~~~エンジン3号機の経緯について~~~
[2012、11月]
製作準備。
エンジン3号機の製作に向けA店と打ち合わせ・情報収集、開始。
ベースエンジン入手(届いてみたらAT搭載の極上品で大喜び←いまとなっては悲しい)
[2013、2月]
実走セッティングに拘り、ECUセッティング依頼先を概ねB店に絞る。
B店はとにかく自信満々の様子。
今住んでる場所からも自宅からも行ける距離だし、途中休憩2回で行けるのはとても助かるので、
ここに賭けてみることに。
[2013、4月]
EG完成・搭載、慣らし運転。
本記事の趣旨とは無関係だが、慣らし運転中に山火事を目撃(かなり驚いた)。
[2013、5月]
セッティング。
トルコン式ATはATFの温度などによっても負荷具合が変わるので、きっちりセッティングを詰めるのはできないはず。よってパワーは控えめで構わない、自壊してしまうような出力は要らない、とオーダー。1Day決戦用の限界ギリギリまでのパワーが欲しいわけじゃなく、すぐに壊れないことを重視。そこを履き違えられたら困るのでオーダー時に念を押す。
[同月]
セッティング完了・納車、そして試運転。
とにかく違和感。
油温水温が不安定、とくにパーシャル域。こんな区間でこんなに温度上がっちゃうのかよ!と戸惑う。すごい違和感と不安を感じたのですぐに店に問い合わせるものらりくらり。以前の自信満々の態度はどこへいったのか?そのまま山でチェック。すると・・・ひどいオーバーシュートの連続でまともに踏んでいけない。ブーコンの設定を確認するとまるでトンチンカンな数値が入れられていた。どういうこと??本当に現車セッティングができているのだろうか???(今思えば、できてないよね~) さらに店を問い詰めていくと、燃調MAPは指定したブーストまでしか作ってないと判明。つまりすこしでもオーバーシュートしたら即座にMAP作ってない領域になっちゃうわけね・・・危ない。
フィーリングはというと、中回転域はとてもレスポンスGoodでタイト気味な林道などでは好調。しかし、中回転域からトラクションかけて一気に加速しようとするととんでもなくオーバーシュート。どこまで上がるかわからないから怖くて踏めません。そんなこんなで全開域のあるコースだと途端にグダグダ。以前までほとんど無問題だったブーコンですが、今度のセッティング以降どうにも制御しきれません、まるっきりダメです。ブーコンや配管などに不具合は見つかりません。結局、設定ブースト値とゲインを大幅に下げて乗る羽目に。つまんねー。ここまで走行会2回、一本もまともに走れず・・・(困)
制御できていないのにどうやって現車セッティングしたのか・・・あらためて問い合わせてものらりくらり。終いには最新型のEVCじゃないから制御できないのだと言い出す。おいおい。こちらから依頼したとおり、現状ついてる機器類の性能内に収めるようにセッティングしてもらいたかった。もしかしてキックダウン時の点火補正も不十分とかじゃ・・・。
[9月]
お店の人たちと客たちでミニサーキット走行会へ。
さらに設定ブースト値とゲインを下げて乗る。そこまでして、ようやく全開走行可能に。本末転倒。
これまで封印してたキックダウンも使って走る。
7000回転以上まで回してたら(レブリミットには当ててない)、店の人に、高回転まで使っちゃだめだ!6800までにシフトアップしてください!と言われる。えええぇ~!?? セッティング依頼する際にボクはレブ寸前まで回すとも伝えてあったじゃん? まぁ~たしかにSRは高回転の旨みはないけど。
翌朝エンジンかけたらはやくも異音発生していることに気付く(かなりショック)。このときはバルタイが原因だと思ったが確証なし。しかし後日、「これはメタルの損傷だ」と店が言い出す。(後述あり)。しかも嬉々とした顔で。そしてドヤ顔で。その態度にも、えええぇ~!???
[11月]
ときどき排ガスの色や臭いにほんの一瞬ながら違和感を感じることがあった。しかし確信できず。気にしすぎか。
[12~3月]
多忙だったり積雪続いたりで最低限の普段乗りばかり。異音で気が重い。排ガスの臭いやマフラーエンドの煤け具合を店に相談するも問題ないと言われる。しかし不安は消えず、ECUリセッティングを考え始める。
[2014、4月]
レベルゲージが抜け、オイルが噴く。エキマニの熱で引火。すさまじい白煙に包まれ、走行会場で騒ぎに。店に相談するも、ただのゲージ抜けでときどきあること、ゲージが抜ないようにしておけばよい、EG異常ではない、とのこと。(えぇ~? やっぱり他店でリセッティングしないと駄目かもと思い、調べだす。その過程でこの店に関する過去の情報などをさらに知る。)
[2014、6月]
エンジン、走行会にて盛大に終焉を迎える。
店に連絡するも電話にもメールにも応じてこない、実質音信不通(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)
これはこれは。
この店の内情や過去のことなどをいろいろと知ってしまったので、もうここに作業依頼するつもりは皆目ないのだけど、ちょっとね~~~(呆)
製作とECUセッティングがそれぞれ別の店なので、不具合が出ると責任のなすりあいになっちゃうのが目に見えてたし、NCの覚悟でいたのでそこは仕方ないなと(諦)
(ちなみに製作した店とはいつもすぐに連絡ついて、いつも積極的に相談と情報交換はしてもらってましたけどね)
~~~内部の状況(先日の続き)~~~
結局、一度もまともに走れることないまま悶々と一年、そして完全なブロー。この結果にはどうにも納得いかないのが本音です。しかしこうなった以上は破損状況と原因をどうしても知りたいので開けてばらしてみましょう。
エンジン各部を丁寧に分解し損傷状況と原因を調べます。ピストン、シリンダー、燃焼室の異様な状況については先日掲載の通り。その他のパーツはエンジン加工会社に送って再利用可能かどうか診てもらいます。
メタル
まったく問題ありません。
な~~~にがメタルブロー予告&断言だよ(笑)(笑)(笑)
クランクシャフト、ラッシュ、バルブ関連、カムなど
問題ありません。

コンロッド
曲りがひどく、修正不可能とのこと orz
オイルパン
結局あとから大容量パンつけたんですけどね。
なんでしょう、底に溜まったヌルヌルしたものは・・・。
オイルじゃないし金属粉でもないし水分混入でもないし。謎
添加剤でも入れたのかと問われるが、ボクは入れたことはないですしね。謎。
みんなで首をかしげちゃいました。
燃料系統
問題見当たらず
タービン
再利用できるか見極めるためにリビルト会社に送って診てもらったところ、かなり傷んでるそうでした。
ダメージの原因はブロー時の金属粉が混入したオイルではなく、異常燃焼による排気温上昇だろうとのこと。
ECU基板
キックダウン時の点火補正などについて・・・これはまた後ほど。
【補記】
この店でECUセッティングする際のこと。
大容量オイルパンをつけずに長い登坂で全開にしたら「確実にメタルブローする」と言われる。
しかし、ボクはオイル選び・交換サイクル・温度管理などはしっかりやってるつもりだし、自分のクルマの仕様と用途・自分の運転技量などからして不要であると断った。さらに排気温計の装着を勧められる。たしかに排気温の異常に気付けば早期に不具合に気付けるだろうけど、カリカリのキツキツなセッティングを望んではいないし、そこまでは不要だと思い、これも断った。
大容量オイルパン・・・。そんなこといったらエビス東の最後の登坂で全車メタルブローしてる? 400や500馬力クラスのビッグパワーのシルビアだってたくさんいるのに? う~む。富士本コースなどの長時間横Gかかるセクションや、長時間横向くドリ用途ならわかるけど。でもそこまで断言されると不安になりつけてもいいかなと思ったが、オイルエレメントに干渉してしまってそのときは装着を断念。でも油温が下がることに期待して後日苦労して装着したけど、ボクのクルマの場合ではメーター上の変化はなかったです。
ここのメカニック(共同経営者)にこの疑問をやんわりと投げかけたところ、いきなり顔を真っ赤にし鼻の穴をピグピグさせながら「うちのセッティングは超速いからね!超!超!」って息巻いてました。なにをそんなに興奮してるんだか・・・そんなに超を連呼しなくても・・・; しかも論理性のないオカルティックな言いわけだし(笑) ここは矛盾や疑問には触れず黙ってお布施しなくちゃダメだったのでしょうか(呆)。
とにかく壊れちゃったものは壊れちゃったわけで・・・。
さて、
My エンジン・・・
My シルビア・・・
どうしましょう。
ホントに(悩)
Posted at 2014/12/08 06:54:23 | |
トラックバック(0) | 日記