夜ドラはもちろんだが、朝ドラもけっこう好き。夜の東側からゆっくりと白ばんでいく、その刹那的なグラデーションが好きだ、何度見ても飽きない。先ほどまでの漆黒の闇が徐々に光の中に溶解していき、暗闇の中に姿を消していたいろんなものが浮き上がってきて、自分の走ってきた道の周囲はこんな景色だったのかと感激する。山間地での夜明け時は天気に関係なくいつだって素晴らしいのだ。
しかし実をいうと朝そのものは好きじゃない(笑) それまでのせっかくの静寂が喧騒にぶち壊されていくし、面倒くさい一日がまた始まるからだ。世間でいうところのブルーな気分ってやつか。とくに通勤時間帯になると道路上の往来も一気に増え、忙しない様相となる。あの殺伐とした雰囲気が好きじゃない。そんなに慌てて走るのなら、あと15分早く起きろ。あと15分でいいんだ。いや、それができないまま大人になってしまったやつがいる、まぁ俺のことだが。朝は1分でも多く寝ていたい。もっと時間をくれ。gimme more time!
よって朝ドラが素晴らしいと感じるのは、夜明け時~通勤時間帯が始まるまでの短い間だけだ。だからといって、そのためにわざわざ早起きしてまで繰り出す気にはなれない。だから、深夜ドラのままオールして朝までコースがいい(笑) 深夜ドライブからの朝ドライブ、これが至高。
では先日の
【夜ドラ最高】編の続きです。
某日・某所・某時刻。
ここは別名・日本のチベットと呼ばれる場所。山奥の最深部の急峻な場所にある集落。これでも国道です。リアル酷道。野生動物ともよく出くわします。離合困難な1.0車線なのと駐車スペースが乏しいため、いつも一気に通り抜けざるを得ず、ゆっくり散策したことは無い。往来のない真夜中に来てみたのはよいけれど、うるさいMyシルビアで徘徊するのは非常に気が引ける。やはりささっと通り抜け(笑)
廃校。窓の奥に人の姿が・・・!? ・・・見えませんね。さーせん。
現在は民間の手で再利用されている模様。
だんだん空が明るくなってきました。低い雲に覆われています。この場所の標高も高めなのでいっそう雲を近くに感じます。
集落を抜け、森の中を抜け、見えてきました。またまたでっかい水溜りです。いかにも湿度高そうな光景。霧の中に吊り橋が見えます。
夜が完全に明けるまで湖畔で休憩しながらのんびり過ごします。
流木の量がすごい。そして見た目が汚い(笑) 水位はとても低いです。
鳥がさえずっているだけで、あとは至って静かで平穏ないっときです。
ですが、
麓の駅に向かうのか、走り屋もびっくりするようなほどの速さでかっとんでいくクルマがちらほら。だからあと15分早く起きろtt(ry
山の表面や合間を流れていく雲。
もう完全に夜が明けきりました。夜明けの空気を存分に楽しめました。また移動します。
ここは素掘りちっくな荒々しい内壁でしかも内部で道が分岐するというインディージョーンズ的な名物トンネル。数年前にバイパス道路ができたことで廃道になってしまいました。残念すぎる・・・。
こんな狭くて急な傾斜でも農地利用されてることに驚く。さすがチベット(日本の)。探索魂が刺激されます。突撃~。
名も無き滝。
がーん。通行止めです; 通行止めならもっと手前に表示を出しておいてほしいんですが~。ここまで入り込んでしまってから「はい、残念乙」と唐突に言われてもUターンする場所すらないじゃないの。なわけで、バックギアはいりまーす。ずっとバックで戻ります;
水力発電、どーん!
朽ちた廃屋。中の様子からしてなにかの商店だったみたいです。磨りガラスが時代を感じさせます。
先ほどの場所が見えますね。
まだまだ探索行きます。
数年前の大雪で圧壊したんじゃないでしょうか;
ちょっと険道クオリティになってきました。
おおお!?これは・・・? わくわく(笑) でも残念ながらMyシルビアでは行けなさそうでした。
おおお!? 対岸に戻るショートカット路? 来た険道を戻るのは面倒なのでショートカット路は嬉しいです。
駄菓子菓子、ダートですやん!(笑) しかも路面の草からしてクルマが通ってる様子ではない。その先は急坂みたいだし。これは確実にトラップだろ;
今回は自制心が勝りましたので無難に来た道で対岸の集落に戻ります。いつもは綺麗な川ですが連日の雨で濁ってますね。水位が高いです。
支流を見に行ってみます。清流が濁流と化してました。それでも出撃していく釣り人がいて驚き。
もうこれ以上はMyシルビアでは行きたくない;
麓付近の集落にて。
大正ロマン。以前来たときは火災で半焼してしまったそうで建物の半分がブルーシートで覆われていて痛々しい姿でしたが、修復済んだようです。
次の山へ向かいます。え?まだ行くの?って感じでしょうが(笑)
安心するのはまだ早かった・・・。
to be continued...
ではまた。
Posted at 2016/09/22 23:32:22 | |
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