去年のツーリング中に悪路でフロントパイプを擦ってしまい、巻いてあったバンテージが破れてしまいました。剥がれたバンテージが1メートルくらい垂れ下がってましたが、すぐに地面で擦り切れてそれもどこかにいってしまいました(笑) それからしばらくの間は残った部分をバンドで固定して剥がれていくのを抑えていましたが、性能面でどうなのかはともかくリフトアップするたびに目について気になって仕方ないので巻き足して補修します。
で、作業を始めようとしたところ、フロントパイプがすごく凹んでます。バンテージが破れていない部分なので写真ではわかりにくいですが。アウトレットから出てきて地面に水平になるとこのカーブした部分です。これまでにも何度も擦ったり打ったりして凹んだり歪んだりしてすでにボロボロだったのですが、さらに凹みが増えてます。凹んでいた部分にさらに新しい凹みが。
なんだこれは、身に覚えがないんだが?
いや・・・あった。
先日、高速道路で大きな雪の塊(氷の塊?)が落ちていて跨いだことがあった。前走車の下から突然に雪の塊が現れたとき、「あ・・・;」って。となりの車線にクルマがいたので急回避はせず、跨いだのでした。車体に接触せずに通過できるかどうか微妙な大きさだったので、真正面・中央で跨ぐとミッションやパンに当たってしまうかもしれないから、少し左側にズラして通過させようとしたのでした。で、跨ぎ切れずカシュン!と小さな音と小さな振動が。あらら・・・跨ぎ切れなかったか;
あとで見たらバンパーの下部に軽く塗装割れがあったので、自分の感覚とも一致します。そのときは軽症でよかったよかった、と。
でも、そこからまっすぐ後方にいくとフロントパイプの凹み部分と位置が合います。
ああ~、これだったか;
バンテージを巻き直せば見えなくはなるけど、ときどきスポーツ走行もするからには流速の最も高い部位の大きな凹みを放っておけないです。もう買い換えて新調しましょう。
シルビアはボディ下の突出量がけっこうあります。だからパッと見でそれほど車高が低そうに見えなくても実際はあまりロードクリアランスがないのです。
なので今までと同じシングルタイプを新調してもまたすぐに酷道ツーリングで擦ってしまうのは目に見えてるし、できればデュアルタイプにして車高を稼ぎたいところです。しかしデュアルにすると横幅が広がるので、ミッション側とのクリアランスが気になります。ATはMTよりだいぶ大きいので。
作業中にメーカーに問い合わせたところ、親切にも通常のシングルタイプとデュアルタイプの両方をいまから貸し出してくれるとのこと。親切対応あざーす。それで、あてがってみて大丈夫なほうを買うことに。
結果、今回からデュアルタイプにしました。
前端で二本に分かれ後端でまた一本に戻る造りです。メインパイプの径が小さくなることもあり、おおよそ2cmくらいロードクリアランスを稼げます。ボディ下で2cmは大きいです。
でも二股の分岐部分は構造的にバンテージを巻くのがたいへん; そして取り付け作業時はパイプが二本に分かれて横幅が広くなるので、前端側は工具があてがいにくいです;
いままでのはフランジも歪んでしまっていて、ガスケットを2枚ずつ挟まないと排気漏れしてしまったのですが、今度は一枚ずつで大丈夫になりました。
これまで使ってたATFパンに対しての遮熱板は造りがよくなくてビビリ音が出やすかったり振動や落下物との接触でステーが何度も折れたりしてたので、今回はつけませんでした。パンに面してるパイプ面積が小さくなったし、なくても大丈夫そう。これで様子見します。
助手席下のフロアパネルに面する面積が大きくなったので、むしろそっちのほうが気になります。
あとは通常のシングルタイプに比べると溶接による接合部分が多いので、耐久性が気になるところです。
装着。
装着後の印象。
初期レスポンスが若干向上。予想ではスカスカ気味になってしまうと思ってたのですが逆でした。嬉しい。あと音質が乾いた感じに。
とはいえ、オーナーだからこそわかる微々たる変化量です。
たかがフロントパイプ、されどフロントパイプ。排気効率や特性も大事だけど、地上高も大事。
ではまた。
Posted at 2016/04/26 23:40:06 | |
トラックバック(0) |
メンテナンス | 日記