先月の走行会の際、ブレーキロックを作動させるためのスイッチが壊れました。コース全開走行からパドックに戻ってきて、切り返して駐車するための一連の操作のなかでスイッチを押そうとしたら、ボタンの感触がありません。あれ!?ボタンどこいった???
10年以上使ってきたので運転中はもはや体の一部のような存在です。それが突然に喪失したから最初何が起きたかわからず戸惑いました。いつもは感覚のある中指で押すのですが、うっかり感覚のない薬指か小指で押してしまっているのかな?と自分の手を疑いました。でも目視で確認したらそこにスイッチがありません、ただ穴が開いてるだけです。が~ん。ボタン部分がポロリしちゃったようです。よく探したら足元にボタンとスプリングが転がってました・・・。
中で折れてしまってます。
この位置。
ブレーキロックが使えないと左手をフリーにすることができないのでシフトレバー切り替えができません。仕方ないので右手でブレーキかけて左手で切り替えます; ぐぬぬ、苦しい姿勢です。しかも4点式シートベルトをしたままだと右手が届かないという;
スイッチそのものは汎用品なのですが、同形状・同サイズのものがなかなか見つからず苦労しました。時間かかりましたがようやく入手、しかもまったくの同一品。らっきー。
保険で2個。
スイッチを引き抜いて配線を半田付けするだけだろうから自分でやってしまおうかとも思ったのですが、作業はじめてみたら材料が足りないとか工具が足りないとか想定外のことになってドツボにはまるのが怖い。
そんなこんなでなかなか修理できずにいましたが、ようやくできました。修理完了。作業経過を見たら思っていたよりはるかにたいへんでした。やはり丁寧で繊細な作業をしてくれるプロにお任せして正解でした、自分でやったら確実にドツボにはまっていたことでしょう(笑)
補足。
ここでいうブレーキロックとはパーキングブレーキのようなものです。通常、AT車でシフトレバーをDやRやPレンジなどに動かす際はブレーキペダルを足で踏み込んだ状態でしますよね。それを手元の操作だけで再現するための機能です。ちなみにグリップ本体は自分の手の大きさと形状に合わせ、ジュラコン削り出しで製作した特注品でござる。
以上、一個たった200円くらいの部品のために1ヶ月以上も苦労したっていうお話。
ようやく修理済んで気分すっきりしました。
ではまた。
Posted at 2016/09/24 21:29:08 | |
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