側です。エキマニ子ちゃん、タービン、アウトレットパイプなどを外します。
ここ注目。
4番終了してます・・・。
シリンダー内に冷却水が流れ込んだあとだと思われます。
これでエンジン本体が開放されました。
クレーンでエンジンを吊るし上げます。
エンジンルーム奥側に見える青いのはトルクコンバーター。
トルクコンバーター(Not純正品)。エンジン出力をここに入力するわけです。
これでひとまずエンジン撤去完了。
手前の白い布を被せてあるのが次のエンジンです。
積算走行距離は108,123kmでした。Thank you & Good Bye!
下取り先でばっちり整備されてリビルドエンジンとなり、誰かのとこへ旅立っていくことでしょう。
5年後10年後、またオレのもとへ戻ってきたりして(笑)
このあとの作業。
オイルのラインにクーラントが、また、冷却水のラインにEGオイルが流れ込んでしまった可能性があるので、その場合はラインを洗浄します。
そしてEGマウントやそのほかの補器類を含めてエンジンルーム内の点検をし、
問題がなければ、いよいよNewエンジンの搭載作業がはじまります!
次回は「リビルドエンジン」、「エンジン搭載作業」、「原因探し」などについてのレポートを予定しています。
Next Report, coming soon.
Posted at 2010/05/23 16:38:58 | |
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SR20DETエンジン交換 | 日記